鏡に映った姿はなぜ左右が逆と感じるのか?

・我々はこの世界を上下、左右、前後の3つの方向軸で認識している。
・この3つの方向軸のうち、左右に関しては前後が決まらないと見て認識できないという我々の感覚が、鏡に映った姿が左右逆になっていると感じる原因だとおもわれる。
・たとえば、お茶碗は鏡に映しても左右が逆になったように感じられない。これはお茶碗には前後が無いからである。
・さて、鏡を通常見るように自分の前に置くという状態を取らず、あえて自分の下に置いてみよう。
・するとこの場合、実際の自分と鏡に映った自分は、足の裏を境目に上下反対となっている。
・この場合、鏡に映った自分の姿は上下が反対になっていても、左右は同じであることに気づくと思う。
・ところが、鏡を自分の前に置くと、たちまち左右が逆になっているような感覚に囚われる。
・これは、鏡が我々の姿の前後を逆転させているからである。
・つまり、通常の状態で見る鏡に映った姿の左右が逆に感じられるのは、通常の状態で見る鏡は我々の前後を逆転させて映しているからである。
・ただし、鏡に映った姿を左右が逆になってると感じない人もいるようなので、なかなか難しい問題である。

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