:the controversies of British Imperialism
University of Exeter
Future Learn
受講していたMOOCSのコースを修了しました。
6週間にわたるイギリスの
植民地の歴史についてのコースです。
帝国主義、当時の植民地の生活や、現在にも残る影響、
歴史学的アプローチと地理学的アプローチの違いなど
様々なことを学べました。
week1: Money
week1は主にイギリスの植民地化の背景として
経済的な側面を取り上げていました。
week2:Violence
英植民地支配における暴力性や反帝国主義運動、制空権など
軍事的な話がメインでした。
week3: Race and Religion
植民地支配と人種差別の結びつきについての週でした。
人種差別や民族、宗教を含むオリエンタリズムが
いかに帝国主義の正当化に利用されたかを学びました。
同時に植民地の文化が
いかにイギリス本国に影響を与えたかにも
触れ、面白かったです。
week4: Sex and Gender
一番興味深いトピックスでした。
植民地における性差別問題では
イギリス人と植民地の人間が
性的、または恋愛的な繋がりを持つことが、差別的な構造を
弱める場合もあるし強める場合もあるなと感じました。
フェミニストとしては植民地の女性は女性であることで
二重に差別されていたと思います。
またこの週の内容で、イギリス本国の男性と結婚する為に
イギリスに入国しようとした女性に
virginity testが課せられていた事を知れたことが
このコースを受講して一番の収穫でした。
colonialismとmasculinityの相関性については
ロナルド・ハイアムの「セクシュアリティの帝国」と
マーガレット・シュトローベルの
「女たちは帝国を破壊したのか」の
本が面白かったので、お薦めです。
下にリンクを貼ってあります。
week5: Propaganda
この週はイギリス本国における帝国主義受容についてです。
文学作品におけるポストコロニアル批評が面白かったです。
また当時のインドなどの写真を実際に見て、
それがいかにオリエンタリズムの形成に使われたのかを
考えるという機会も印象的でした。
week6: Power
最終週では脱植民地化と
現在にも残る帝国主義の影響を考察する内容でした。
またこの現在におけるイギリス帝国主義について
assignmentがあり、
私はthe Commonwealthについて書きました。
他の学生へfeedbackを書いたり、
feedbackを貰ったりできます。
英文学を学んだ身としてはポストコロニアル批評、
フェミニストとしては植民地と女性差別を学べて
有意義なコースでした。