レスター大学院修士号取得への道

 

著:安河内 清徳

 

2014年4月 第一刷発行

発行:株式会社風詠社

発売:株式会社星雲社

 

昨日、読了しました。

作者は九州で高校教師として長年働き、

定年後、レスター大学の

TESOL and Applied Linguistics

(英語教授法と応用言語学)の

修士課程に留学します。

本書はレスター大学での1年間の留学記です。

レスター大学は日本では秋篠宮眞子内親王が

大学院留学された大学として有名です。

以前書いた通り、私もこの大学が留学候補校の1つでした。

博物館学と遺伝学の高い評価が良く知られています。

 

本書はコンパクトな量の中に、

大学寮、大学院の授業、イギリス生活、旅行と

分野毎の情報が記載されています。

著者が留学した期間は2008年から2009年なので

大学やレスターの街の情報は少し古くなっています。

それでも書かれている大学院留学生活は

ほぼ今でも変わらないです。

イギリス大学院留学を検討されている方、

レスター大学について知りたい方、

TESOL留学を希望している方には

有力な情報源になる本です。

著者の感想、体験、情報が

よくまとまっていて読みやすいです。

 

著者は英語教師として充分なキャリアを築いた上で、

なお英語教授法について学びを深めたいと思い、

留学されています。

その前向きな意欲、仕事に対する情熱に

感服いたします。

私は全く運動やスポーツをしないので

ジョギングや空手を趣味にされていて

運動を通して人と交流していた事を羨ましいと思いました。

分野は違えど、自分もイギリスに大学院留学し

修士号を取得する大変さを味待っている為、

著者の努力に称賛を共感を覚えました。