長男が夏休み中の2週間

カナダへ語学研修に行ってきた。

入学当初、そのような行事があると聞いて

お金はかかるけど貴重な体験だ と思い

 

彼に勧めると

「オレは行かない」とキッパリ。

本人が興味ないなら仕方ない… と思っていたが

その半月後、一転

 

「友だちが行くから、オレも行くわ」

…友だちが行くから!? と思ったが

理由はどうあれ、本人が興味を持ったのだから

この機会を逃すまい と、急いで申し込む。



すでに一次申し込みは過ぎ

 

定員に達していたが

先生のご配慮もあり、行けることになった。

私自身、留学経験がないので

彼のパスポートを更新したり、書類を揃えたり

すべてが新鮮で、ドキドキだったラブラブ

友だちのお母さんとのやりとりが

 

心強く、助けられたおねがい


長男自身は初めての海外

 

それも2週間のホームステイ。

 

にもかかわらず

 

緊張感もプレッシャーもなく

2日前にようやく荷物を揃えはじめ

荷造りができたのは出発当日の朝だった。

“余裕”というか、“緊張しない”というか

“身構えない”というか、“楽観的”というか

こういうのは私にはないので

 

純粋にすごいなぁ、と思う。

そして彼は、飛び立っていった。





2週間後の夕方、彼は

 

成田国際空港に生き生きした表情で

でも疲れた様子で帰ってきた。

車で迎えに行き、自宅に戻った。

時差ボケか疲れか

 

車内で多くを語らなかったが

食事のこと、ホストファミリーのこと

――家は広くて、自然が豊かだった

――ホストファミリーの友人宅で
  ピアノ「エリーゼのために」を弾いた


など 話してくれた。

「日本はご飯が美味しい」

 

「寿司が食べたい」

「ゆっくり風呂に浸かりたい」
と言い

寿司を買って帰宅後

 

久しぶりの日本食をほおばり

でも、風呂に入らず寝てしまった。



肝心の?語学研修のことは

 

ほとんど話さなかったが

日本ではない場所で過ごし

 

日本語でない言葉を話し

 

日本語が通じない人と交流することで

日本のことが、日本での日常が

 

際立って見えたかもしれない

今まで朝ごはんを

 

食べたり食べなかったりしていたが

帰国以降しばらくは

 

朝ごはんを美味しそうに食べている。
(そのうち、それが普通になってくるだろうけど…)




私は、お土産のメープルクッキーを

ブラックコーヒーと一緒にいただきながら

家族揃ったいつもの生活が

 

始まったことをうれしく思っているニコニコ