「with コロナ」と言われて久しいが
通勤の車内や乗り換えは
「before コロナ」のように日増しに混み
学校も通常に戻りつつある。
習い事も始まって
家族それぞれが
自分の時間で動くようになった。
ふと、自粛のときに
みなで食卓を囲んだ時を
懐かしく思い出す。
すでに遠い過去のことのよう。
あれほど貴重な時間の 貴重な体験が
日々の時間の流れや物事の重なりによって
忘れ去られそうになるのがなんとも悲しく
なんとか留めておきたいと
たびたび思い出してみたりする。
再び自粛生活にならないことを祈りつつ
あの時の家族揃って食卓を囲む時間を
子らが独立するまでに
あと何度過ごすことができるのだろう
と、祈るような気持ちになった。