私にとって大人になってから3回目のバレエの発表会が終わりました。

 

今回は『海賊』の3人の奴隷の踊り『オダリスク』と、『ドン・キホーテ』3幕(抜粋)を踊りました。

 

どれも私にとってはかなりハードルが高く、チャレンジの場の発表会となりました。

 

オダリスク

 

オダリスクはセパレートタイプの衣装でした。クラシック・チュチュではなく、ゆったりしたパンツに頭にはベールをつけます。

 

アラビアンナイトのようでお気に入りの衣装でした。

 

肝心の踊りは・・。細かいミスがいくつか出てしまいました。

 

特に第3バリエーションのラストのピケ・アンディオールで客席の方向へ吸い込まれるように動いてしまって、回数が少なくなりグラグラになってしまったのは悔やまれます。

 

でもコーダでは笑顔も作れて、最後のポーズまで全力はつくせたと思います。

 

終わった後は開放感でいっぱいでした。

 

 

ドン・キホーテ

 

ドン・キホーテ1幕では町娘の役で、扇子を持って12人でセギデリア(スペインの踊り)を踊りました。

 

練習の時は比較的早く振り付けを覚えて他の人に教えたりもしていたのに、当日のリハーサルでは初めてするようなミスを連発してしまいました。

 

本番では気をつけていたのでなんとか大丈夫でしたが、ちょっと冷や汗ものでした。

 

やっぱり前に鏡があるのと客席なのとでは大違いですね。

 

周りでいろいろと演技をするのは結構楽しかったです。

 

2幕の夢の場は、私にとって初めてのコールドバレエ(群舞)でした。

 

ポーズをとって動かないでいるのは想像以上に大変で、体力も精神力も必要です。

 

周りの人と合わせるのも難しく、発表会前は合同練習後に居残りで練習しました。

 

そのかいあって、本番では今までで一番動きをそろえられた感じがしました。

 

3幕では長いスカートの肩出しドレスで、8人で『ファンダンゴ』を踊りました。

 

かっこよく決めようと気合を入れすぎて最初の方でいきなり振りを間違えてしまい、その後はちょっと勢いをつけられませんでした。

 

でも踊りの後半では大きく動けたかなと思います。

 

発表会後

 

3幕通じて舞台上にいる時間が長く、比例して練習時間も多かったため今回の発表会前は本当にしんどかったです。頭も体もギリギリまで使っている感じで。

 

でも発表会後はその分達成感も大きくて、3回目にして初めて「楽しかった」と心から思える発表会になりました。

 

打ち上げの会で早くも次の発表会の話題が出たのですが、「えーっ、もう?」というよりは「早速映像を探して見てみなくては」というずいぶんと前向きな感情が起こって自分でもちょっと意外でした。

 

やればやるほど自分のできていない部分がわかってきてしまって、もっとちゃんと普段のレッスン(基礎)を頑張らなければという気持ちになります。

 

本当に、バレエって奥が深いですね。

 

以上、3回目の大人バレエの発表会感想でした。