先日、バレエカンパニーウェストジャパン第1回公演『First Impression』を見てきました。

 

瀬島五月さんが代表を務める、関西バレエ文化の発展を目指して作られた団体です。

 

今回の公演のメンバーはオーディションで選ばれたそうです。

 

チャコットのメールマガジンで公演のことを知りました。

 

演目が好みだったこと、発表会後で一息ついた頃であること、ローザンヌバレエコンクールNHK放送の解説を務める山本康介さんが振り付けをしていることなどから見にいくことにしたのです。

 

 

『パキータ』

最初の演目は『パキータ』

 

フランス統治下スペインが舞台の作品で、様々なバリエーションが登場します。

 

踊られたのは3幕の抜粋でしょうか。去年の発表会で4人で踊った部分も出てきてうれしかったです。

 

スペイン風のクラシックチュチュ。勢いがありつつもきちんと動きがそろっていて、熱気が感じられました。

 

後半に向かって盛り上がり、最後思いっきり拍手したかったのですが、幕が閉じるのが早くてもう少し開けていて欲しかったです。

 

『ショピニアーナ』

 

次の曲は『ショピニアーナ』 レ・シルフィードの呼び方の方が有名でしょうか。

森の中で空気の妖精たちと迷い込んだ詩人が戯れて踊ります。

ショパン作曲の聞き覚えのあるメロディがたくさん出てきます。

 

スカート丈の長いクラシックチュチュに、背中に羽がついた白い衣装は憧れです。

 

この前の発表会で初めて群舞をやったこともあり、群舞に注目して見てしまいました。

 

どの場面を切り取っても絵画のように美しく、かなりたくさんある様々なポーズや並び方の変化もスムーズでうっとりと見とれました。

 

特に寝転がって片足を持ち上げるポーズは、絶対に苦しいはずの体勢なのに涼しい顔でキープするところがさすがです!

 

 

 

『椿姫』

 

山本康介さん振り付けの新作『椿姫』

 

ピアノの生演奏に乗せて踊られました。フランツ・リスト作曲の曲だそうです。

 

高級娼婦マルグリットと伯爵の息子アルマンの悲恋を描いた物語です。

 

心情やストーリーが伝わりやすい振り付けでした。

 

瀬島五月さんのマルグリットは美しかったです。

 

私としてはもう少し踊りの部分が長い方が良かったです。

 

 

 

ダイジェストというか入門編のように感じました。バレエを見ることにあまり慣れていない人にはいいかもしれません。

 

全体としてあっという間に終わってしまったように感じました。

もう少し見たかった・・。

 

アンケートに答えると先着100名にサイン入りポスターがもらえました。

これはうれしいですね!

 

次回は『ジゼル』をやる予定とのことです。

 

関西のバレエ文化が盛り上がって、もっといろいろな公演が見られるといいですね。

 

以上、バレエカンパニーウェストジャパン第1回公演『First Impression』感想でした。