久志玉比古神社の参道⑩饒速日命の墓(生駒市・上町) に関する記事です。

饒速日命の墓は近鉄けいはんな線の白庭台駅の南2kmにある
生駒総合公園の北,矢田丘陵北部の桧窪山(ひくぼ)の頂上にあります。

白庭台マイマップ

白庭台マイマップ


桧窪山から斑鳩まで続く矢田丘陵のような長く伸びた地形を長層嶺(ながそね)と呼び、
そこの部族の長を長髓彦とも、登美彦とも呼びました。

饒速日命は長髓彦の地でその妹の御炊屋姫を娶って暮らし、
宇摩志麻治という男児をもうけました。 

ブラックバスの池
ブラックバスの池

桧窪山中の道は幾重にも分岐していて整備されていない道もあり要注意です。
低い山なのですが、余り人は通らず山中の道は幾重にも分岐していて
整備されていない獣道が多くあり迷いこんで山から滑ったり、泥だらけになったりと大変でした。

やっと通常の山道に戻れてひと安心すると綺麗な池が現れ,
目の前で女性がブラックバスの大物を釣り上げる瞬間に遭遇してしまいました。

こんな大物を網も無しで一気に引き抜いたのは大迫力でした。

ブラックバス
突然ブラックバスを釣り上げた女性

その後、饒速日命の墓への道標を見つけ、どうにか饒速日命の墓に辿りつけました。

実際の饒速日命の墓への道は赤く塗った天羽羽矢(あめのはばや)の道標が
沢山あり道も整備されているので安心です。

饒速日命の墓(道標1)
天羽羽矢の道標1

火の用心の標識の下にもニギハヤヒと方向を示す矢印が書かれています。
こうした標識が無かったら、道を間違えたと思い引き返して下さい。

饒速日命の墓(道標2)
饒速日命の墓の道標2

小石を積み上げて造った墓で、
山伏塚、または檜窪塚などとと呼ばれていたそうです。

饒速日命墳墓碑
饒速日命の墳墓碑 

白庭台駅の北西1km、白谷垣内集会所の庭や前の池には、
長髄彦本拠の碑や鳥見白庭山の碑などがあります。

長髄彦本拠の碑
長髄彦本拠の碑

白谷垣内集会所の白谷は以下のように記されます。
~白谷なる地名は白庭の遺称にして当初饒速日命が哮峰より
ここに遷りて長髓彦に擁立されし土地~

現在は白庭台住宅が広がる住宅街で白谷から再び白庭台の地名に戻っており、
古代の神話に登場する白庭が現在に蘇った場所です。

鳥見白庭山の碑
鳥見白庭山の碑


饒速日命家系図