【永久保存版】ICLとレーシックの特徴&メリット・デメリットについて

お疲れ様です、じぇいぴーです。(^^♪

この度、2020年7月下旬に、ICL(眼内コンタクトレンズ)の手術を品川近視クリックでしてきました。なんと、両目ともに視力が、0.03➾1.5まで回復しました。

実際の手術の状況がどうだったのか詳しく聞きたい方は、こちらをご覧ください。(参照➾【永久保存版】ICLとレーシックの特徴&メリット・デメリットについて

手術を受ける前に、ICLとレーシックの特徴や、それぞれのメリット・デメリットを品川近視クリニックの先生から聞いて参りましたので、その情報を共有したいと思っております。

先生からの生の声ですので、自分としては非常に勉強になりましたし、かなり理解が深まりました。

私みたいにやってみたい人や、興味があるけど中々一歩踏み出せない方のご参考になればと思います。

※但し、実際にICL(眼内コンタクトレンズ)の手術を受ける際には、自己責任でお願いします!!

ICL(眼内コンタクトレンズ)とレーシックについて

ICLの概要

2019年で一番ICL手術の実績が多い大手の品川近視クリニックに話を聞きに行きました。

そちらのヒアリング内容を基に情報共有します。

価格

品川近視クリニックは、大手がゆえにレンズを安く仕入れられるので手術の価格も安いようです。

紹介割引がない場合は、近視が-5度以上の強度近視の人は通常53万円(紹介割引で50万円)。-5度以下の弱い近視の人は46万円とのことでした。

乱視用のレンズの場合は、+10万円になります。

この2-3年で、症例も増えてきており、10万円以上値段が下がっている模様です。

なお、紹介割引で50万円とした場合、前金で19万を支払って、残りの31万円は5年無金利のローンが組めるので、かなりお得です。(月々5千円×5年間)

手術の可否

レーシックと異なり、強度近視の方でも手術可能です。レーシックの場合は、近視が-6度以下の人は推奨されません。(角膜をかなり削らないといけないので)

手術までのスケジュール

初回検査(3時間程度)の後、19万円の前金を納めてレンズを発注し、手術となります。

レンズに在庫があれば初回検査の翌日~1週間程度で手術は可能ですが、特殊なレンズ(例えば乱視用のレンズ)については、発注から1か月程度かかるようです。

手術後の制限(お酒、お風呂etc)

ICLは術後の対応がレーシックとは違って大変です。1週間風呂、酒禁止ですし、常時保護メガネ着用し、また寝るときも眼帯着用をする必要があります。

お風呂については、顔より下のシャワーはOKですが、洗髪がNGです。美容院で毎日髪を洗ってもらうのはOKです。(自分で洗髪すると目に水やシャンプーが入ってしまうのでNG)

激しい運動も1か月程度することはできません。

ICLの技術的な改善

ICLの技術的な話ですが、レンズの真ん中にhole(穴)を空ける技術(Hole ICL)が導入され、それにより従来までの技術では最大の懸念とされていた「眼圧上昇のリスク」が解消された模様です。

よって、今後視力回復や、その他リスクを低減させるような大幅な技術的な向上はなく、あるとすれば「遠視対応(老眼対応)レンズの導入」くらいとのことでした。

この遠視対応のレンズですが、5年後くらいには出てくるみたいです。仮に、ICLの手術をして、将来遠視になった場合は、現在挿入している近視用のレンズを取り外して、老眼用のレンズにすることもできるみたいです。

ICL手術後の視力低下の有無

手術後の視力低下(いわゆる近視戻り)について、ICLでもレーシックでもパソコンやスマホ等の電子機器を使うことによる視力低下は避けられないとのことです。

よって、ICLで視力を1.5くらいまで治して、その後仮に視力が下がった場合に、レーシックで近視を治すことも一案とのことでした。

つまり、最初にICLで1.5くらいに視力を回復させ、その後、目を酷使したことによって視力が0.8くらいに戻った場合に、レーシックで戻すというイメージです。

視力が0.8くらいの人はレーシックでも、ほとんど角膜を削らなくてよいので、その後複数回レーシックできるだろうとのことでした。

ちなみに、担当の医師の方はICL手術を受けられたようですが、それ以来6年間視力が一切落ちていないようです。現実として、ICLの場合は近視が進むことは少ないようです。(レーシックの方が近視戻りが起きやすい)

ICLの見え方の質

レーシックと異なり、角膜を削らないため手術後の目の見え方がクリアとのことです。

ハローグレア現象、ドライアイの有無

ハローグレア現象、ドライアイは起きにくいようです。レーシックと異なり角膜を削らないので、理論上はハローグレア現象もドライアイも起きないとのことでした。

ただし、夕方や暗いときに、ライトの光の周りに、挿入したレンズの輪が薄く見えるとのことです。手術者の内7割程度が見えるとのことですが、たいていの人は直ぐに慣れて気にならないとのことです。

過去の実績として、定常的に暗い場所で仕事をする方が、『絶えずライトの光の周りに輪が見えるとのことで、仕事がし辛くて困った』との相談があったとのこと。(症例は1件)

眼にレンズを入れることによる異物感の有無

眼の中にレンズを入れるので、異物感がないか私は不安でしたが、異物感は全くないとのことでした。

身体に馴染む樹脂やシリコンの合成でできており、レンズの劣化もないため永久的に装着可能とのことでした。

手術後目に不具合が出た場合

万が一、目やレンズに不具合があった場合は、レンズを手術で取り外し可能とのことです。

乱視の矯正

次に、乱視の矯正についてですが、効き目(検査で自分の効き目が分かります)に強度の乱視があれば、乱視用のレンズを挿入して、矯正する必要があるようです。

自分の場合は効き目(検査の結果右目でした)には乱視がなく、効き目じゃない左目に乱視がありましたが、乱視度数は1程度(軽度)でしたので、特に乱視を矯正するほどのレベルではないとのことでした。

もし、乱視度数が2以上になると乱視が強いので、乱視用のレンズを検討する必要があるみたいです。

ただし、ICLで乱視を強制するのはリスクがあるようです。乱視の場合はレンズがラグビーボールのような楕円の形状になっており、眼の中に入れると通常のICLのレンズと比較すると、目の中でずれるリスクがあるとのこです。

よって、強度の乱視の場合は、まずICLで近視を治して、その次に乱視だけレーシックで治すような複合手術が推奨される模様。

乱視の場合は、レーシック手術において、角膜を大して削らないので目に対する負担は少ないとのことです。

レンズの耐久性

レーシックは、皮膚の表面を削る手術で、ICLは目の中の手術となります。よって、なにか目に衝撃があったりした際のリスクとしてはICLの方が大きくなる模様です。

つまりは、ボクシング等の顔や頭に衝撃を受けるスポーツは、ICLをした場合はできなくなりますので注意が必要です。(※レーシックでもボクシング等の頭部に衝撃を受けるような激しいスポーツは推奨されません)

レーシックの概要

ICLの説明を聞く際に、レーシックの話も併せて簡単に伺いましたので共有させて頂きます。

価格

1番安くて27万円程度です。ある程度、切開時の熱量を少なくすることで眼の細胞への負担を減らす手術にする場合、36万円-42万円程度です。(36万円の手術が、レーシック手術の中では、1番品川クリニックで施術が多い模様です)

ただし、ICLと違ってローンを組むことはできません。

手術の可否

角膜の薄さで治療できるか否かが決まります。なお、角膜の薄さ、厚さは生まれつきなので、コンタクト使用頻度が多い等いよる影響はほとんどないようです。

度数-6以上の近視の場合は、ある程度角膜を削る必要があるので、レーシックは推奨されません。つまり、近視が強い人ほどレーシックができる可能性が低くなります。

手術までのスケジュール

初回検査当日にそのままレーシック手術可能です。

レーシックの技術的な改善

技術的には今後、大幅な向上がないほど進んでいるとのことです。

レーシック手術後の視力低下の有無

近視に戻る可能性がICLよりも高いようです。そうなったとしても角膜の厚さが一定以上あれば、再度レーシックをすることは可能です。(標準的な角膜の厚さの人は、人生で2回程度可能なようです)

レーシックで角膜を削って薄くすることで、角膜の強度が下がり、角膜が眼圧に耐えられずに、角膜が屈折することで近視に戻るという理屈のようです。

つまり、強度近視の人ほど角膜を削るため角膜の強度が下がり、近視に戻りやすくなります。

品川近視クリニックでは、薄くなった角膜が眼圧に耐えられるように増強する手術(角膜強じん手術)も実施しており、レーシック希望で近視戻りを懸念される方はそちらも併せて検討するのが良いようです。

レーシック+角膜強じん手術でトータル55万円程度になります。レーシック+角膜強じんを併せてLEXT(レクスト)と呼ばれています。

なお、品川近視クリニックはレーシックの実績は17年間あり、全体の手術者の内でメガネが必要なレベルまで視力が落ちた人は全体の3-5%程度とのことです。(但し、それ以外の人も病院に来ていないだけで、ある程度視力が落ちている可能性は否定できないとのこと)

つまり、近視戻りが起きやすいと言えども、17年間でメガネが必要なレベルにまで視力が落ちていない人が95%以上いるようです。

レーシックの実績は55万人であり、両目で考えると100万以上の実績からの数値なので、高い信頼性があるとのことです。

ハローグレア現象、ドライアイの有無

ハローグレア現象やドライアイが起きやすいです。レーシック後にそのような症状が出てしまった場合は、手術前の元の状態に戻せません。

ただし、10年前と比べて大幅にレーシックの技術は向上しており、ハイグレードな手術を選択すれば、リスクを下げることができるとのことです。(36万円-42万円程度)

ICLとレーシックのメリット・デメリット

これら品川近視クリニックの先生からのヒアリング内容をもとに、私が感じたICLとレーシックのメリットとデメリットを簡単に纏めたいと思います。

ICL

メリット

  • レーシックよりも目の見え方の質が良好。
  • 角膜を削らずに残すことができる。
  • 目やレンズに不具合があった場合は、レンズを手術で取り外し可能。(可逆性)
  • ハローグレア現象、ドライアイは起きにくい。
  • レーシックと違って、近視に戻ることは少ない。(いわゆる近視戻りになりにくい)
  • 価格はレーシックよりも高いが、前金19万を差し引いた残り31万円を、5年間無金利ローンで支払うことができる。(月々5千円)

デメリット

  • 夕方や暗いときに、ライトの光の周りに、挿入したレンズの輪が薄く見える。
  • ICLで乱視を矯正するのはリスクがある。
  • ボクシング等の顔に衝撃を受けるスポーツは禁止。
  • 価格がレーシックよりも高い。
  • ICLは術後の対応が面倒くさい。(1週間風呂、酒禁止。保護メガネ着用、寝るときも眼帯着用など)
  • レーシックよりも手術の実績(年数、症例)が少ないので将来的にどうなるのか不透明。
  • レーシックよりも手術の難易度が高い。(とは言えども白内障の手術と同じなので、昔から手術方法自体の実績は豊富)
  • 先端恐怖症の人は難しい気がする。(レーシックはレーザーで角膜を削る手術方法だが、ICLの場合は機械を目に当てて、レンズを挿入する手術方法のため)

レーシック

メリット

  • 手術までのスピードが早い。(検査当日に手術可能)
  • レーシックよりも手術の難易度が低い。
  • 手術後の制限がICLと比べて少ない。(保護メガネ、お酒、お風呂、スポーツ等)
  • ICLよりも価格が安い。(※但し、レーシック+角膜強じん手術は55万円になるので、その場合通常の近視用ICLの方が安い)
  • 先端恐怖症ではない人でもできそう。
  • ICLよりも手術の実績(年数・症例)が豊富。

デメリット

  • 強度近視(-6度以上)の場合は手術が受けられない、または推奨されない。
  • 軽度近視(-6度以下)であったとしても角膜が薄いと手術が受けられない。
  • 手術後に視力が低下するリスクがICLよりも高い。
  • 角膜を削るので見え方の質がICLよりも低い。
  • ハローグレア現象、ドライアイになるリスクがICLよりも高い。(グレードアップ版の36万円-42万円の価格帯のレーシックを選択すればリスクを下げることができる)
  • 削った角膜は元に戻せない。
  • ICLとは違って、ローンを組むことができない。

ICLもしくはレーシックが推奨される人

これまでの話を踏まえて、ICLもしくはレーシックが推奨される人について簡単にまとめてみました。参考にしてみてください。

ICLが推奨される人

  • -6度以上の強度近視の人
  • -6度以下の軽度近視でも角膜が薄い人
  • 先端恐怖症ではない人
  • 効き目に強度の乱視がない人(一応、乱視用レンズでもICLは可能)

➾効き目に強度の乱視がある人は、近視用レンズのICL+乱視だけをレーシックで治すのが理想。

  • ICLの手術後の制限(保護メガネ、お風呂、お酒、スポーツetc)に耐えられる人
  • ハローグレア現象、ドライアイのリスクを極力下げたい人
  • 近視戻りのリスクを極力下げたい人
  • 見え方の質を少しでも高めたい人
  • ボクシング等の頭部に打撃を受けるスポーツをしていない人、今後もしない人
  • 夜真っ暗な環境でパソコンを仕事で触らない人(光の環っかが見える現象は、ほぼ必ず発生するので)
  • 目に異常があった場合に、元の状態に戻せる余地を残したい人
  • レーシックよりも手術実績(年数・症例)が少ないことを厭わない人
  • 角膜を削りたくない人

レーシックが推奨される人

  • -6度以下の軽度近視の人
  • 角膜の厚さが十分にある人
  • 先端恐怖症の人
  • 効き目に強度の乱視がある人(ICLでも乱視レンズで一応対応可能ではある)
  • ICLの手術後の制限(保護メガネ、お風呂、お酒、スポーツetc)に耐えられない人
  • ハローグレア現象、ドライアイのリスクをあまり気にしない人(レーシックした人全員が必ずなるわけではないので、リスク許容度が高い人)
  • 近視戻りのリスクを気にしない人(仮に視力が低下した場合は、コンタクトかメガネ生活でも良いと考えている人)
  • 見え方の質にそこまでこだわらない人
  • ボクシング等の頭部に打撃を受けるスポーツをしている人、今後する可能性がある人(格闘家用のレーシック手術があります)
  • 夜真っ暗な環境でパソコンを仕事で触る人(ICLだと光の環っかが見える現象は、ほぼ必ず発生するので、人によってはストレスになる可能性があると思います)
  • ICLよりも手術実績(年数・症例)が多い方が安心だと感じる人
  • 角膜を削ること自体は厭わない人

さいごに

いかがでしたでしょうか。

ICLとレーシックの内容をそれぞれ聞いてみて、自分なりにメリット・デメリットを整理してみました。また、それぞれ推奨される人も纏めてみました。

眼の手術ですので、不安かと思いますが、こちらの情報が少しでも参考になりますと幸いです。

なお、私は結果としてICLの手術を選択し、経過は良好です。本当にやってよかったと思っています。また、手術をしてみた感想はこちらのブログにまとめていますのでご覧ください。(参照➾実録!品川近視クリニックでICLをやってみた感想!

現場からは以上です。(^^♪

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ABOUT US

別称コミカルおじさん。人を笑わせたり楽しませることが好き。M-1グランプリ2018/2019出場経験あり。世界55か国訪問。学生時代はヘルシンキ大学交換留学や、トルコで海外教育インターンシップに従事。某日系メーカーに勤務しながら、米国公認会計士(USCPA)を取得。2020年3月より一般社団法人(教育事業)の副代表理事としても活動中。