こんな日も朝から“通常通り”な人々

大台風接近中。

皆様、ご無事でしょうか・・・

本日のクラスは全て休講です。

昨日電話連絡網がきました。

この仕事で5年目になりますが

こんなことははじめてです。

各地各所の備えが

功を奏しますように・・・

＊

今朝は大雨の中

パンを買いにいきました。

自宅から

徒歩5分ぐらいのお店。

レインコートがないので

全身ずぶ濡れ。

いつも金曜日に買うのですが

昨日行ったら、

商品棚がガラガラ。

　はぁ・・・

確かに備えは大事だけどね。

するとお店の方が

「今日はこのあと

　クリームパンが焼けるぐらいです。

　でも明日は朝から通常通り開店して

　早く閉めますんで。」

そういって私をじっと見つめる。

日頃、甘いパンではなく

食事パンを買うのを察しての言葉。

っていうか

　明日は朝から通常通り？

もうそう聞くとなんだか

いてもたってもいられず

駆けつけたのでした。

通りには誰もおらず

それでもお店に着くと

軽装の男性が一人、

大きな袋を持って出てきました。

8時前だったのに

商品棚は

すでに出払った感。

　昨夜遅くなって

　今日食べるものまで

　買えなかった人もいるもんね。

そして入店した私に

店員さん、うなづく。

なんだろううなづくって。でもわかる。うん、それでいい。

しかも

「今日来てくださったお客様に

　プレゼントでラスクを差し上げてるんです。

　レーズンとほうじ茶、

　どっちがいいですか？」

泣ける・・・

↑ほうじ茶を選びました。レーズンパン買っちゃったから・・・

ちなみに

家路につくと

向こうからゴミの収集車が。

こんな朝なのに

“通常通り”の人々には

とにかく頭が下がります。

＊

本当なら

私もこの大台風の中、

お仕事に向かうはずでした。

今回の休講の決断は

各施設とても迅速で

今までにないことです。

以下、芥川舞子先生のFacebookから引用。

天候不順によるイベントやレッスン開催の有無決定は、長いことこの仕事(ヨガの先生)をやってきた中で、ずいぶんと悩まされたものだ。

 

かくいう私も、「1人でも来てくださる人のために、出来る限りのことをしよう」などという運営会社からの指示により、大雪の中とんでもない目に遭いながらヨガスタジオに出勤したこともある。1度ではない。

 

（中略）

 

まず行く人たちに聞きたいよ。
悪路の中、危険を負ってまで行く必要がどこにあるの？
家にいようよ。ってか、そんなにヨガしたいなら家でやろうよ......。

 

そして迎える人たちに聞きたいよ。
本当に相手を想っているならば、相手のニーズに応えるのではなく、本当の意味で相手のためになることを提供する必要があるのでは？

平穏を求めてヨガするために危険を負って行くことの意味のわからなさよ......。

 

本当に、「通うことで元が取れる」という発想は大変だ。

 

というわけで、お客様もしくは生徒さんにお願いです。
こういう時は行かないことを早めに決めてあげてください。
誰も来なければ、スタッフや講師が危険な中で出勤しなくて済みます。

 

そして、スタジオ運営スタッフや講師やインストラクターの皆さんにお願いです。
こういう時はレッスン開催の中止を早めに決めてあげてください。
誰もいなければ、お客様や生徒さんが危険な中で行かなくて済みます。