どんな家庭もそれぞれ、
人には言えない悩みや苦労がある。
というのは、
中国語の諺で、
☆家家都有本事難念的經
（Jiā jiā dōu yǒu běnshì nán niàn de jīng）
と言います。
家家というのは、
それぞれの家庭。
難念的經というのは、
読むことが難しいお経
という意味ですが、
ここでは
悩みとか問題のことを
表します。
それぞれの家庭に
読めないお経がある。
この諺に隠された意味。
それは、
どんなに順風満帆で、
幸せそうにに見える人だって、
実は、
みんなそれぞれ、
人知れず、
様々な悩みや苦悩を
抱えながらも、
精一杯、一生懸命、
毎日を過ごしている。
そして、
その幸せに至るには、
色々な過程が
あるものだ。
だから、
人と比べたり、
羨んだりしないで、
今与えられている
沢山の幸せがあること
に気が付こう。
それに気が付いたら、
自分のペースで
前に進んで行けるから！
という、
昔の人からのエール,
励ましなんだと思います。
中国語の諺って、
ホント意味が深いなあーと思います。
２０年前、
中国に留学をしていた当時は、
諺とか、詩を勉強しても、
若かったせいか、
ただ単に、
へえ～、そうなんだ～。
くらいにしか、
思っていませんでした。
でも、今は、
年を重ねた分だけ、
深く感動出来たり、
身をもって理解できる。
大人になってからの勉強。
記憶力は衰えていて、
なかなか覚えられ
なかったりするけれど、
それを上回る喜びがある。
と確信しています。
私が、
中国語を初めて学ぶ人
のために、
個人レッスンを始めよう
と思った理由の一つ。
それは、
そんな喜びや発見を
誰かと一緒に分かち合いたい。
そう思ったからなんです。
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