今日も天使の喜ぶ生き方を!
Rayです。
読んでくれてありがとう。
Dr.パルナサスの鏡 (字幕版)
300円
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ジョニーは数分だった。
セクシーな一瞬を堪能しました。
(スパロウ船長寄りのね)
ヒースレジャーがこの映画の撮影中に亡くなってしまい、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人が、ヒースの代役としてテリーギリアム監督に協力したとか。
友達思いなところがジョニーらしいね。
その四人で一人を作り上げたところが、この映画の不思議感をアップさせてて、偶然の産物とは思えない。
映画の内容は不思議。
監督の思惑は、創造性への愛と、
間違ったスピリチュアルへの皮肉ってところかな。
パルナサス博士は、
人をイマジネーションの世界に導く力を持っているのに、
いつも悪魔と戦っていて、
スピリチュアルな知識に振り回されてるの。
タロットカードだったり、
メッセージやサインにこだわったり、
あとは、何かっていうと選択肢が出てくる。
「選ぶだけ」ってやつね。
でもパルナサス博士は、
それらのツールに頼って自分を生きてないんだよね。
いつも不安定で、自分で決められない。
今のスピリチュアルブームへの皮肉だよね。
スピ知識に振り回されてる時点で、
スピリチュアルな生活をしていない。
結局現実に振り回されてるんだよね。
スピリチュアルなツールや知識はさ、
自分のスピリット(魂)が
肉体を乗りこなすために、
ヒントとして使うならいいけれど、
それに頼ってしまうと、
自分のスピリットを生きていることにならないのよね。
例えば、タロットカードは出た絵柄に意味を与えるのは自分じゃないと、意味がないのだよね。
カードを引いた時に何を感じるかが大事なわけ。
サインやメッセージも自分の受け取り方で意味は変わる。
人に「どうゆう意味ですか?」って聞くものじゃない。
自分がどう感じるかを感じるのだ。
選択もそう。
選択しない選択肢もあるってことに気づけなくなったら、縛られてる。軸が自分じゃないんだよね。
そして、この映画のキーマンが悪魔なんだけど、
悪魔はいつもバルナサスについてまわる。
彼に選択をさせるのはいつも悪魔。
パルナサスは悪魔を毛嫌いしてるのだけど、
実は悪魔の提案のおかげで、
彼はこの世の喜びを体験しているんだよね。
呪縛からの解放だったり、
結婚だったり、
金銭的な成功(一時的だけど)だったり
悪魔の提案は、実は愛だったりするの。
ラストシーンも悪魔のウインクで終わるの。
実は悪魔じゃなくて天使なのかもねって思わせる。
私たちは正義や正しさで縛られている時、
それを冒すものを悪魔のように感じるもの。
でも悪魔の誘惑に乗ってみると、
実は天国を体験できたりするんだよね。
テリー・ギリアム監督は素晴らしいね。
独特の世界観で愛を表現されている。
明日はテリーギリアム監督で、
ジョニーが出てくるもう一つの映画を見よう。
ジョニーが波平ハゲなの!
見るのをためらってたけど、
せっかくギリアム監督作品なので、覚悟しよう。