若き いけばな作家たちへ
今日7月23日は
二十四節気で最も暑いとされる
<大暑>
期間は今年は7月23日から8月6日まで
この期間の風物詩としては
打ち水なんかがあって
打ち水イベントが開催されたり
(大阪でも今週末あります→梅田打ち水大作戦)
花火大会もこの期間が多いですよね
暑中見舞いもこの期間に出します
これを過ぎると
夏休み中であっても暑さがもっと過酷になっても
<暦の上では>残暑見舞い、になるのです
こんな日本の暦のことなんかも
いけばなの稽古をしてると
雑談で出てくるので自然と知識が身につきますネ
8年前に刊行されたこの本
後書きがよいですよ、と
勧めてくれた方がいて購入し
ことあるごとに開いては読んでいた
松田隆作さんが執筆されている
ここにこんな一文があります
自国の文化を知り、誇りを持たない限り、
いくら海外のことを勉強してみても
自分のものにはならない
そして私は貴方たちに問いかけてみたい
この先にも問いかけは続き
もっともっと聞きたいことがある
と綴っています
一人で着物を着られますか
きれいにお箸を使えますか
今、この記事を読んでいらっしゃる
貴方はできますか?
この話をある友人にしたところ
着物を着ることを教えるのも
お箸をきれいに使うことを教えるのも
家庭じゃない。
義務教育でしょう。
どちらも日本の文化だもの義務教育で教えない国が悪い。
教えてもらえなかった私たちは何一つ悪くない。
ぬぬぬ、じゃぁ文部科学省にお手紙書く?
読んでくれるかしら?
ゴミ箱にポイっじゃない
だって
小学生に英語教えることに張り切っちゃってるじゃない
松田隆作さんも
貴方たちを責めているわけではない
と綴っています
ただし
自国の文化をどのように認識しているのか
と問いかけています
松田隆作さんは
-若きアーティストたちへ-
と語っていますが
わたしは 敢えて
-若き いけばな作家へ-と、しました
少し前に読んだコラムに
日本文化は廃れていくだろう
そして一番最初になくなるのはいけばなだと
断言しているのを見てしまい
そこまで断言する人が出てしまうくらい
ことは深刻なのだと再度痛感しました
いつかまたブームは来るだろう
(そのブームは絶対来るの?いつ来るの?)
誰かがやってくれるだろう
(誰かってダレ?)
それでは手遅れになるに違いない
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