● 北米トヨタのハイブリッドミニバン、初のスポーティグレードを設定…新型シエナ | エコカーブログ [eddie-k's eco_car blog]    

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トヨタ自動車の米国部門は、新型 『シエナ』 (Toyota Sienna) にスポーティグレードの 「XSE」 を設定すると発表しました。
 
シエナは主に、北米市場で販売されているミニバンです。 初代シエナは1997年、『エスティマ』 の後継モデルとして登場しました。 エスティマよりもひと回り以上の大型ボディが特徴となっている。 シエナは 『カムリ』 のプラットフォームをベースに開発されてきました。 今回の新型が4世代目となるモデルです。
 
 
◆アグレッシブなフロントマスク
トヨタ新型シエナは、米国でのラインナップにスポーティグレード「XSE」が設定されている。シエナにXSEが設定されるのは、今回の新型が初めてとなる。 XSEグレードでは、ミニバンとしては従来にないレベルの興奮、スポーティさ、ドライビング体験を実現することを目指したという。フロントグリルは、標準グレードでは横基調デザインだが、XSEでは、メッシュパターンを採用し、アグレッシブなフロントマスクを構築する。
 
 
足元には、ダーク仕上げの20インチの5本スポークアルミホイールを装着した。リアバンパーのアンダー部分は、メッシュ仕上げとしている。 大径 の20インチアルミホイールは、シエナとしては初の装備となる。タイヤは、P235/50R20サイズを組み合わせている。 また、ドアミラーカバーやルーフレール、リアの車名エンブレムなどは、ブラック仕上げとなっている。
 
 
◆SUVと競合できるようなハンドリング性能が目標
高強度の「TNGA」の「Kプラットフォーム」をベースにしたジオメトリを最適化したTNGA-Kプラットフォームを採用しており、ボディ剛性を高め、リアのトレーリングアームマルチリンクサスペンションと組み合わせることにより、高ハンドリング性能を追求した。 トヨタによると、新型シエナが、すべてのSUVと競合できるようなハンドリング性能を目指したという。
 
 
また、ノイズの室内への侵入を防ぎ、ステアリング、フロア、車両構造全体の振動を徹底して抑えたそうだ。 広範囲に効果的に配置された防音材やボディシーラントが、騒音をさらに抑え込むという。TNGA-のKプラットフォームをベースにする他のトヨタ車と同様に、新型シエナには、キャビンの静粛性を保つさまざまな対策が施されている。 とくに、トヨタのエンジニアは、会話が行われる周波数でのノイズの低減に重点を置いたという。
 
 
XSEグレードの2列目シートには、スーパーロングスライド機構が付いたキャプテンシートを装備し、乗車定員は7名とした。 シートはグレーのツートン仕上げで、このシートやダッシュボードなどには、赤いステッチが添えられる。
 
 
◆ハイブリッドは4種類の走行モード
パワートレインは、全車がハイブリッドとなり、2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンに2つのモーターを組み合わせ、ハイブリッドシステム全体で243hpのパワーを引き出す。 予想燃費は複合モードで17km/リットル。 トヨタによると、クラスをリードする燃費性能を備えているという。 オプションで、「エレクリック・オン・デマンドAWD」 と呼ばれる4WDが選択できる。 前輪をエンジンとモーター、後輪をモーターで駆動する4WDだ。
 
 
通常走行はFFを基本とし、滑りやすい路面などで追加のトラクションが必要な場合、瞬時に後輪を駆動し、4WDとなる。 前後の駆動トルクの配分は、100対0から滑りやすい路面での20対80まで、路面や走行条件によって変化する。前後のトルク配分は、マルチインフォメーションディスプレイに表示される。
 
 
また、このハイブリッドAWDシステムは、アンダーステアを低減することにより、コーナリングの俊敏性を高め、新型シエナのハンドリング性能を向上させる。 走行モードは、EV、NORMAL、ECO、SPORTの4種類。 NORMALモードは、日常走行に最適。 SPORTモードは、ハイブリッドシステムからのブーストを得て、加速のレスポンスを向上させる。 ECOモードはガソリンとバッテリーを最も効率的に使い、走行距離を伸ばす。EVモードは電気のみで低速走行できる。
 
 
ドライバーは、シーケンシャルシフトを使用して、シフトダウンもできる。 これにより、回生ブレーキが段階的に作動する。 ハイブリッドシステムは、ドライブトルクを細かく制御して、加速と減速時のピッチとダイビングを抑制し、乗り心地を向上させるという。
 
 
◆第2世代のトヨタ・セーフティ・センス2.0を標準装備
新型シエナには、第2世代の 「トヨタ・セーフティ・センス2.0」 が標準装備されている。 トヨタ・セーフティ・センス2.0は、歩行者検知と夜間の検知機能を備えたプリコリジョンシステム(PCS)を採用する。 全速度域対応のダイナミックレーダークルーズコントロール、ステアリングアシスト付きのレーンディパーチャーアラート、レーントレースアシスト、自動ハイビーム、道路標識アシストもセットされる。
 
 
歩行者検出機能を備えたプリコリジョンシステムは、特定の緊急状況でドライバーが時間内に反応しない場合、自動ブレーキが作動する。 プリコリジョンシステムは、前方の車両を検出するだけでなく、夜間に自転車や歩行者を検出することもできる。 リアクロストラフィックアラート (RCTA) を備えたブラインドスポットモニター (BSM) も、全車に標準装備されている。
 
 
また、各種装備も充実しており、ハンズフリー・テールゲート、ハンズフリー・スライドドア、ステアリング・ヒーター、デジタル・リアビュー・ミラー、ヘッドアップ・ディスプレイなどを選択することができる。 さらに、従来型でも人気のあったオンボード・バキューム (車載掃除機) も用意されている。 なお北米トヨタは、ハイブリッド車ではプリウス、RAV4、カローラ、カムリ、アバロン、ハイランダー、そして同時発表されたヴェンザなどをラインナップして、マーケットでの車種充実を図っている。
 

 

 

【 2021 Toyota Sienna virtual automaker walkaround の動画はこちら 】

https://www.youtube.com/watch?v=-bwcOxWM5-U

 

 

【 2021 Toyota Sienna XSE の動画はこちら 】

https://www.youtube.com/watch?v=S6Mqx58pPdU