● ゴードン・マレー T.50 詳細を世界初公開、スーパーカー定義を書き換え、再び神話となるか? | エコカーブログ [eddie-k's eco_car blog]    

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『Gordon Murray Automotive』 を率いるゴードン・マレー氏はマクラーレン F1などを手がけたカーデザイナー。 T.50はマレー氏の50年のキャリアと50番目のデザインであることを意味して名付けられたクルマだ。
 
 
そんなゴードン・マレー オートモーティブ(GMA)が2020年8月4日、ついに最新作「T.50」の全貌を世界に初公開した。100台限定生産のミッドシップスポーツは、2022年1月より英国のGMA生産拠点で製造を開始する予定で、その車両価格は税抜きで236万ユーロ(約3億円)という。
 
 
搭載されるエンジンは自然吸気のV12。車体中央にドライバーを据え、その左右にパッセンジャーを座らせる3シーターレイアウト。6速MT、バタフライドア、1トンを切る車重。ボディ後端に配された400mmの巨大な「ファン」…?
 
 
ゴードン・マレーが手掛ける21世紀に作られたスーパーカーは、「これまで作られたスーパーカーの中で、最もピュアで、軽く、ドライバー中心のクルマを目指して開発、設計された」。
 
 
◆1万2100rpmまで回る自然吸気V12エンジン
T.50のボディ全長は4352mm、全幅1850mm、全高1164mm、ホイールベースは2700mm。 モノコックタブ、ボディパネル、シャシーはカーボンファイバー製で、車内のありとあらゆるパーツは中空ないしはトラス構造となっており、車重はたったの986kg(乾燥重量957kg)に抑えられている。
 
 
1トンを切る車体の原動力は、コスワースと共同開発した65度V型12気筒自然吸気ガソリンエンジン。排気量は3994ccで、最高出力663ps/1万1500rpm、最大トルク467Nm/9000rpmを発生する。ガルウイングのフード下に収まる単体重量178kgのV12は、レブリミットの1万2100rpmまで抜けるように吹け上がるそうだ。サーキット走行も見据え、ギヤ駆動にドライサンプ方式を採用している。
 
 
ハイブリッドやターボは一切採用していないが、レスポンスを最大限に高める48Vのスターター兼ジェネレーターだけは搭載されている。これが車体後部のファンを稼働する役割も担う。
 
 
◆チタニウム製ギヤスティックを据えた6速MT
車体中央に据えられたコクピットでドライバーが操るのは、5速までクロスレシオ化した6速マニュアルトランスミッション。目の前ど真ん中に120mm径のアナログタコメーターが収まり、針はアルミニウムの削り出しとなっている。クラスター左右には最小限のダイヤル式ロータリースイッチを6個配している。左側の一番上に据えたのが、自慢の「空力システム」を切り替えるスイッチだ。
 
 
ドライバーが右手を差し出す先には、繊細なチタニウム製ギヤスティックが長く伸びている。ボルトがむき出しになったコンソール上にもタッチパネルの類は見当たらず、キャビンにはドライバーが直感的に操作できる物理スイッチのみが存在する。足元には、左からアルミニウム製のクラッチペダルとブレーキペダル、そしてチタニウム製のスロットルペダルが並ぶ。
 
 
◆ホイールはセンターロック式を採用した足回り
サスペンションもコンベンショナルなダブルウィッシュボーン+コイルスプリングを前後に配備。タイヤはミシュランのパイロット スポーツ 4 Sで、フロントが235/35R19、リヤが295/30R20サイズを履く。モータースポーツ由来のセンターロック式を採用している。ブレンボ製カーボンセラミックのブレーキシステムはディスク径が前370mm(6ピストン)×後340mm(4ピストン)という構成だ。
 
 
空力性能を徹底追求したボディは、余分なエアロパーツを可能な限り排除している。リヤのツインスポイラーとテールに据えた巨大ファン、アクティブディフューザーの調整により、「オート」、「ブレーキ ブースト」、「ストリームライン」、「V マックス ブースト」、「ハイダウンフォース」、「テスト」、の6モードへ切り替えられる。
 
 
◆最も偉大なアナログタイプのドライバーズカー
ゴードン・マレーは、T.50を 「最も優れたアナログタイプのドライバーズカー」 を目指して開発したと語る。 プレス向け資料のドライバーアシストの項目にはESP、ABS、低速時パワーアシストステアリングのみが記されている。
 
 
同氏のプレスリリース・コメントでは、「毎日、私のビジョンを共有されることになるのは、ちょうど100人の顧客の皆様です。 マクラーレン F1の手法をあらゆる面で磨き上げて開発、製造したマシンです。 当初の設計段階からもう30年、技術やシステムは進化しました。
 
 
それらのノウハウを使い、最も優れたアナログのドライバーズカーを作るべきタイミングが今だったのです。 他に作れる会社はきっとありません。 この英国製スーパーカーの生まれるときこそ、私にとってもっとも誇らしい瞬間となるでしょう」 と述べた。
 

ゴードン・マレー オートモーティブ T.50 【主要諸元】
 ・ボディスペック:全長4532 全幅1850 全高1164mm
 ・ホイールベース:2700mm
 ・トレッド:フロント1586mm リヤ 1525mm
 ・車両乾燥重量:957kg
 ・エンジンタイプ:V型12気筒DOHC自然吸気
 ・総排気量:3994cc
 ・最高出力:663ps/1万1500rpm
 ・最大トルク:467Nm/9000rpm
 ・レブリミット:1万2100rpm
 ・トランスミッション:6速MT
 ・駆動方式:RWD
 ・サスペンション:前後ダブルウィッシュボーン
 ・ブレーキ:前後カーボンセラミックディスク
 ・タイヤ&ホイール:前235/35R19 後295/30R20
 

 

 

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【 Gordon Murray Automotive T.50 | Top Gear の動画はこちら 】

https://www.youtube.com/watch?v=K4EIYQ6fkG4

 

 

【 Global Premiere of the GMA T.50 の動画はこちら 】

https://www.youtube.com/watch?v=DGw2NDgERgI

 

 

【 T.50 Supercar Announcement by GMA の動画はこちら 】

https://www.youtube.com/watch?v=o3dJciP5yP8

 

 

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