先日のこと。
いつもは遊歩道や車がほとんど通らない住宅街をお散歩しているけれど、その日は銀行に用があってお散歩がてら行くことにしました。
世田谷区の中でもわが町はとくに一方通行が多くて、車は一度入ったら出てこれない樹海と呼ばれているそう。
その一方通行の道が両側にある高架下あたりで、まめタロウさんがウンウンしました。
いつもウンウンを拾う時はまわりに気をつけて拾っているつもり。
拾うことに神経がいってしまいがちだけれど、拾っている横を自転車がけっこうなスピードで通ることも少なくないので気をつけている。
拾う時はリードを左腕に通してその上からお散歩バックをかけて抜けないようにして右手でウンウンを拾う。
これがお決まりなのだけれど、でもその日は腕にリードが通っていなかったようで・・・・
ウンウンしたあと、まめタロウが車道に出ていくのとリードがスルスル私の手から離れていくのに気付くのが同時でした。
その時、ちょうど方向転換するために曲がってきたバンのタイヤに向かってまめタロウは歩いているように見えました。
とっさに悲鳴を上げながら這いつくばってまめタロウを抱えるように私も車道に出て行ってしまいました。
方向を変えるために曲がってきた車だったのでスピードがあまり出ていなかったのと上り斜面だったのと運転手が若い男の人だったこと。
良い条件がそろって直前で止まってくれました。
普通のスピードがだせる道路だったら轢かれていたと思う。
反射神経のよい若いドライバーだったから止まれたのかもしれない。
ドライバーさんには申し訳なかったです。
犬が出てくるだけで驚いたはずなのに、貞子のように這いつくばって女も出てきたのだから心臓が止まったのは向こうですよね
車が行ってしまったあと、心臓がバクバクしておさまりませんでした。
抱っこして「ごめんね。ごめんね。」と何度も謝りました。
まめタロウくんは何が起こったかわからないので私の顔を舐めて喜んでいました。
バクバクがおさまると心臓がキリキリ痛くなってきて放心状態でした。
神様、ありがとう。
もしこんなことでまめタロウとお別れするようなことになったら・・・と思い出しただけで今もこわいです。