【一次創作】ゲームブックを作ってみたい! 試し刷りは必要なのか? 途中経過5
初めての同人誌、初めて作るゲームブックの進捗です。
前回は「いろいろ入稿し、Pixivにサンプルページができた!」というところまでいきました。
サンプルはこちら。
あれから続々と印刷物が届いております。
今回はその印刷物の話と、最初に頼んだ「1冊試し刷り」は必要だったのかをお話していきます。
試し刷りは必要か?
さて、結論から言いましょう。
試し刷りして大正解でした。
テキストエディタに打ち込んでワードに流してPDFに変換した私の原稿。結構チェックしたつもりでした。
「試し刷りしてもミスは見つからないかもしれないけど、黒の濃さがどのくらいの感じで印刷されるか知りたいし、フォントの大きさや紙(淡クリームキンマリ)の感じも見たいから」
って感じで1冊だけ印刷所さんに注文したんです。
そしたら、出るわ出るわ、誤字脱字の嵐!
こんなことある? っていうレベルの間違いがいくつもありました。
ダントツで酷かったのがこれ。
ページ数をご覧ください。本文ほぼなくてあらすじすごい長い!
正しくは78ページです。直しました。
こんなことがある人は少ないかもしれないですが、私は試し刷りして本当に良かったのでこれから初めて同人誌を作ろうとしている方は参考になさってください。
あ、ちなみにパラグラフの飛び先ミスはありませんでした(後で見つかったら本当にごめんなさい、対処します)。これは完全にツールの力です。
試し刷りの本、こんな感じです!
1冊で頼んだ試し刷りの本、余部とあわせて2冊届きました。
思ったより表紙の色が薄かったです。モニターで見るよりグレーの部分が若干薄いというか。なので本番の原稿では全体的にグレーを濃く修正しました。潰れていないといいのですが。
本文はこんな感じ。
美しい!
文字中心ならオンデマンドで十分ですね。
そして紙! 淡クリームキンマリの72.5kgで注文しました。さわり心地が良くてクリーム色が目に優しいです。
72.5kgは厚さ2種類のうち薄い方なんですが、商業の文庫本と比較してみたところ結構厚みを感じました。ページ数が多い本だと本自体が厚くなりそうです。
ノベルティのしおりも届いたよ!
今回どうしても付けたかった、セーブデータ型のしおりです。
本と同じ長さあります。存在感抜群!
画像は裏表で、1種類のものです。本に付属するのは1枚となります。
本当は特殊紙にしようと思ってたんですが、裏表があるみたいで諦めました*1。でもよく考えてみたら「選択中のセーブデータは色や模様が違う」みたいなのって実際のゲーム画面っぽいしその方がよかったかもしれません。
今回のゲームブックはワンプレイにかかる時間が短いのでしおりは要らない気もするんですが、「作りたいものを作りたいように作る」が同人誌の醍醐味かなと思って作りました。
そしてついにカバーが届いた……!
そして、ついに待ちに待ったカバーが到着しました!
はぁ~~~~~~素晴らしい!
家のモニターで見ててRGBからCMYKに変換した時「色が汚い……」と思ったのですが、印刷したら意外とキレイ!
オレンジ色はちょっとくすんだ黄色になったり赤に完全に埋もれてしまったりしたのですが、それは多分CMYKに変換した時のもので印刷所さんの不具合ではないと思います。
なので大満足!
(オフセットだったらもっと綺麗だったのかな、と気になりはする)
カバーは手巻きです。
紙が厚めなので、どうしても折り目に割れが出来てしまいます。ご購入を検討されている方はご了承ください。
カバーを巻くと最高に可愛い!
すごいすごい! 私の本だ! 本物だ!
本を作った事がある方ならおわかりでしょう、この感じ!(笑)
作ったことがない方はぜひ作ってみるといいですよ! 本当に感動するし、ワクワクするし、うっとりできますよ!
調子に乗って帯も作ろうかと思ったのですが、今回はゲームソフトのパッケージっぽく作っているのでやめました。
今回は「ミスのチェックのため」という理由で1冊だけ印刷所に頼んだのですが(カバーとしおりは販売する数頼みました)、「自分の書いたものが本として仕上がってくる」感動は他では味わえないものがありました。
修正した本の中身は今同じ印刷所に頼んで制作してもらっている最中です。
これが届けばついに、通販の準備が整います!*2
いつか実現するといいなぁ(挨拶)。