万遍なる活力 | 『心を言葉に』北島侑果 公式ブログ

今日は、ばたばたしていたんだけど

あるクライアントさんから、急ぎの案件が届き、

しかも男性ナレーターの条件も細かく、

 

PM4時現在、朝からまだ何も食べていなかったから

このタイミングで遅いランチに行きたかったも

遅くともPM6時納品希望とあったため、

 

すぐに収録のできる条件にも合うナレーターを探し

収録・編集を終え、PM5時過ぎには納品することが叶った。

 

 

ぜえぜえ言いながら、次の案件に取り掛かっていると

クライアントさんから、「迅速にご対応いただきありがとうございました」と届いた。

 

あまりそういうことを仰らない方だったので、すごく嬉しかった。

 

 

と、同時に、今回起用したナレーターに

「よく頑張りましたね。あなたはすごく良い人だから、事務所のメールに気付いたら

待たせることは絶対にしない。こちらの都合に合わせて早急に取り組んでくれます。

それに、下手なナレーターはただ読み上げるだけで硬くつまらないけど、あなたは

常に自分の言葉にするからとてもナチュラルで良い感じ。またお願いしますね。」と送ると

 

彼から「そのお言葉に恥ずかしながら涙が・・・本当にありがとうございます。

今後も、かけてくださる言葉に恥じぬように、精一杯頑張ってまいりますので

これからもどうぞよろしくお願いします!」と届いて、すごく嬉しかった。

 

 

というのも彼は、クオリティーは問題ないも

力が入りすぎて失敗したり、いろいろと問題の多い人だった。

 

文字を読み間違えたり、どうでもいい質問が多くやり取りに時間が掛かったり

慌てて速くなったり、修正前後に不毛な言い訳したり、と数えきれない。

 

ほんの数日前も、文字を1文字読み間違え、リテイクをお願いしたら反応がなく、

夜中0時、代替のナレーターを探すことになった経緯がある。

翌朝、熱中症みたいで倒れるように寝てしまった、とお詫びの連絡があったが

それどころではなかったため、そのままにしていた。当件の納品は翌朝だった。

 

 

そんなこんなで、今回の依頼にはかなりの不安があった。

実際、他のナレーターにも声を掛け、スケジュールも可能な候補は数名いた。

しかし、クオリティー的に、また、反省の色が見られたため、彼にお願いすることにした。

 

熱中症はたいしたことなかったようで、良かった。

そうなった経緯も、説明してくれて、今回のことがきっかけで

彼とは、今までより質の良い会話ができるようになった。

 

 

どんな出来事も、一生懸命やっていれば、自他に必ず、
高い価値を生むことになる、ということを、改めて思い知った。

 

全ての物事は、自分のために起こっているのではない。

自分のためだと思っていたことが、全く知らない他人のためだったりする。

 

そうして、自分のためでなく、他人のためにしたことが、

本当に、自分のためになっている、のが真実である。

 

全ては、気持ちいいほどに、万遍なく巡っている。

 

 

 

by侑果にゃん

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