細かすぎて伝わらないGalaxyS10/JOJOスマホ/iPhone XSの違い選手権w(その1)
先日の、エントリでお伝えしましたがGalaxy S10を使い始めています。
最近の世代のスマホだと大体どれを使っても「普通に使う」分には全然困らないくらいなんですが、メーカー毎、或いはOSの仕様の違いによる、微妙な、本当に微妙な違いが妙に気になってしまう事が色々あって・・・・
気になったので以下の三機種で違いをまとめてみました。
Galaxy S10(SC-03L)・・・Samsung: Android 9.0(Pie)、Android 10アップデート予告あり
JOJOスマホ(L-02K)・・・LG: Android 8(Oreo)、ベースモデルのV30+ L-01KはAndroid 9にアップデートされたがJOJOは8のまま
画面
機種 | iPhone XS | Galaxsy S10 | JOJOスマホ |
---|---|---|---|
画面サイズ | 5.8インチ | 6.1インチ | 6.0インチ |
画面種別 | Super Retina(OLED) | Dynamic AMOLED | POLED |
解像度 | 2436x1125 | 3040x1440 | 2880x1440 |
HDR対応 | HDR10対応 | HDR10+対応 | HDR10対応 |
3台とも有機EL(OLED)、はっきりとは記載はないがiPhoneのSuper RetinaとGalaxyのDynamic AMOLEDはどちらもSamsung製、JOJOスマホのPOLEDのみLG製とみられる。 パッと見はどれも十分綺麗、単純にOLEDの仕様からするとLG製のPOLEDは白色LEDにカラーフィルタで色を表示しているのに対し、Samsung製のAMOLEDはRGBそれぞれ自発光する方式のため、Samsung製の方が発色、コントラスト共に高いと言われているが正直製品レベルでは殆ど見分けは付かない。
どれも充分すぎるほど綺麗。はっきり言えば好みの問題。
スペック上の有機ELの解像度はどれも非常に高いが、フルスペックの解像度で表示すると結構バッテリの消耗が激しいので、Andoridの2台は解像度を落とすことが出来る。
が出荷時標準の解像度となっている。実質これで全く問題なし。
画面を含む装置前面のイメージだと
iPhone XSはFace IDや前面カメラなどのセンサー部分が格納されたいわゆる「ノッチ」が上部に張り出しているが、左右、画面下部は殆どベゼル無しで筐体の端ギリギリまでが画面という感じ
Galaxy S10は画面の左右が湾曲したエッジディスプレイとなっており筐体側面にまで画面がはみ出している。画面上下はごく細いベゼル有り、前面カメラ部がパンチホールとなっている。
JOJOスマホはノッチやベゼル無しのフラットなディスプレイ。左右は殆どベゼル無しだが上下に細いベゼル有り。ベゼル部に前面カメラが格納。
3台とも今どきの画面占有率の高いディスプレイだが、見た目のインパクト的にはGalaxy S10のパンチホールが目を引く。ただ、フルスクリーンのアプリや動画を表示している時にはこのパンチホールが凄く邪魔。iPhoneのノッチもやはり邪魔。そう言う意味ではノッチもパンチホールも無いJOJOスマホは動画やゲームなどの没入感は高いかもしれない。
画面の満足度としては 甲乙付けたく、Galaxy S10 ≒ iPhone XS ≒ JOJOスマホ と言う感じ
本体の大きさ、重さ
機種 | iPhone XS | Galaxsy S10 | JOJOスマホ |
---|---|---|---|
本体サイズ(WxHxD mm) | 70.9x143.6x7.7 | 70x150x7.8 | 75x152x7.4 |
重さ(g) | 177 | 158 | 158 |
画面サイズだと、Galaxy S10が一番大きいが本体サイズはJOJOスマホの方が全般的に大きめ。特に横幅は一回り大きい。Galaxyは左右がエッジギリギリまでディスプレイな事と、全般的に縦長(縦横比18:9)なのもあって横幅がとても細く感じて持ちやすい。そしてGalaxy、JOJOは画面サイズの割には軽くて、持っていても重さを苦痛に感じることは少ない。
一方でiPhone XSは本体サイズは最小だが、全面的にガラスを採用しているためか他2台よりも重量が重いため、大きさの割に重さを感じる。
僅か20g前後だが、この大きさで20gの差は大きい。 直近のiPhone 11/11Proシリーズだとこれより更に重いらしいが・・・
全体的な持ちやすさ、手軽さで言えば Galaxy S10 > JOJO > iPhone XS
全般的な画面操作
画面操作は、基本的にはiOS、Androidの各OSに依存するところも少なくは無いが、各メーカー毎に少しカスタマイズが合ってAndroid同士でも似ているようで少し違う。
iPhone XS
iPhoneはご存知のようにiPhone X以降ホームボタンを排除して全面的にジェスチャーナビゲーションを取り入れた。 ボタンが無い事で戸惑う声もあったが馴れてみると意外と直感的に操作できるので違和感は無い。
基本的に画面下部から上にスワイプすればどんな場合でもホーム画面に戻れる。 また、スワイプの途中で止めればバックグラウンドで動作中のアプリの一覧が表示され、画面切り替えも出来る。 馴れればスイスイアプリを切り替えて操作ができる。
一点だけ難点を挙げるとすれば、画面下部からのスワイプが必要なアプリの操作でうっかりホーム画面に戻ってしまう場合が有る。
例えば、ポケモンGo!のボールを投げる際の操作は基本画面下部からのスワイプなので気をつけないと、ポケモンを捕まえるつもりがホーム画面に戻ってしまう場合が有るw
Galaxy S10
Galaxyもかつては、ホームボタンを物理ボタンとして搭載していたが、画面サイズの拡大に伴いAndroid標準のナビゲーションキーを画面内に表示するようになっている。 一方で、ナビゲーションキーが常に画面の一部を占有することでサイズを十分に生かせない場合も有る。
Galaxy S10ではAndroid標準のナビゲーションキー相当の機能をスワイプによるジェスチャー操作に切り替えることも出来る。
これをすると、スワイプ操作でホーム画面やタスク一覧の表示が出来るようになり、ナビゲーションキーの表示を無くして、画面の下ギリギリまでアプリやホーム画面の表示領域にする子が出来る。
iPhone程直感的では無いが、馴れれば無意識に近い状態で操作できる。なんと言っても画面を下一杯まで有効的に活用できるので画面が広い。
また、Galaxyシリーズには専用の拡張アプリとして「One Hand Operation +」と言うアプリがあり、これを使うとより多彩なジェスチャー操作を設定することが出来る。
細かい説明は他の方の記事を参照して下さいw
One Hand Operation +を使うと本当に操作が楽になるので、私も早速導入しています。
ただ、既にPixel等一部の端末で適用が始まっているAndroid 10では標準機能としてジェスチャー操作が組み込まれているらしく、GalaxyにAndroid 10が導入された場合にも採用される可能性がある。この辺は10が出てから再調査かな。
JOJOスマホ
JOJOスマホ自体はAndroid 8(Oreo)からアップデートされないので、操作系もやや古い。
こちらもAndroid 特有のナビゲーションキーでの操作が必要だが、一時的にナビゲーションキーを非表示にして画面を広げることは出来るが、結局操作する時には一旦ナビゲーションキーを表示させる必要がある。
便利なことは便利だが、結局ナビゲーションキー操作する時は一旦キーを表示させないといけないので一手間増えるのが少し億劫。
全体的な操作感覚としては Galaxy S10 ≧ iPhone XS > JOJOスマホ かな。
画面のエッジを使った操作
画面が広くなってくると頻繁に行う操作やアプリを出来るだけ簡単にアクセスできるようにするようなインターフェースも必要になる場合が有る。iPhone(iOS)にはそう言った機能は無いがAndroidでは各社様々なカスタマイズを仕込んでいる場合が有る。
Galaxy S10
GalaxyではS6だかS7あたりから、画面の端(エッジ)を使った様々な操作ができるようになっている。S10でも「エッジパネル」と言う機能があり、画面のエッジをスワイプすることで様々な情報にアクセスできるようになっている。
頻繁にアクセスするアプリや情報を見られるようにしておけば指一本で簡単にアクセスできる。馴れれば結構便利。
JOJOスマホ
JOJOスマホにはいわゆる「エッジ」は無いが似たような事が出来る仕組みとして「フローティングバー」と言う機能がある。
これを設定するとホーム画面に脇に、フローティングバーにアクセスするための部分がが表示される。ここをタップするといつでも特定のアプリや画面キャプチャなどの機能にアクセスできる。
それなりに便利なんですが、ホーム画面の端っこに常にベロみたいな感じでフローティングバーが飛び出しているので、誤タップすることも多いし邪魔になることも多々あるので、最初に少し触っただけで後は非表示にして使わなくなってしまいました。
エッジ含めた操作感では、Galaxy S10 > JOJOスマホ >>>>> iPhone XS かな。iPhoneはもうちょっと操作のバリエーションを考えても良い頃。
生体認証方式関連
機種 | iPhone XS | Galaxsy S10 | JOJOスマホ |
---|---|---|---|
顔認証 | ○(Face ID) | ○(2次元顔認証) | ○(2次元顔認証) |
指紋認証 | × | ○(画面内指紋認証) | ○(電源ボタンに内蔵) |
認証方式は各機器のカラーが出やすい。
iPhone XS
iPhoneは上記でも述べたようにiPhone Xでホームボタンを無くしたタイミングで指紋認証(Touch ID)を廃止し顔認証(Face ID)のみとなった。
Face ID自体は中々精度も高く認証もとても速いので大きな不満は無いと言えばない。とにかく持ち上げて画面を見る頃にはもうロックが解除されている。
ただ、不満が無いわけではない。
Face IDの認証自体は速いんだが、ロックが解除されるだけでホーム画面に遷移するには一度画面をスワイプしないといけない。これが地味に面倒。
よく言われていることだが「マスクを付けている場合」「朝起きたばかりの寝起きの顔」だと認証に失敗する。地味にストレス。
風邪引いている時や、花粉症等でマスクを付けている時に認証がクッソめんどくさい。
Galaxy S10
Galaxy S10では昨今のトレンドに併せて、画面内指紋認証を採用している。指紋認証を使いつつも画面の大きさを確保するために避けては通れない道だろう。
確かに便利。便利だけど・・・やはり認証速度がおそいかなぁ。
画面内指紋認証の決定的な問題点として、
「指を置く位置の目印が無いので一発でセンサーの上に置けないと認証に失敗する」
というのがある。もちろんロック画面で指紋認証位置を光らせることは出来るが、それにはワンテンポ操作が必要になるのでやはり直感的ではない。 まぁ馴れの問題も有るのかもしれませんが・・・
JOJOスマホ
JOJOスマホは、背面になるけど電源ボタンを兼ねた指紋センサーがある。ここに指を置くだけで即座に認証→ホーム画面が表示される。 本当に一瞬。認識を意識する暇すらない。
確かに装置の背面にボタンがあるので持ち上げないと指紋センサーに触れられないけど、端末を持ち上げて支えた時に自然と人差し指が届く位置に指紋認証センサーがあるので、そっと乗せるだけで一瞬で認証される。
物理指紋センサー自体は、iPhone、Galaxyが敢えて捨てた要素だけどやはり今でも物理センサーの認証が一番快適。
生体認証方式関連で言えば、 JOJOスマホ >iPhone XS >>>> Galaxy S10
AOD(Always On Display)
有機EL方式の画面の利点として、画面表示の電力消費の低さを利用した常時表示機能を使えることがある。いわゆるAOD(Always On Display)機能。 スリープの状態でも時計や通知、或いは好みの画像を表示させたりして、未使用時でも画面表示を有効に活用できる。
iPhone は未だにAODを活用する気は無さそうだが、Androidで有機EL搭載機では多くの機種が何らかの形でAODを実装している。
JOJOスマホ
さすがJOJOスマホというかAODのコンテンツにジョジョ系の画像が大量にあり、ジョジョ好きには溜まらない。
あと、地味で細かすぎる点だがJOJOスマホのAODはAODと言いつつ周りが暗くなると表示が消える。AODを有効にしつつもポケットや鞄の中など明らかに暗い環境では表示する必要が無いと判断して勝手にAODの表示が消えます。
いくら消費電力が少ないとは言っても多少なりとも電力消費が増えるAODですが、この機能があれば鞄の中などでは消灯と同じ状態なのでバッテリ消費を抑えることが出来る。 これは地味に便利だし、よく考えられている。
Galaxy S10
AODに関しては恐らくLGよりも実績のあるSamsungだろう、実際AODで表示出来る情報やカスタマイズの幅などもJOJOスマホより多い。 もちろんジョジョコンテンツはないが、自由な画像をAODに表示させることも出来るので、なんならジョジョ画像をAODに表示させることも出来る。
ただ、残念なのが明るさセンサーによるAODの表示オフの機能が無いこと。
AODを有効にしていると、鞄の中だろうがポケットの中だろうが常に表示し続けている。本当に地味なところだけど、こういう所に配慮が欲しかった。
AODに関しては JOJOスマホ > Galaxy S10 >>>>>>>> iPhone XS(機能無し)
まだまだ比較ネタはあるんですが、長くなりそうなので今回はここまで、
2019/11/24 追記 続き書きました
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