子供は一人じゃ作れない!非協力的な夫と私の妊活奮闘記

不妊治療に非協力的な夫クマ吉とすったもんだの末に妊娠。不妊治療の様子、高齢出産、育児の様子を綴っています。

予定はまさに未定。

2020-01-16 | 私と夫の妊活日記

陣痛か前駆陣痛か判断がつかない腹痛を抱えた朝6時。

 
再び病院に電話しました。
 
「どうされましたか〜?」
またもやゆったりとした助産師さんの電話応対に対してクマ子は痛みで途切れ途切れに話すのがやっと。
 
 
「あの、、、1時間ほど前にも電話したクマ子なんですけど、、、ううっ!陣痛か前駆陣痛かわからないんですが痛みが、、、うううっ!3ー5分あたりの間隔でやってきてますがこれは、、、陣痛です、、、か、、?」
 
 
痛みは強くなる一方。
 
 
「ん〜、なるほど。話すのも辛そうですねえ。んー。では、一度今から病院に来てもらえますか??初産婦さんなのでおそらくまた自宅に戻って待機してもらうことになると思いますが」
 
 
ようやく病院に行ける!!前駆陣痛だろうが陣痛だろうがどうでもいい!
 
 
この時めっちゃくちゃ不安でとにかく病院に行きたかったので、病院に行けると思うだけで気持ちが楽になりました。
 
 
電話を切りすぐさま寝ているクマ子母を起こして車で病院まで連れていってもらうことに。
 
 
出かける際、心配で起きてきたクマ子父が「おい、大丈夫か?」と声をかけてくれましたが、もはや余裕がなかったクマ子は「大丈夫じゃない!!」とだけ言い残し病院へ向かいました。
 
 
 
向かったのは計画無痛分娩で今日の10時に入院予定の病院。この病院はハイリスクの妊婦さんでも受け入れられるという心強い病院。数少ない無痛分娩対応実施病院でもあります。
 
 
予定通りならあと3時間半後にここに来て入院手続きをするはずだったのに。
 
 
ついてすぐに助産師さんが内診室で子宮の開き具合を確認。
 
結果、、、
 
「クマ子さん、よくここまで頑張りましたねえ。子宮がすでに5cm開いてるのでこのままLDR(陣痛から分娩まで対応できる部屋)に行きましょう。」と言われました!!
 
 
分娩は子宮が10cm開いてからなので、もう半分の5cmも開いていたなんてびっくり!!
そして車に積んでいた分娩用バッグと入院用バッグは母に任せ私はLDRへ、母は私が入院する部屋にバッグを持っていってくれました。
 
 
気が付けば8時前。もうこんな時間か・・・。
子宮がここまで開いてから無痛分娩できるかなあ、と思っていたところに分娩を担当してくださる先生がはいってこられました。
 
「クマ子さん担当の〇〇です。クマ子さんは計画無痛分娩で本日10時に入院予定でしたよね。入院日前に陣痛が始まる人はいらっしゃいますが、入院当日の入院時間前に陣痛が始まるパターンは初めてです。」
 
 
でしょうね。クマ子もまさか入院当日に子宮が5cm開くとは思ってもなかったです。
 
 
「で、無痛なんですが・・・。ちょっとねえ・・・事前に説明させていただいてるようにうちの無痛分娩は計画無痛分娩で、入院してから陣痛促進剤を使って陣痛をおこしてから麻酔して分娩で・・・。今からだと時間が・・・ちょっとねえ・・・大急ぎでしたらできますけど、やっぱり安全にねえ・・・」
 
 
なんか、言葉を濁す先生。
「隣の部屋にも本日無痛分娩の方がいらっしゃいまして・・・」
 
つまり計画的な無痛分娩が適応されなくなったから今からだと時間的にむつかしいといういうことね。しかも隣に計画無痛分娩で計画通りに分娩予定の妊婦さんがいらっしゃるということは、そちらに麻酔をするスタッフも優先されるということか。
 
 
ということは自然分娩・・・??
いやーーー!!!痛いのいやーーーー!!!
 
でも昨日陣痛始まる前まで麻酔するなんて赤ちゃんがかわいそうって思ってたし・・・・これって赤ちゃんが麻酔がイヤだからお腹の外に今でようとしてる?!だとしたら赤ちゃんの意思を尊重して自然分娩で・・・でも痛いよな、めっちゃ痛いよな・・・・
 
 
 
クマ子の頭の中は陣痛の痛みもあってぐっちゃぐちゃ。
 
 
そして口からでた言葉は・・・
 
 
「ここまできたらもう自然分娩で産みますよ」
 
 
我ながらかっこいいセリフです。
 
 
だって陣痛の痛みだって今現在ちゃんと耐えられてるし、自然分娩だってきっと耐えられるはず!!それに世の中のお母さんのほとんどが経験している痛みってことは我慢できるということだしな。
 
 
そしてこの時点でクマ子は無痛分娩から自然分娩になりました。
 
 
大丈夫、陣痛、まだ耐えられるし。
とにかく力まないこと。痛くなったら息を吐く。痛くなったら息を大きく吐く。めっちゃ痛い時に深呼吸することがこんなに難しいことだなんて初めて知りました。
 
 
ひたすら深呼吸を意識して陣痛の波が来るたびに大きくはーーーっと息を吐き続けてどれぐらいたったのか。
時計の針は9時をさしていました。
 
そこへスタッフの方が入ってきてぐったりしているクマ子に朝食のトレイを持ってきてくれました。
 
「無痛分娩じゃなくなったので食事してもらって大丈夫です。これから陣痛分娩とだいぶ体力使うのでしっかりゆっくり食べてくださいね」
と病院の朝食が渡されたのですが・・・
 
 
痛くて優雅に食器で食事なんてとれないよ・・・・
仕方なく分娩用バッグにはいっているカロリーメイトをとってもらい、陣痛の合間にそれをかじったのですが・・・・
 
 
そうでなくても喉がカラカラなところにカロリーメイトはあかん・・・・
喉がつまってあかん・・・・
出産する前に窒息死してしまう・・・
 
 
仕方なくウィナインゼリーとアクエリアスを口から流し込みました。
 
 
10時ごろ。
担当の助産師さんがはいってきました。とってもにこやかで明るい方でほっとしたのを覚えています。
「クマ子さん、おはようございます。本日担当の助産師です。大丈夫ですか??」
 
 
「はい、なんとか・・・」
 
 
「あのね、辛い時にこんなこと聞くのなんだけど・・・」
 
 
何を聞くつもりなんだとかまえていると・・・
 
 
「クマ子さんさえ良ければなんだけど・・・今、●●大学の看護部から研修生が来ていてね、もしクマ子さんさえ良ければなんだけど、陣痛から分娩、出産の様子を研修生2人に横で見学させてもらっても良いかなあ??」
 
 
普通だったら断りますよね。
初めての出産で見知らぬ大学生2人に自分の股から血とか胎盤とかいろんなものと一緒に赤ちゃんを出しているところを見せるんですから。
 
 
クマ子だって正直断りたかったのだけど・・・・
この時に助産師をしている友達の言葉がふとよみがえってしまったのです。
 
「時々妊婦さんにお願いして研修生に分娩の様子を見学させてもらうの。すごく妊婦さんに悪いとは思うんだけど、こうやって看護学生は現場をしって助産師になっていくんだよね。私もそうだったし。」
 
 
 
クマ子の分娩の様子を見ることで彼女のような使命感にあふれた未来の助産師が育つのかもしれない。
そう思うと無様な姿だけど、ぜひ見てもらう。
 
 
そう思って研修生の見学を承諾しました。
 
 
そうこうしている間にクマ子の陣痛は進み・・・・
 
 
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。