みなさん、『戦場のピアニスト』という映画を知っていますか?

 

ユダヤ人のピアニスト、シュピルマン氏の体験記を脚色し映像化した作品です

 

 

カンヌ映画祭では最高賞、パルムドールを受賞。アカデミー賞では7部門にノミネートされ

 

最優秀監督賞、最優秀脚色賞、最優秀男優賞を獲得しています

 

劇中で演奏されたショパンのノクターン20番嬰ハ短調(遺作)はあまりにも有名―

 

フィギュアスケートで使用されることも多いので聴けば

 

「あ、あの曲!」と思う方も多いはず。

 

メドベ 平昌五輪SP:

https://youtu.be/vJ4cNQMWdzU

 

未来ちゃん(動画、感謝しておかりします)

 

 

 

なんと!プルさんも滑ってた

https://youtu.be/tlN7Lz2fCw4

 

 

監督はロマン・ポランスキー氏

 

劇中で主人公がバラ1を弾くシーンも…!

 

※バラ1といえば羽生氏をすぐに思い浮かべてしまうなぁ

 

 

ワタクシがポランスキー氏の作品で見たのはこの他に

 

『ローズマリーの赤ちゃん』

 

ナスターシャ・キンスキーが美しい『テス』

 

あたりかなぁ?

 

 

あ、ちなみにワタクシはポランスキー氏の年少者へのセクハラに関して

 

1ミリも擁護する気はない!!(ナスターシャ・キンスキーにまで手を出しやがってムカムカ

 

 

ですが、調べれば調べるほどポランスキー氏の人生って悲惨…汗

 

彼は両親と共に第二次大戦中ゲット―(ユダヤ人居住地区)に入れられ

 

ゲットーの地域住民が一斉逮捕される直前、父親が有刺鉄線を切ってその穴から

 

息子(ロマン)を逃がしたけど、自分は採掘場に送られ強制労働

 

(終戦後、息子と再会してる)

 

当時妊娠中だった母親はアウシュビッツで亡くなってしまった

 

またロマン本人も転々と逃亡し、なんとか助かり、終戦後は

 

映画の仕事に興味を持ち、ポーランドで俳優として活動し

 

そののちフランスに渡り1962年に監督デビュー。その作品は

 

ポーランド(当時共産党の独裁体制だった)よりも西側諸国、アメリカで絶賛され

 

1963年にイギリスに渡り、映画『吸血鬼』を制作する一方

 

アメリカのヒューストンに居を構える

 

1968年『ローズマリーの赤ちゃん』を発表し新進気鋭の監督として知られるように…

 

プライベートでも『吸血鬼』で共演した美人女優シャロン・テートと結婚し

 

順風満帆に思われたが…1969年8月9日、当時妊娠8ヶ月だったシャロンは

 

友人たちと共にチャールズ・マンソン率いるカルト集団に惨殺されてしまう。

 

(しかも彼らが狙った元住人はすでに引っ越していたので…人違いってことに汗

 

※当日はブルース・リーやスティーブ・マックイーンも招かれていたが行っていない

 

 

ロンドンで脚本執筆中だったポランスキーは悲報を受け憔悴しきって

 

アメリカに帰国するが、この事件でマスコミの餌食になり

 

いわれのない中傷を受けた。傷ついたポランスキーはアメリカから

 

ヨーロッパに戻ったが再び映画『チャイナ・タウン』の監督を依頼され

 

アメリカに帰国。完成した映画は高評価でアカデミー賞にノミネートされた。

 

映画の才能は素晴らしいんだよね…その後精力的に作品を発表するが

 

最初に書いた件でアメリカを去り、欧州を活動拠点に。

 

2002年に『戦場のピアニスト』を発表しているが

 

現在はビル・コスビーと共に映画芸術科学アカデミーから除外されている。

 

全編、ロマン・ポランスキー監督へのインタビューからなる

 

『ロマン・ポランスキー初めての告白』というドキュメンタリー映画が

 

存在することを知ったのでちょっと探して見てみようかと思うんだけど…

 

レンタルあるかなぁ?