125-《心术》by六六 | トミモの『中国語の原書とドラマを求めて・・・』

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自分のフィルターに落として日本語で紹介できたら…とブログ開始。

私にとって125作品目の読了原書です。 

         これ↓

      六六著 《心术》

 

六六さんの小説は本当に久々!

5年振りくらいかな?

以前著書を読んだ時、

六六さんの書く物語は

「コワイ」という印象が強く残ったため、

すっかり足遠くなっていました。

今回作品に触れてみて、

六六さんの印象が大きく変わりました照れ

他の作品も読みたくなりました。

特に嫁姑問題の《双面胶》など!

 

物語の舞台は、

上海にある総合病院脳神経外科です。

本書の執筆にあたり著者は、

しばらくの間ほぼ毎日のように通って

病院で過ごしつつ取材を重ねたそうです。

 

主人公は20代男性の脳神経外科医です。

そして、途中何度か補足として章の末尾に、

六六さんのコメントや

一般人からの書き込みが挿入してあり、

医療現場エピソードのリアリティ倍増!

 

念入りな取材を経て小説を執筆する作家といえば、

山崎豊子さんや有吉佐和子さんが浮かびますが、

六六さんにも近いにおいを感じました。

本書は、真逆ベクトルの『白い巨塔』!

と言えるかもしれません。

医師も生きた人間なんだ、という事に焦点を絞り、

医療ミス、訴訟、使命感、ストレス、プライベート…

笑いも涙も深刻さから不謹慎さまで!

臨場感があり、一貫して体温を感じさせました。

 

六六さん、今後ハマるかもしれませんおねがい

 

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