クワガタ~スズメバチ等の覚書

   Photo & Text by こよみ

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朽木屑を運ぶオレゴンルリクワガタ♂

高山性のクワガタムシ・12ーオニクワ再飛来!

2019-10-01 23:44:49 | ブナ帯のクワガタムシ全般

場所:鳥取県山地帯

日時:2019年9月28日 14:00~21:20

天候:時折曇り時折晴れ 気温:麓で28度 夜間:20度くらい

標高:約700~970m

画像:多め

 

昼間

山に出かけるときは必ず現地の天気を調べます。

ところが最近の予報はサイトごとに異なり

手軽に調べることができる反面

利用者を混乱させます。

当日も各サイト大筋で雨が降るとしていましたが

完全に外れました。

 

↓ 最近の天気予報はどのサイトもスベル。

 

 

荒れた林道を進み、いつものポイント付近に車を止めます。

ネット片手にしっかりじっくり見ていきますが

林道から見えるホスト木には全くいません。

いつ探しても同じ結果です。

 

茂みを分け入りいつものポイントに入ると

ヒメオオクワガタがいました。

そーとネットを近づけ捕獲成功。

45mmほどの比較スレのないオスです。

 

↓ 画像中央上付近ヒメオオクワガタ

 

 

今度はTさんに合図を送り、木に衝撃を与えると

落ちました、アカアシが。

えっ? アカアシ? しかも2♂ 

ここ周辺はアカアシの薄い場所と思っていたのに・・・

 

更に衝撃を与えるとまた落ちました。

現場は急な斜面のため落下物を見失ってしまいましたが

アカアシだった可能性はあります。

 

↓ 真新しい食み後

 

同一木にヒメオオクワガタとアカアシクワガタが付く

私の経験ではこういった現象が起こると

次第にヒメオオクワガタの発見が難しくなる傾向にあります。

発生木の限界でしょうか?

 

↓ 1本の柳にヒメオオ、アカアシ

 

この後、車の入ることができない林道を歩いて探索しましたが

日没が近づくためこれといった成果もなく引き返しました。

 

↓ 基の場所へリリース

 

オニクワガタまた飛来! 

今年最後?のライトトラップ

10月を前に気温も下がり始めているので

当日は標高を下げ

700m付近でライトを点灯しました。

 

 

当夜は薄手のカーデガンを羽織れば寒くなく

恐らく気温は20度くらいあったと思われ

予想以上に虫は飛来しました。

特にヤママユの飛来はかさ高くも綺麗で

しばし撮影に没頭しました。

 

↓ ヤママユ

↕ 時期的に多いのか?

↓ 黄土色系も大きく美しかった

 ↓ この時期はバッタ類も多い

 

昆虫はそこそこ飛んできますが 

クワガタは飛んでこないので

そろそろ撤収しようかと決めた時

Tさんがオニクワガタを発見しました。

これでオニクワガタの飛来は2回目になります。

前回は8月24日 標高約940m(初飛来)でした。

オニクワガタの飛来は

ライトを55wから最新75wに替えてからになります。

そして、それ以来どこで点灯しても

カメムシの飛来数も明らかに増えました。

 

↓ オニクワガタ♀

↕ 同一個体

↓ 下方のカメムシには肩に緑のラインが入る

 

私の行動範囲内では

オニクワガタの活動最盛期は

8月上旬頃〜9月上旬くらいまでと認識していましたが

当山ではこの時期でも元気なメスがいることや

標高700mあたりにも生息していることが分かり

大きな収穫となりました。

 

 おまけ

9月14日 県北部標高約950m

 ↓ 桜と思われる木からスジクワ9頭

↓ 9頭が付いていた

 ↓ ライトトラップ〜風が強すぎて短時間で終了

 

↓ ノコギリカミキリ(モドキ?)

 

 9月23日 県北部

標高600~1000m Kさんと

↓ 台風の翌日

↓ 標高約600m

↓ スジクワガタ ♀ 標高約600m

↓ スジクワガタ♂ 小型・大型 標高約600m

↓ ノコギリクワガタ  標高約600m 

↓ ↓ ↓

↓ 標高約1000mにて

 

今年もあと少しでシーズン終了です。

週末になると崩れやすくなる天気の周期も

そろそろ終わり

高山の秋は深まります。

 

 



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