セーシェル、まだ日本人の海外旅行が少ないインド洋に浮ぶ楽園

まだ日本人旅行者が少ないインド洋に浮ぶ楽園「セーシェル」の海外旅行観光ガイドです。セーシェル共和国はインド洋に115の島々があり、首都ヴィクトリアやセーシェル国際空港があるマヘ島(マエー島)は水上コテージなどもあるリゾート地、アルダブラ環礁は環礁として世界第二位の規模で、まさに楽園というリゾート観光地です。

日本からセーシェル共和国までの所要時間は片道およそ20時間

日本からセーシェル共和国までの所要時間は片道およそ20時間

日本からインド洋に位置するセーシェルへの直行便は運航していないので、エミレーツ航空、エディハド航空、セーシェル航空でのアクセスが一般的です。ドバイまでのフライト時間は約11時間、ドバイからセーシェルのマヘ島ビクトリアにあるセーシェル国際空港までは約4時間30分です。飛行機の乗り継ぎによりますが、日本からセーシェルまでの所要時間はおよそ20時間と考えて良いでしょう。移動にほぼ一日ですね。ちなみに日本とセーシェルのマヘ島(マエー島)との時差は5時間です。

セーシェルへの海外旅行の費用の目安は予算30万円

日本からセーシェルへの航空券は、成田空港からセーシェル国際空港や、プラスラン島空港(プラスランアイランド空港)までで往復20万円ほどの予算感になります。

セーシェルの通貨はセーシェルルピーです。リゾート地として徐々に確立されてきており、ランチでも日本円で2000円ほどになるなどやや物価が高くなってきているようです。

セーシェルと日本人の関わり マグロなどの豊富な海産物

セーシェルはあまり名前を聞かないかもしれませんが、セーシェルはマグロがたくさん採れる国であり、冷凍マグロやツナなどもセイシェル産だったりします。あとは、違った意味の楽園で、タックスヘイブンとしても少し名前が知られていますね。

セーシェル共和国、セーシェル諸島/セーシェル

セーシェル共和国、セーシェル諸島

セーシェル共和国、通称セーシェルはアフリカ大陸から1300Kmほど離れたインド洋に浮かぶ115の島々からなる国です。セーシェルはマダガスカル島やインド亜大陸と共に中生代にアフリカ大陸のソマリアから分離し、その後インド亜大陸が分離していったため、島の基盤岩はこれらと共通な花崗岩でできています。セーシェルに関する最も古い情報は、7~8世紀にアラブの探検家が訪れていたとだれています。1502年にはヴァスコ・ダ・ガマの第二回東インド航海においての航海図に記載されているそうです。

セーシェルの人口の9割が在住、国際空港と首都のある一番大きな島「マへ島」

国際空港と首都のある一番大きな島メインアイランドのマへ島にはセーシェルの人口の9割が住んでいます。北部にセーシェル山、南部にハリソン山と狭いうえに高い山があるので、かなり急斜面となっています。北部には唯一の商港、ビクトリア港があります。マヘ島の名前の由来は、フランスがセーシェルに探検隊を送り込んだときの総督の名から取ったといわれています。メインビーチのボーヴァロンビーチには大型ホテルが点在し、 きれいな砂浜が延々と続きパラセーリングや水上スキーはもちろん色々なウォータースポーツが楽しめます。

セーシェルのプララン島、ヴァレ・ド・メ自然保護区は世界遺産

セーシェルのプララン島、ヴァレ・ド・メ自然保護区は世界遺産

マヘ島に次いでセーシェルで2番目に大きな島のプララン島は、1768年にフランスの外交官であるセザール・ガブリエル・ド・ショワズール・プラズランにちなんで名付けられました。島の中央部にあるヴァレ・ド・メ自然保護区には大きさが世界最大のヤシの実をつけ、30mの高さに成長するココ・デ・メールが群生する原生林が残っていて、珍しい動植物が息づいています。5000本に及ぶフタゴヤシが自生していて、これは全世界の生育数のおよそ四分の一にあたっているそうです。セーシェルのヴァレ・ド・メ自然保護区は1983年にユネスコの世界遺産に登録されています。

セーシェルのアルダブラ環礁はサンゴ礁、ゾウガメの世界最大級生息地

セーシェルのアルダブラ環礁はサンゴ礁、ゾウガメの世界最大級生息地

アルダブラ環礁はサンゴ礁が隆起して出来たインド洋に浮かぶセーシェルの環礁です。人の手がほとんど入っていない状況の中、アルダブラゾウガメをはじめとする独特の動物相・植物相が保たれている地域で、ゾウガメの生息地としては世界最大級で、15万2000頭が生息しているそうです。ゾウガメのほかにもアオウミガメ、タイマイなどが生息し、また多くの鳥類も観測されています。セーシェルのアルダブラ環礁は環礁として世界第二位の規模を持ち1982年に世界遺産に登録されています。

セーシェルの天気や気温、旅行にお勧めのシーズンは5月~9月頃

セーシェルの気候は10~4月までは北西風の影響を受け、気温や湿度の高い雨季となります。5~9月は南東風の影響により、気温はやや低めの乾季になります。セーシェルは一年間通して温かい気候ですが、天気のことも考えると5月から9月頃の乾季の方が天気を気にせずに気持ちよく遊べるのでお勧めシーズンです。

通年、最高気温は28~31度で最低気温は24~25度と温かです。セーシェルでは平均最高気温にすると29度~32度程度で、温かくて過ごしやすい気候です。

セーシェルにはコテージド・リゾートがあるだけで一般の住民は暮らしていない、美しいビーチとたくさんの鳥が住んでいることで知られているバード島や、開発が制限されているため手つかずの自然が残り、太古の地球を連想させるラ・ディーグ島など魅力あふれる島々からなる楽園です。

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