XV京セラオーラスより



***




「たんみん」


「はい」


「ほんとにカッコいいよ」




耳元で囁かれた言葉が

イヤモニを通じてダイレクトに

耳の中を伝わる




あっ..たんみん呼びに素で返事してしまったとか


なんでいきなりそんな事言うんだとか


ああぁぁビギさんが荒ぶってんじゃねーですか



...とか。




一瞬の間に色々な事が頭の中をよぎっていく




イヤモニ越しにも伝わるビギさんの歓声に

何か言わないとって思うのに



何を言えば正解かわからない



とりあえず何でもいいから話そうとして

動いたのは手だけ



落ち着かなくて..

ああぁ、きっと目が泳いでる



何か、何か...



助けを求めるみたいに

こんな事態を招いた張本人のユノを見る



優しい目をしたユノがそこにいて



『ほんと、カッコいいよ』



きゅっと唇を引き結ぶ



嬉しすぎて

...ニヤけそう




騒つくビギさんを、手際よく鎮めてちょっと満足そうなユノ



相変わらず

何やらせてもカッコいい



「お互い様じゃねーですか?」



照れ臭くて言葉にしないそれを

意趣返しのように返す



....



一瞬止まったユノ

綺麗な指が持ち上がって

所在なげに顔を彷徨う



あははっ、照れてる



「ちゃ、こうゆう嘘をついたらダメって言うデモンストレーションです」



ユノ、僕たちずっとカッコいい2人でいよう




珍しくいっぱい書けてる私。何でかな?って考えたら、多分これ!オーラスのMC〜!

好きすぎて...ダメだあ〜笑 

やっぱり、自分の片割れって言うくらいの相手にそんな事言われたら、恥ずかしくて照れ臭くて...めちゃくちゃ嬉しいんだと思うんですよねほっこり


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