C.side
大問題。
どうすればいい?
あり得ない事態だ
ユノヒョンが自分の事を好きだって思い込んでいた事も、もちろん顔から火が出るくらい恥ずかしい
でも、、、、それよりも
冷静になって考えてみれば
ユノヒョンが優しいのは誰にでも
キスされて、さらにエロいことされてパニクっただけで、よくよく考えればそんなのユノヒョンの通常運行
僕だけが特別じゃない事実に
予想外に落ち込む自分がいる
なんか今、ユノヒョンの別れた彼女の気持ちが猛烈にわかってしまった気がする
ユノヒョンって
もしかして悪い男なんじゃ?
「理想がユノヒョンって...マジかよ?」
「...ずっぽりばっちりハマった」
そう...まさかの
奇跡的オールコンプリート
「じゃあ、チャンミンは好きな人にキスされたんだ〜」
「...まあ」
勿体ない。
そうと分かってたらもっとちゃんと味わったのに
びっくりしすぎて気持ち良かった事しか覚えてないとか勿体なさすぎるから
ああ....でもユノヒョンの唇がグミみたいだったのは覚えてる
ぐふふっ...ぷにぷに♫
「チャンミナ...顔が残念...鼻の下伸びすぎだから。思い出して笑うとかやめろ。キモい」
「うっ、うるせーよ!」
テーブルの下で思いっきりキュヒョンの足を蹴飛ばしながら伸びた鼻下と、無意識にニヤけてたらしい口元を隠す
自分でも自覚のある緩んだ顔
...うん、確かにキモいな
気をつけないと
「はあ、、どうしよう...」
「何を?」
「ユノヒョンが理想って...どーなわけ?しかも今さら...」
「確かに今さら感はあるよな。てか、そもそもそんなバッチリ理想のタイプに気付かないわけ?それだけ近くにいて?」
「...まったく。ノーマーク...だってヒョンだよ?ユノヒョン、、、普通思わないだろ」
別に自分が特別鈍いとか、それは無い。
むしろ、ちょっと鈍感な部分があるユノヒョンを上手くサポート出来てるとさえ思ってた
それに、何よりユノヒョンとは合わないことの方が多い
生活習慣や、食べ物の嗜好とか...
気付くはずない
不可抗力としか言いようがない
気付かなかったのは仕方ないよな
問題は、僕の理想がユノヒョンで
ユノヒョンの好きな人は僕ではないということ
「ああああ゛ああ゛どーしたらいいんだよ!」
「...さあ?」
「ヤーっ!!お前!ちゃんと考えろよ!!」
「は?えっ?」
「じゃあ....いっそチャンミンがユノヒョンに告白でもすれば?」
「は?」
ああーって、頭をガシガシ掻き乱すキュヒョン
「あーもう!だから!ユノヒョンがチャンミンの理想なんだろ?じゃあ、もう突き進んじゃえばいいじゃん!」
ビシっと鼻先に突き立てられた人差し指が、悶々とした悩みに一筋の光を示した
....盲点。
そうだよ
ユノヒョンがてっきり僕にベタ惚れだと思ってたから大人しく待ってた(?)けど
別にユノヒョンだけがオオカミになるわけじゃない
僕がオオカミになってもいい...よな?
差し詰め、ユノヒョンはオオカミな僕に狙われた赤ずきんちゃんってとこか
んふふっ♫
ガォーーっ♫
続
オオカミなチャンミンさ〜ん!頑張れ〜!笑
それにしても、仕方ないとわかっていても東京中止...なんだか、どっと色々ショック...早くコロナ収束して欲しいと願うのみです。泣
このご時世に強行するのも違うし...それに自分が思うよりきっとすごく大変な事態になっているんだろうと...だから...仕方ない...仕方ない...。志村けんさんの訃報で一気に身近なものになった気がします。。。ご冥福をお祈りいたします
C.オオカミになろうと思うんです♫S1.え?オオカミ?
S2.ユノさんですか?
C.ちげーますよ!僕がオオカミになるんでっすよぉ!
S1.2.へーーーー...
C.肉食です!デュフっ
S1.2.....(どっちかというと草食)
そんなキラキラの目で頬っぺたぷくぷくで言われても...ねえ?
バンビは肉食ではありませんよ、チャンミンさん!笑
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