1日1回、下を押して下さい
病棟では
一番奥のベッドが
はるのに用意されました
病棟のベッドの位置は
ママにとっては
けっこう気にする場所かもしれません
短期間で
病棟を卒業できる子は
入り口近くのベッドの時が多く
奥のベッドは
お家に帰れるまでに長くかかる子が多いと
何故だか
そんな雰囲気があったのです
はるのはやはり
一番奥でしたが
奥は窓側で明るいから
わたしはとても気に入っていました
病室は
6人部屋でした
二列で
ベッドが左右に3つずつ
並んでいます
お隣の
もう一つの窓側のベッドには
はるのと同じ
18トリソミーの赤ちゃんがいました
同じ女の子で
はるのより一つくらい
年上だったように
思います
その子のことは
よく分かりません
NICUでもそうでしたが
病室でも
お隣の子や同じ部屋の子を
見てはいけない決まりが
あったからです
でも
その子のことは
いまでも
どうしてるかな
しあわせであるかな
と気になります
その子のママは
事情があって
その子に会うことは
出来ないのでした
でも
パパはよく面会に来ていました
はるのの病室では
家族が面会できる時間を
長くしてくれていて
わたしも夜の9時まで
はるのの側にいることが出来ました
夜8時を過ぎたくらい
さあ、そろそろ帰り支度…というころに
ほんとうに
文字通り
病室へ飛び込んで来る
スーツを着て
四角いビジネスバックを肩から下げて
会社から
そのまま来たと
まっすぐ来たとすぐ分かる
風貌で
パパは
その子の元へ
やって来ていました
遅くなってごめんね
◯◯ちゃん
◯◯ちゃん…
周りの子を起こさないように
小さな声で
話しかける
優しい優しい声は
その子の
至福の時間であるでしょう
パパも
ほんとうに
しあわせそうで
わたしは
そんな2人を見るのが好きでした
➡④へ続きます
今日も記事を読んでいただき
ありがとうございます
インスタグラムもフォローをよろしくお願いします
➡︎ポチッと
はげみになりますので、私の顔をポチっとしてください