The Whoの最高傑作Who’s next(1971) 奇妙に今の日本の政治状況を歌っているように思えるアルバム

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who's next もう騙されないぞ

The Whoの最高傑作はWho’s nextだろう

The Whoの最高傑作という呼び声が高いこのアルバムを、オレ初めて聞いたのは1986年の秋だった。

その秋、ロックの名作アルバムが廉価版で再発され、その中の1枚がこのアルバムだった。その当時日本では彼らのアルバムは殆どが廃盤だったので、これが田舎の少年がThe Whoの音(レコード)に触れる事が出来た始めての機会だったのだ。

The Whoの名前はもうずいぶん前から聞いていた。小学生の頃には、ギネスブックに世界一大きな音を出したロックバンドとして掲載されていた。どんなハードな音が飛び出すのだろう? とワクワクしてレコードに針を落とすと、スピーカーからはシーケンサーが奏でる電子音がいきなり響いてきたのには驚いた。

リンク:The Who / Who’s next ウィキペディアの記事

Who’s nextについて

さてこのWho’s nextとはどんなアルバムなのかさらっと紹介してみよう。
発売されたのは1871年8月25日(U.K)。彼らの代表作といっていいTommy(1969)に続いて発表されたアルバムだ。なのでWho’s Nextなのか? アルバムタイトルの意味が、初めて聞いた時から気になっているのだが、未だに判らない。

それはともかく、このアルバムは本来、Tommyに続くロックオペラ、Life Houseとして作られるはずだった。だがPeteが構想するストーリーは難解、制作はトラブル続きで、結局打ちきりになる。詳細は上記のウィキペディアの項に詳しい。

そんな事でロックオペラは諦めて、Life House用の音源を1枚のアルバムとして再構成してまとめたのが、このWho’s nextとなる。そんな話を聞けば、まとまりの無い散漫なアルバムに思えるのだが、曲も粒ぞろいだし、アルバム全体の空気もまとまっていて、実に良いアルバムなのだ。


収録曲(トータル43分38秒)
A面
1 Baba O’Riley
2 Bargain
3 Love ain’t for keeping
4 My wife
5 The song is over
B面
1 Getting in tune
2 Going mobile
3 Behind blue eyes
4 Won’t get fooled again

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Who’s nextとは、いったいどういう意味か?

今週はどうでもいい新内閣が発足した。そしてどうでも良い新野党が結党になった。内閣も野党第一党も、どちらも代わり映えの無い面々が顔を連ねている。「新」とつくのは名前だけで、中身は古いものと全く同じじゃないか! あれ、これってどこかで聞いた話だな。

「新しいボスに会ってみなよ。古いのとおんなじだから」

そう、こんな政治状況を見ていると、The WhoがWho’s nextの最後の曲、Won’t get fooled again(邦題:無法の世界)の歌詞一番最後の1節が頭に浮かんでくる。与党も野党もともに、「新しいボスに会ってみなよ。古いのとおんなじだから」そのままじゃないか。

Who’s nextっていうのがどういう意味なのか、これまで特に深く考えてこなかった。が、暗愚首相がやっと退陣するかもしれないという時に、あることに気がついた。このアルバムタイトルと、Won’t get fooled againは繋がっているって事に。

このアルバムの最期の曲、won’t get fooled again(日本題:無法の世界。まさに今だw)の歌詞にこんな言葉がある、「新しいボスに会って見なよ、古いのと一緒ダヨ」と。

そう、ウスラ馬鹿が退陣したら、次に出てくるのはやっぱりどうしょうもないクソのウスラハゲ。暗黒の無法の世界はまだまだ続くわけだ。この悪夢は民主党菅内閣からずーっと続いている。

こんな時代だからこそ、Won’t get fooled againと言う言葉がずしっと胸に響く。「もう期待するなんて馬鹿な事はよそうぜ。もう騙されないぞ」。政治なんて期待するだけ無駄。

このアルバムタイトルと、Won’t get fooled againは、特に1970年のイギリスの政治状況に基づいて付けたのではないと思う。が、昔から代わり映えのない政治状況にうんざりしてつけたのではないかと俺は思う。たしかに1970年にイギリスでは、労働党から保守党へ政権交代が起こったが。

内閣が代わり、政権が交代する。一寸は期待するものの、どれもクソばかり。そんな事が続いていると、「次は誰が出てくるんだ?どうせクソだろ」「もう騙されないぞ」と言う気持ちになってくる。

Who’s next? Won’t get fooled again 代わり映えのしないそんな政治状況に対するそんな言葉遊びが、がこのアルバムタイトルと、最期の曲にかかっているのだとオレは思う。

それはともかく、阿呆な日本人は、We will get fooled again!なんだな。いつまで経っても学ばない。いつまでも騙され続ける。そりゃあアジアの三等国に落ちぶれるわな。今日本は「無法の世界」になってしまった。Yeahhhhhhhhh!

リンク:won’t get fooled again歌詞と和訳


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