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朗読会で体感した声の力

2020-09-20 12:00:00 | 20期生のブログリレー

事務局の田本秀行です。

 先週、日曜日にボイトレ特別企画の第1回を無事開催できました。ご参加いただいた方、ありがとうございました。そして、せっかくのこの機会、少しでも何か自分の中に成長するきっかけが得られるますよう、第2回、第3回と経験を積めますよう、十分に準備したいと思います。

 ここで私の場合ではありますが、ボイトレを受けて自分の中でどのような変化があったかということをすこしお話しします。特に自分が大きく変わるきっかけとなったのが1,2年に1度、ボイトレ教室が主催する朗読コンサートです。昨年の6月に行われた「サアナンの風」へは2回目の参加になります。朗読コンサートでは複数人で詩を輪読したり、演劇の形式で配役を決めて動きが入る童話や小説の物語を朗読する、といった演目があります。コンサートに入るおよそ3か月前くらいから稽古が始まります。ほぼ毎週末の終日、直前1か月では土日とも終日稽古を行いました。

 ど素人なわけですからそれだけではなかなかお客様に表現するレベルに到達するのは大変です。家でもレコーダに自分の声を録って繰り返し聞き返し、先生に教わったことを何度も練習して体にしみ込ませます。その後、今度は表現するということを徹底的に繰り返します。この、やった練習量がかなり大事です。スポーツや外国語学習なんかと似ていると思いますが、しばらくは変わらない自分に半分絶望したりしますが、それでも黙々と練習を続けていくと、ある日突然開眼して次のステップに進むのです。何かに取り組まれてそういう経験は誰しもあるかと思います。ボイトレも同様なのです。

 もうひとつ大事なことは、人の声をよく聴くことです。全員で朗読するために相手とのタイミングを計ったり、そこまで相手が持ってきたテンションを引き継いだりするためです。そして人に合わせて声を出したのでは力強さが出てきませんので、タイミングを合わせたら相手を信じて自分は思いっきり声を出します。そのために、相手の声を何度も聞いてお互いに相手の状況をよく把握し、信頼関係を築くところまで持っていくのです。これはかなり勉強になります。その人の成長度合いも確認できますので、自分も置いていかれないようにしなくちゃ、というモチベーションも生まれます。

 その結果、声の力というものを理解し体感したわけです。具体的には、

(1)お腹から声が出るようになった

(2)声の力でしっかりと思いが伝わった

(3)「語る」とは相手に声を「届ける」こと、を実感した

(4)心から楽しむものを見て人は楽しむ

(5)練習を繰り返すと良い声になる

 お腹から声が出ると表現力が向上します。そして真剣に演じることでその思いが相手に伝わることがわかります。台本を「読む」のではなく自分の言葉にすることで「語る」のであり、それは相手に声を「届ける」ということなのです。そして演じるテクニックは未熟でも自分たちが楽しむことでお客様も楽しんでいただけます。そして必死に練習を繰り返すと自分の声がきれいに聞こえる日がやってきます。ですが、ボイトレをやめるとすぐに元に戻るので要注意です。

 最後にいくつか、これまで学んだ発声のコツをご紹介して結びたいと思います。相手に伝わる話し方のコツとして、

(1)声を誰に届けるのかを意識する

①声を届ける相手を意識し、その人と正対する。

②声を飲み込むように発生しない、声は相手の手前で下に落とさぬよう、しっかり届くように前に押し出すイメージで発声する。

(2)発音とアクセント

①最初の声はのどに力が入って詰まりやすい。声を出す直前に口を開けると、のどに力が入りにくくなる。

②語尾を投げ捨てず、しっかりと前に押し出すように発声する。

③母音の部分をたっぷりと響かせて発音するときれいに聞こえる。

④声の高低を使って抑揚をつけると感情がこもる。

⑤日本語は2音目で音程が上がる言葉が多い(例:あたらしい、おいしい、ひろい、たのしい)。明るい印象を出すためには長調で2音目の音程を上げる。この長調というの音楽の長調/短調のことです。

 

では、塾生の皆さま、講義でボイトレの一端が体験でき、自分の姿勢や声がどうなのかを確認していただけます(声だけでなくプレゼン内容もですが)。お楽しみにしてください。また、ボイトレ特別企画は講義には含まれない実際のボイトレ教室で行っている内容を少し時間を長めにとってかみ砕いて教えていただくことができます。若干名まだ募集しております。もし興味がありましたらぜひご参加ください。

なお、今回のネタは以下の記事を参考にしております。

企業診断ニュースNo.704<特集>コンサルタントに求められる声の力 習得編 第2章 相手に響く声を習得するトレーニングへの挑戦---ボイストレーニングのビフォア・アフター

 

 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (大井 秀人)
2020-09-21 23:49:07
先日の高橋さんのブログといい、稼プロ!での特別講義が楽しみでしかたありません。実際には、何を指摘されるのかが怖くもありますが・・・・。体と心の両方コンディションが重要そうですね。
Unknown (田本)
2020-09-22 23:58:57
大井さん、ありがとうございます。
はい、その通り心技声一体です。
身体を整えると声が良くなる、すると積極的に考えるようになる、逆に声が出ると心や体がスッキリしてくる表裏一体ということになりましょうか。
声、姿勢は自分では気づかないので人に見てもらうのはとても有効です。講義をどうぞお楽しみに!
Unknown (岡田 英二)
2020-09-23 00:06:13
ポイントが沢山あって、さすがに真似できそうもないです。
まだ宮崎先生の講義を受けていないので当然ですが。
プレゼンで緊張していると話をすることに意識がいきますが、伝える気持ちを忘れないようにすることも大事な基本の1つなんだと思いました。
次回の講義では3分プレゼンをするので、このことを意識したいと思います。
Unknown (田本)
2020-09-27 21:55:26
岡田さん、ありがとうございます。
プレゼンお疲れ様でした。
確かにポイントはいくつもありますが、簡単なところから姿勢と口の開け方あたりは入りやすいと思います。

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