こんにちは。

 

 


歯列矯正を始めてからは「しゃべる、食べる、寝る、笑う」などこれまでの人生で何不自由なく行ってきた行為を「意識」するようになりました。今まで当たり前にできた行為が当たり前にできなくなるからです。






中でも特に意識するようになったのは食事です。

歯列矯正を始めると満足に噛めなくなります。

全員に当てはまるかどうかはわかりませんが、少なくとも咀嚼効率は落ちるでしょう。





ここのところ「歯列矯正者を食事に誘ってくれるな」みたいな半グレブログが続いていたので、今日は打って変わって「誰かと食事を共にすることの素晴らしさ」について書いていきたいと思います笑。



 



 

【誰かと食事を共にすることの素晴らしさ】

 

■  美味しいものをシェアできる

映画『ボクの妻と結婚してください。』の中で、主人公が結婚の素晴らしさについて語る場面で印象的なセリフがありました。


「例えば、あなたが中華料理屋に行ったとしましょう。

1人だと、ラーメンを頼んで、まあ、追加で餃子かチャーハン、1品が限界です。

でも結婚すると2倍注文できる。まず、おつまみを頼んでビールで乾杯、その後餃子もいけちゃう、ラーメン、チャーハン頼んでも2人で分け合えば食べられちゃう。しかも、食後の杏仁豆腐も夢ではない。

さらに、家族が増えると春巻きやシュウマイにも手が伸ばせる。チンジャオロースや青菜炒めも追加で注文できる。

特筆すべき点は、ただ単に注文できる品数が増えるだけではない。みんなで食べると人数分美味しくなるんです。家族で食べるご飯というのは世界中のどんな料理よりも美味しいんです。」


僕は素敵なセリフだなと思いました。自分以外の他の誰かと食事をすることによって、食べられる食事のレパートリーも増えるし、さらに1人で食べる何倍もの美味しさを感じられるということですね。“結婚をする”ということのメリットを現実的に且つ感情に訴える形でうまいこと表した素敵な台詞だと思います。食事のレパートリーが増えると必然的に健康になりますしね。

それにしても、食事って“誰と食べるか”によって味が全く違ってくるのは何故なのでしょうか。一人暮らし歴10年以上になる僕は、ここ10年間ほとんどの食事を1人でとっていますのでそういう意味では文字通り“味気ない”人生を送っていることになってしまうのでしょうか笑。

上記の台詞を聞いて「結婚生活に理想を抱きすぎ」「むしろ毎日しょーもない夫と食事をしないといけないことが苦痛」なんて感じた方は10年間毎日1人で食事をとっている僕の姿を想像して元気になってください(お前が元気出せ)。

 


 

 

■  美味しいという感情をシェアできる

ここで一つ“誰かと食事をすることの素晴らしさ”に関する僕の実体験を紹介させてください。

僕は大学時代の4年間で15ヶ国を旅しました。そのほとんどがバックパック(いわゆる一人旅)でした。僕が一人旅にこだわっていた理由は、特に友達がいなかったわけではないですが、旅をする上で1人の方が何かと都合が良いからです。

友人と一緒に海外旅行に行ったことのある皆さんはこんな経験ありませんか?旅先で友人とお腹の空くタイミングが合わない、興味のないお店にも友人の付き合いで入らないといけない、お互いに巡りたい観光スポットが違う、旅先で友人と揉める、結果、ちょっと気まづい空気になる…。ありますよね?(脅迫)

僕はこういうのが本当に煩わしいと感じてしまうタイプなので自由気ままな一人旅に魅力を感じていました。

大学1年の頃はベトナムや韓国、中国、タイ、カンボジア、屋久島(国内)などにいきました。自分がお腹が空いたタイミングで食事をとって、自分が行きたい観光スポットだけを回れるのでいずれもとっても満足のいく旅になりました。特にカンボジアはご飯も美味しくて最高でした。

2年生になるとアジア以外も挑戦してみようと思い、トルコやドバイなどの中東系、グアムなどの南国系、オーストラリアで語学留学も経験しました。これまた1人でしたがとっても楽しかったです。トルコでは毎日ケバブを食べていて気持ち悪くなってしまい、最終日は体調を崩してホテルのルームデリバリーでクソまずいコーンフレークを食べたのが良い思い出です。

僕が最も印象に残っているのは大学卒業時に1人でパリを旅した際です。パリの街でアパートを借りて生活する“アパルトマン”をいつかしてみたいと思っていた僕は、2週間パリのアパートを賃貸して生活をするという夢をついに実現しました。しかし、結論から言うと、このパリでの生活はこれまで僕がしてきた一人旅の中で最も満足のいくものではありませんでした。

それはなぜか。それは、1人で食べる食事をどことなく寂しいと感じる自分がいたからです。

モンサンミシェルに行く途中の港町でとっても美味しいサーモンのパスタを食べました。これは本当に絶品でした。これまでの僕であれば「美味しい!最高!」で終わっていたと思いますが、その時はなぜか「この美味しさを誰とも共有できない」ということにとてつもない寂しさを感じたことを今でも覚えています。当時パリの街で聴いていたOne Directionの「Half A Heart」という曲も僕の感情に拍車を掛けました。今でも聴くとパリの曇り空を思い出します。

冷静に自己分析すると、大学1、2年生の頃は「自分1人が楽しめれば良い」という思考だったのが、卒業時には「自分1人ではなく、誰かと楽しみを共有したい」または「自分はもういいので誰かに楽しんでほしい」という思考に成長していたのだと思います。

パリ以来、1人で海外旅をすることはやめました。一人旅をしても楽しめなくなってしまったからです。逆に言うと、僕は一人旅を重ねることで「誰かと共に“美味しい”をシェアできることの喜び」を実感しました。美味しいものを「美味しいね」と共有できるパートナーがいることは素敵なことだと思います。

1人旅は楽ですが、食事の時だけは寂しいです。なぜなら、どんなに美味しいご飯を食べても「美味しい!」という喜びを誰とも共有できないからです。

「毎日しょーもない夫と食事をすることが苦痛」という奥様は今一度“美味しい”を共有できる喜びに感謝です(結局オチはそこかい笑)。

 


 

 

■  大切な場所が増えていく

一緒にご飯を食べるカップルほど上手くいくって知っていましたか?

先日、一緒に映画をよくみるカップルはそうでないカップルに比べて離婚率が下がるという研究結果を紹介しましたが、食事でも同じことが言えるようですね。

海外では仲の良いカップルほどSEXよりも「食事の時間」で愛情を確かめ合っているなんて話も聞いたことがあります。

パートナーとの食事中に他ごとでスマホをいじるなんて論外といったところでしょうか。

特に記念日などで一緒に食事をした素敵なレストランって忘れることはありませんよね。記念日のエッチは忘れても、記念日のディナーは忘れません(我ながら名言)。

そう考えると、素敵な食事をたくさんしているカップルってそれだけ思い出の場所が多いということですね。

これは彼からの愛され願望が強い女性への僕からのアドバイスですが、彼の頭の中の自分の存在を大きくしたいのであれば、彼とたくさんエッチをするよりもたくさん一緒に食事をすることが大切です。

人間の三大欲は食欲、性欲、睡眠欲ですが、この中でも特に「食の欲を一緒に満たした」という思い出をたくさん作ることが大事です。性の欲を満たしている時って脳内麻薬ホルモンが多量に分泌されていますので実はあまり記憶に残りません。さらに人間は暗所で起きた出来事は記憶に残りにくいという性質もあります。睡眠の欲を満たしている時は暗所+無意識ですので論外です。

ということで、「彼といつまでも仲良しカップルでいたい♡」という恋する乙女は、彼と一緒にとる食事の回数を増やしましょう。そして、一緒に食事をする時は必ず「美味しいね」という感情の共有を欠かさないことです。感情であればなんでも構いません。美味しいでも、面白いでも、悲しいでも、とにかく共有することが重要です。

例えば、売れっ子営業マンはこの「感情の共有」をお客さんと出会って数分間で何度も行なっています。そうして構築された人間関係が、最後の最後に効いてくるのです。

パートナーとの付き合いを振り返った時に、「食事の回数よりもエッチの数の方が多い」という方は危険信号ということで間違いないでしょう笑。

 

 



 

今日は夫婦仲が冷めたカップルと恋する乙女向けのブログになってしまいました。

Amazonプライムビデオで無料視聴できるおすすめ作品を紹介します。

 

 

 

【THIS IS US -36歳、これから-】

夫婦仲が冷めたカップルにオススメです。嘘です、老若男女すべての方にオススメできる作品です。

アメリカのTVドラマです。現在シーズン3が放送中ですが、Amazonプライムではシーズン1が無料視聴できます。

とにかくまずはシーズン1のエピソード1を観てみてください。TVドラマでここまでクオリティの高い第1話はなかなか出会えないと思います。僕は2回泣きました笑。

物語は三つ子の人生を描いたストーリーなのですが、現在36歳の三つ子の過去と未来を行き来する構成になっています。

出演陣も実力派揃いです。『HEROS/ヒーローズ』のマイロ・ヴィンティミリアや、名曲「輝く未来」でおなじみマンディ・ムーアが安定の名演を見せてくれます。僕はこの作品を見るまで存じ上げなかったのですが、黒人俳優のスターリング・K・ブラウンさんのお芝居も素晴らしいです。

構成・脚本・キャストどれをとっても素晴らしい。主人公を1人に絞らず、様々な立場の視点から物語が紡がれていくのでアラサーアラフォー世代は男女問わず何かしら心に響くものがあるのではないでしょうか。

この歳で出会えたことが嬉しい素敵な作品です。

 

 



 

【四月は君の嘘】

恋する乙女にオススメです。山崎賢人さん、広瀬すずさん共演の邦画です。ジャンルはラブストーリーに分類されるようですが、ラブ色はそこまで強くないです。どちらかというとヒューマンジャンルのように感じます。「はいはい、イケメンと美女のよくある恋愛ものね」というテンションで見ると軽くハードルを越えてくる作品ですね笑。主演の山崎さんがピアニスト、広瀬さんがヴァイオリニストという配役で音楽を軸にした物語なのですが、演奏シーンがとっても素晴らしくて引き込まれます。しかも演奏シーンをわりかし長くとってくれています。

音楽×恋愛の邦画といえば上野樹里さんと玉木宏さんの「のだめカンタービレ」が有名ですが、あそこまで音楽業界特有のネチネチした空気感はありません笑。「のだめ」は音楽専門学校が舞台ですが、こちらの作品の2人は一般的な高校生ですので映画としては爽やかで甘酸っぱい青春色が強いです。

映画タイトルにある「嘘」ですが、劇中、ヒロインの台詞の中に「嘘」というキーワードが複数回登場します(注目してみて下さい)。

そしてラストシーンで本当の嘘が明かされます。鑑賞後はほんのり優しい気持ちになれるほっこり映画です。

 

 



 

ありがとうございました。

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