こんにちは。
歯列矯正者です。
先日、矯正治療の過程でアンカースクリューを入れましたのでブログにまとめておきます。
歯列矯正に全く興味がない方にとっては、「アンカースクリューってなんやねん。山本昌の決め球か？」って感じだと思います。
今日はこれから歯列矯正を検討している未来ある若者たちのために、アンカースクリューについて僕が実際に体験したことをレポートしておきたいと思います。
そもそも僕は矯正歯科の専門医でも何でもないただの一般人ですから（笑）、
医学的見地からの専門的な言及は避けます。
【アンカースクリューを入れた件】
◾️アンカースクリューとは？
運動会のリレーの最終走者のことを「アンカー」などと呼んだりします。アンカーはリレー競技の花形です。だいたいクラスで1番足の速いイケメンがアンカーに選ばれることが多いです。
綱引きでは最後尾で綱を引っ張る選手のことを「アンカー」と呼びます。だいたいクラスで1番デブいやつが選ばれます。綱引きでは、最後尾で綱を引っ張る「重し」の役割をする選手（アンカー）が勝敗に最も重要とされています。
サッカーではミッドフィルダー（MF）のポジションの１つを「アンカー」と呼びます。守備的MF（ボランチ）などとも言います。日本代表では長年、長谷部選手がアンカーのポジションを務めていました。
要するに、「アンカー」というのは、勝敗の決着に最も重要とされる駒のことです。
もともとは船の錨（いかり）を指す言葉ですが、そこから派生して「重し」や「重要なもの」なんて意味を持ちます。
一方で、「スクリュー」というのは、山本昌の決め球です。螺旋状に回転するもの全般を「スクリュー」と呼びます。「スクリュードライバー」などと言ったりしますが、スクリューというのは「ねじ」のことですね。
てなわけで、「アンカースクリュー」というのは「とっても重要なねじ」のことです。
矯正治療においてはどちらかというと「重り」の意味合いの方が強いですかね。
いずれにせよ、文字通り、大人の歯列矯正において非常に重要な役割を担います。
◾️アンカースクリュー矯正
アンカースクリューは、矯正用のスクリュー（ねじ）を顎の骨に植え込んで、それを固定源として歯を移動していく比較的新しい治療法です。
僕は歯列矯正の初診でアンカースクリューについて先生から教えてもらい、「ねじを植え込むとか、エグすぎやろ…。聞いただけでキンタマ縮むわ。」と思いましたが、実際にやってみると大したことないです。
イメージ的には、ワイヤーが歯を「押す」役割を担っており、アンカースクリューが歯を「引っ張る」役割を担うみたいな感じですかね。
◾️抜歯とスクリューはセット
大人の歯列矯正に抜歯は付き物（と考えておいた方が楽）です（もちろん抜歯を伴わない人もいます）。
抜歯をすると当然、抜いた歯の分スペースが空きます。このスペースを短期間で埋めるためには歯を押す力だけでなく、歯を引っ張る力が必要になります。
歯を押すのがワイヤーで、引っ張るのがスクリュー（という認識で一応のところは良さそう）です。
よって、これから歯列矯正を考えている方は、「基本的に、抜歯とアンカースクリューはセット」と考えておいた方がベターかと思います。
細かいことを言うとアンカースクリューにもいろいろタイプがあって、ミニスクリューだのプレートタイプだの、抜歯の時に使う、抜歯の時には使えない等あるようですが、「とりあえず抜歯とスクリューはセット」という認識で初診に臨んだ方がスクリュー使用を宣告された時の精神的ショックは小さくなると思います。
「スクリューは使いません」と言われたら「ラッキー♪」で済みますので。
もちろん患者の権利としてアンカースクリューの使用を拒否することもできますが、治療期間が長引いたり治療のクオリティが下がるなどのデメリットがあるようですので承知しておいた方が良さそうです。
◾️アンカースクリューの効果
僕の担当医いわく、アンカースクリューを使うメリットは主に4つあるとのこと。
①治療期間を短縮できる
②患者の身体的負担が減る
③ワイヤーだけでは難しい治療が容易になる
④仕上がりのクオリティが上がる
要は、アンカースクリューを用いることで歯を効率的に動かすことができるということですね。
アンカースクリューの登場で一昔前の歯列矯正でよくみかけたヘッドギアやネックストラップ(画像参照↓)などの煩わしい装置も不要となりました。
◾️痛いのか？
患者側からしてみれば1番気になるのはここです。
結論から言うと、痛くありません。
痛みレベルで言うと、MAXが1000だとしたら3くらいですかね。
もちろん痛みの感じ方は人によるかと思いますが、アンカースクリューを使った人の9割以上が痛みはほとんど感じなかったと言うようです。
経験者の歯列矯正ブログを読み漁ってみても、多くの方がアンカースクリューについては無痛だったと記しています。僕もそうでしたので基本的に痛みの心配はそれほどする必要はないです。僕は処方された鎮痛剤も飲みませんでした。
アンカースクリューを入れる前に（もちろん）麻酔を打つのですが、麻酔を打つときに感じる「チク」の方がスクリューを入れるより痛いくらいですので楽しみにしておいてください笑。
◾️出血は？
あくまで僕の経験談ですが、血もほとんど出ませんでした。
いろいろな方の体験談を総括してもアンカースクリューについては痛みも出血もほぼないと考えておおかた大丈夫だと思われます（もちろん人による）。
◾️処置時間は？
スクリューを入れる時間は約30秒ほどです。
その前に麻酔を打ちますので、合わせて1〜2分くらいでしょうか。
スクリューを取り外すときは麻酔なしで30秒とのことですが、痛みは大丈夫なのでしょうか？笑。
取り外し後は2-3日もすれば何事もなかったように穴は埋まるようです。
◾️音は？
抜歯玄人からすると気になるのは音です笑。
基本的に、日常生活において僕たちは耳の外側で生じた音を聞くことがほとんどですが、歯科治療においては耳の内側で生じた音を知覚することになります。これが意外と新鮮♡
アンカースクリューの処置の際にもねじが歯肉に入る音が耳の内側から聞こえます。そこは痛みと音がリンクしない摩訶不思議な世界♪♪
正直、これが1番きついですね。
◾️見た目は？
見た目は完全にピアスです笑。
特に裏側矯正の場合はスクリューも歯列の舌側に入りますので日常生活で見えることはまずありません。大あくびをしたときにかろうじて見えるかどうかくらいですね。
そもそも鏡の前で口を開けても口の奥は影になってしまうので自分でもスクリューの全貌を明確に確認することはできません。
自分にも他人にも見えないピアス。これは最高レベルのおしゃれです。
◾️日常生活で気をつけること
アンカースクリュー矯正において、とにかく大切なことは患部を常に清潔に保つお手入れをすることですね。
スクリュー周辺は矯正装置のブラケット同様にプラークが溜まりやすい状態になっていますから、毎食後のデンタルケアの大切さがより増します。
まあ、デンタルケアについてはスクリューの有無に関わらず多くの歯列矯正者が徹底して行っていることですからスクリューが入ったからといって日常生活で変わることは特にないですね。
とゆーことで、今日はアンカースクリューについてまとめてみました。
これから歯列矯正を考えている方の参考になれば幸いです。
Amazonプライムビデオで無料視聴できるおすすめ作品を紹介します。
【オオカミ少女と黒王子】
恋愛コミックの実写化です。
こちらは僕の知る限り、山﨑さん（のルックス）が最もイケメンな映画だと認識しております。特に、横顔の破壊力には凄まじいものがある。
ヒロインは二階堂ふみさん。共演に鈴木伸之さん、横浜流星さん、吉沢亮さん、などなど、まさに今をときめく王子が大渋滞といった感じです。
ストーリーの内容的には特にこれといった深さはありません（笑）ので、とりあえず気軽な気持ちでイケメンを拝みたい方にご視聴をおすすめします。
『一週間フレンズ』や『センセイ君主』でもはや恋愛邦画のお決まりとなった「お天気雨の相合傘」も登場しますよ笑。
頭の固い男が見ると、途中ベタすぎて吹いてしまうシーンなどもありますが、「山﨑賢人×私立高校＝映像美」という公式が確立された恋愛邦画のテッパン作品と言えます。
【NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム】
頭の固い男にはこちらがおすすめ。
USA製作のノンストップ・スリラー。
本作は、『パラノーマル・アクティビティ』を撮った監督が手がけた作品。今作でも『パラノーマル〜』同様、手持ちカメラが多用されていて手に汗握るスリル満点シーンがたくさん登場します。
物語の内容は、現代のネット社会の危険性に警鐘を鳴らす、青春スリラーサスペンスといったところでしょうか。
表向きはハイセンスな映像と音楽が注目されているスタイリッシュな作品ですが、裏テーマで描かれるのは現代のネット社会に蔓延る危険です。
ネットの匿名性、お金の為にとにかくview数を伸ばすことしか頭にないネットユーザーに警鐘を鳴らす社会的啓蒙作。
社会メッセージ性の強い内容をハイセンスな映像と音楽で若者の恋愛映画風にスタイリッシュにまとめてあるので大変見やすい。
主人公は女子高生。演じるのはエマ・ロバーツ（ジュリア・ロバーツの姪っ子さんらしい）。
彼女の相方役に、『グランドイリュージョン』のデイヴ・フランコです。
主演の2人が美男美女、手に汗握るシーンの連発、社会メッセージ性の強い裏テーマ、深いラストシーンなどなど、見所満載の新感覚スタイリッシュスリラー。
ナウい（死語）。
ありがとうございました。
ブログランキング参加中↓↓
