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自閉症スペクトラム入門(3)薬物治療の効果と限界:
小児療養相談センター 原 仁(医師)
おはようございます。
曇り日ですが、布団を干したり、シーツを洗って干しています。
晴れるといいのですが( ^ω^)・・・。
昨日の午前中は、神奈川LD協会 オンライン講座を受講しました。
いつもは、主催者側の立場での遠隔授業ですので、受講側が新鮮でした。
講師は、社会福祉法人 青い鳥・小児療養相談センター 原 仁氏(医師)です。
一貫して、穏やかなトークで、とても、聴きやすかったです。
ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)やADHD(注意欠如・多動症)の子どもたちには
時として、薬物治療が効果があり、しかしながら、薬物治療にも限界があります。
実際に教育現場で支援する場合、どのような基礎的知識を必要とし、
どのように理解し、どのような対応が求められるのでしょうか。
専門的知識と実践を交えながら、2時間、お話をいただきました。
テーマ:自閉症スペクトラム入門(3)薬物治療の効果と限界
※スライド53枚の中から、配布資料より、
Snipping Tool させていただいた7枚を使用させていただきます。
◆「行動障害」とはどのようなことであるか
援助する側が、対応に困り、本人も苦しんでおり、周囲に不快や苦痛を与えてしまうものという定義です。
子どもの行動は逸脱行動であるというのもポイントです。
◆強度行動障害はどのように発生するのか?
基本にあるのは「自閉症」であり、他、「気分障害」、「トウレット障害」、「強迫性障害」
「思春期退行現象」等が発生要因とのことです。
◆では、強度行動障害への基本的対応とは・・・
まず、環境刺激を統制し、生活の構造化が重要です。
さらに、安心を感じさせる信頼関係の構築が大切です。
医療・家庭との連携なしには、対応は難しくなります。
◆薬物治療の3つの観点とは・・・
①過剰な神経活動を適正化する
②抑制系神経を賦活する
③神経活動の不安定を整える
◆薬物治療中の児童生徒への配慮とは・・・
・「障害」への治療薬はない
・薬物治療には中立の立場で
・薬剤名と薬量の把握
・処方量と力価は異なる
◆睡眠障害のパターンについて
①入眠障害
②中途覚醒
③熟睡障害
④早期覚醒
ASDの薬物治療とは、症状を軽減することを目指しています。
本人、そして、その家族の生活を支援する治療とも言えます。
2種類の抗精神病薬が、ASD治療薬として処方が可能であること
睡眠リズム障害においては、メラトニン製剤が処方できること等
まとめられておりました。
皆さん、よい一日をお過ごしください。
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