今年のブルペンランキングにおいて、我がヤンキースのブルペン陣が堂々1位の評価を受けているようです。

数年来、ブルペン陣の質が極めて高いのがヤンキースの特徴となっています。。

2位にはパドレスが評価され、以降レイズやブレーブスが続いているようです。

ヤンキースのブルペン陣については、個人的にも結構良いという風には思っています。

しかしながら、ここ数年で考えると2016年のときの方が上であり、あと一息という気もしてはいます。

2016年のヤンキースは前年オフにFAでチャップマンとミラー(現カージナルス)のダブルストッパーを獲得し、自前のベタンセスと加えて、脅威の、圧倒的な、最強のリリーフトリオを完成させました。

そのときに受けたインパクトは相当なものでした。

チャップマンとミラーは予想通りの活躍を見せ、チャップマンが3勝0敗20S防御率2.01、ミラーが6勝1敗9S防御率1.39と圧倒的な数字を叩き出してくれました。

ベタンセスだけ不調でしたが、それでも、3勝6敗12S防御率3.08であり、セットアッパーとして十分な成績です。

ちなみに、2016年は先発陣・打撃陣とも振るわなかったため優勝戦線に絡めず、残念ながらチャップマンはカブスにミラーはインディアンズにトレードされてしまったわけです。。

今年に関して、オッタビーノ、ブリットン、チャップマンの3人が終盤を締めくくることになると思います。

3人の去年の防御率は、オッタビーノ1.90、ブリットン1.91、チャップマン2.21です。

防御率だけ見れば、2016年の3人と比べて全く劣っていません。

ところが、問題は3人ともコントロールが不安定なため、四球率とWHIPが高いことです(チャンプマンは2016年は良かった)。

まず、3者凡退で終わることがなく、常にハラハラさせられます。オッタビーノにいたってはPSで重要な場面で使われなくなってしまいました。

ただ、今年のブルペン陣に期待できるのは、人材が豊富で他にもケインリーとグリーンがいて、さらにロアイシガーがブルペンに回れば凄い活躍をしそうな予感があります(できれば先発で。。)。

コロナの影響により、開幕の行方が見えない状況ですが、仮にペナントが短くなったとしてもダブルヘッダーなどにより、ブルペン陣に掛かる負担は大きくなります。

 

質と量は確保できているため、ここでも全員野球、一致団結で戦って欲しいと思います。