次の英文の(  )には何が入るでしょうか。

1. I get up early (            ) morning.
(僕は朝早く起きる。)

2. We play baseball  (            ) afternoon.
(私たちは午後に野球をする。)

3. What time do you usually get home  (            ) evening?
(いつも夕方何時に帰宅しますか。)

4. What is a good time to go to bed  (            ) night?
(就寝時刻はいつが適当でしょうか。)

すべて日常生活での表現で、朝、昼、夕、夜について述べています。

はい、それでは答を言います。

次の通りです。





1. I get up early (in the) morning.

2. We play the baseball  (in the) afternoon.

3. What time do you usually get home  (in the) evening?

4. What is a good time to go to bed  (  at  ) night?

1から3はすべて in the が入り、4だけは、at night となります。

なぜ at night だけ、前置詞が at で、定冠詞の the がつかないのでしょうか。




その理由はつぎのように考えると良いと思います。

前置詞の in は「~で」とか「~の中に」という意味合いがあり、その次に来る名詞にはある程度の広がりや幅が感じられるものになります。

朝、昼、晩というは、すべて活動の時間帯を表しています。だからその活動時間の中にいるということで、前置詞の in が使われるのです。

そして、午前と午後(朝、昼、晩)はそれぞれが対比されるものなので、the をつけて区別するのです。

一方、夜、night はどうでしょうか。

昔は、晩に夕食を食べて、夜暗くなればすぐに寝ていました。寝ている時間は活動する時間ではなかったのです。夜が明けて目が覚めるまでは、意識の上で時間の幅がなかったことが想像できます。

つまり、夜は寝落ちしてから起きるまでは一瞬(点としての時間)だったということです。

そこで、at と言う点を示すものにつける前置詞を使っているのでしょう。

またそのように意識の上では一瞬(時間の幅がない)である夜は、時間の幅がある朝、昼、晩に対比されません。従って他と区別しないので冠詞をつけないのです。

このことは、during the night (夜の間に)と言う表現を見るとはっきりします。

during がつくと the がついているのは、during が「(時間、期間の)間中、通してずっと」という時間の幅を示す前置詞だからです。その場合は、朝や昼と対比されることになるので、the をつけると考えられます。

 

 

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