筆者が一番初めに英文法を、おぼろげながら意識したのは次の英文だったように思います。

I like apples.

おそらく小学校3年生の頃だったのでないでしょうか。

なぜその頃だったと覚えているかというと、中学に通い出した4才違いの兄が教えてくれたからです。

「リンゴが好きだという場合、リンゴは1個だけじゃなくて、たくさんあるから、apples と複数になるんだ」と。

それでは、つぎのように言いたい場合、どう英語で言ったら良いでしょうか。

私の好きな果物はリンゴです。

はい、答を言います。

次の通りです。






My favorite fruit is apples.

なにが、問題なのか、と聞かれそうですね。

じゃあ、もうひとつ問題を出します。

上記の英文を apples を主語にして表現して下さい。

おや、考えてしまいますか。

それでは、答を言いますね。

はい、次の通りです。






Apples are my favorite fruit.

同じことを言っているのにもかかわらず、主語を入れ替えると述語動詞(ここでは is とare のbe動詞のこと)が変わります。

つまり述語の動詞の数(ここでは単数ならば is、複数ならば are)を決めるのは、主語であるということ。

英語は、主語がすべてを決めるのであって、補語(ここでは、apples とか my favorite fruit)の単数、複数に一致させる必要がないということを覚えておいたら良いと思います。

今回は、主語が動詞の単数形、複数形を決めることについて考察しました。

 

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