サレ妻が向かった先は、サレ夫の妹の同級生
であり、不貞女の妹でもある女性の職場。
外に呼び出し、不貞の事実を伝える。
『どちらの家庭も崩壊させたくないんです』
説得してもらう様に伝えるサレ妻に対して、
不貞女の妹の対応は、冷ややかなものだった。
『2つの家族が崩壊しても、一つの家族が
できるじゃない？
その家族が自分の家族ならそれでいいわ。』
サレ妻は非協力的な見解の不貞女の妹に
憤慨しつつも、女性だけでこの後、話し合う
ことを伝え、勤務先を去った。
サレ夫の妹は、不貞女を自宅から連れ出し、
サレ妻の指定した場所へと向かった。
３者が揃ったCafe。
『私の家庭も貴女の家庭も壊れる事に
なるけど、貴女はそれでいいの？』
『私、家庭を壊す気なんてないです。
オタクのご主人が言い寄ってきたから、
それに応えただけですから』
『兄がそれで受け入れてくれると思うの？
兄に済まないとかいう気持ちはないの、
貴女？』
『別れると言われた仕方ないですけどね。
私からは別れませんよ。』
『貴女から別れる事は簡単にできないのよ』
そこに現れたのは、不貞女の妹。
その表情は、先程の勤務先での無表情とは
違っていた。
『姉さんの事で振り回されるのは、もう
たくさんなの。
下半身のだらしなさが、私も同じに見られるのも。
私の視界から消えてくれる？ズベ公』
怒りの矛先は不貞女である姉に向けられていた。
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