ある程度、自分の裁量によって会社の資金を扱える経営担当者が横領に手を染める事件が相次いでいる。それだけ、悪魔の誘惑が多いからだろう。
しかし、そのなかでもこの「横領女」ほど悪質なケースはかなり稀である。
「岸運輸」(兵庫県伊丹市)で経理を担当していた岸田蓉子と言う女は、16年の勤務期間に11億円5000万円もの大金を着服していた。
そのカネで、200万円以上のエルメスのバッグを10数個購入し、宝石の指輪をジャラジャラと嵌め、会社にはタクシー通勤するようになった。
挙げ句、北海道ニセコに別荘を建て、高級絵画や陶磁器などを展示する「美術ギャラリー」まで併設する有り様だった。
岸田は、羽振りが良い理由を離婚した前夫から莫大な慰謝料をもらったからだと吹聴した。
当然、岸田の横領のせいで会社の資金繰りは悪化した。
すると、岸田は横領していたカネを社長に貸し付けたのだ。毎月、数百万円を会社の口座に振り込み、その都度の返済は現金で行われた。岸田が税務署の目があるから現金でと要望したのである。
ところが、岸田はそれを逆手に取り、帳簿上、返済されていないように処理した。
岸田の横領の事実を知らないまま、岸運輸の社長は借金苦で首吊り自殺をしてしまった。
続きは次号で。
(※誤字脱字を訂正しました。8月20日)
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