「青山メインランド」恐喝事件の行方

「枕営業」をきっかけに、恐喝に遭ったとされるマンションデベロッパー「青山メインランド」の西原良三社長。

　つごう５人が逮捕されたが、そのうち「松浦正親ルート」の２人が６月１８日、検察から懲役２年を求刑された。もう一方の「小林英雄ルート」に流れたのは５００万円で、懲役２年６カ月の実刑判決。それに比べて、１０００万円が流れた松浦被告らの求刑は「軽め」だったと見られる。

　そもそも、松浦被告らは恐喝の事実を完全否定。１０００万円は西原社長の依頼で、枕営業の記事を掲載したネット記事の押さえ込みを頼んだ総会屋に渡したと主張した。一方、小林被告らは恐喝の罪を裁判で認めていたので致し方ないところもある。

　とはいえ、詳細を見ていけば、かなり無理筋な事件の組み立てだったことがうかがえるのだ。

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