自分を好きになる過程で気づいてきたことを

書いています。

 

今、自分のことが嫌いで生き辛さを感じてる方の

少しでも何かの気づきになりますようにと願って・・。

 

自分の心と他人の心に境界線を引く

その①

 

星他人の感情にそこまでの責任を持つことはない星

 

私は自分の気持ちと人の気持ちとの「境目」が分からずに

長い時間苦しんで来ました。

 

自分の気持ちを出すのはわがままではないのか?

自分の気持ちに正直になったら人を傷つけることにならないのか?

人の気持ちに寄り添うのは、

どこまでが優しさで、どこからが迎合なのか?

・・などなど・・たくさんの疑問を持っていました。

 

今から思えばこれらはみんな

私の中に他人の心と私の心の中の境目があいまいで

境界線が引けていなかったからこそ湧いていた疑問でした。

 

なので・・何回かに分けて

境界線を引くことについてお伝えしようと思います。

 

自分と他人との間に境界線が引けるようになると

生きるのがぐっと楽になります。

 

人との会話が楽しめるようになります。

 

 

クローバー   クローバー   クローバー   クローバー   クローバー

 

私が自分を好きになる過程で、

知らなくて、そしてあるときに知って

びっくりしたことのひとつが

 

他人の感情にまで責任を持たなくていい。

 

っていうことでした。

 

自分を嫌いだった頃

他人の機嫌は私の幸せを直球で左右するものでした。

 

同じ部屋に機嫌の悪い人が一人いたら

私はその人のために心を配りました。

(無視できなかったんです)

 

何か出来ることはないだろうか?

この気まずい雰囲気を打開するために

何か私に出来ることはないだろうか?

 

いつもそんな風に感じてきました。

 

同じ部屋にいる人の機嫌がどうであれ

関係なく私は幸せでいていいんだということを

知らなかったからです。

 

私は幼い頃から

周りの大人の音(発する言葉・気配)などに

心を配って生きてきました。

 

相手が今どんな気持ちでいるのか

私はどんな態度でいれば安全なのか

いつもそうやって自分の安全な居場所探しをして

生きてきました。

 

そのため気づいたときには

相手の気持ちを推し量って

自分の気持ちを安定させて

なんとか心の居場所を作る・・というあり方を

身に付けてしまっていたんです。

 

他人の機嫌に自分の幸せを左右させる

ということを当然のように受け入れてしまっていたんです。

 

だから

同じ部屋にいる機嫌の悪い人を

自分には関係ないことだから

自分はこのまま幸せでいよう

なんてとても思えなくて

 

どうにか私の一言で

どうにか何か私の態度で

幸せでいてもらえるように・・

って思わずにいられなかったんです。

 

他人の心の内側と自分の心の内側に

明確な線を引くことができていなかったからです。

 

今となっては

当たり前すぎることですが、

 

他人の心と私の心は違います。

 

私の心がどんなに悲しいことがあって

気持ちがずぶぬれで涙にくれていても

隣で最高に幸せで、満足して生きている人もいる。

それが普通の世の中です。

それで良いんです。当たり前です。

 

けれどあの頃の私にはどうしても

そこが分かりませんでした。

 

心の境界線を引くことができませんでした。

 

多分それは幼い頃の記憶・・

私の発した何気ない一言が原因で

心がぺしゃんこにつぶれるような辛い思い出が

あったことも影響していたんだと思います。


自分の言動が人の『幸』『不幸』を左右する

って信じていましたし、

それほどに自分の言葉は

(良くも悪くも)影響力があるって信じていたんです。

 

何とか自分の力で目の前のこの人を幸せに・・

 

だなんて

今思えば、ものすごく傲慢あせる

 

自分の存在(影響力)は大きくて

相手の存在を小さなものとして捕らえていたって

分かります。

 

それなのに、当時の私の心の中では

自分のことを

 

私は相手に同調して機嫌を伺うべき小さな存在

って思っていた気がします。

 

矛盾してます。

心がもやもやするはずです。

 

今なら分かります。

 

私は相手の感情に責任を持つことは出来ないし、

自分軸を持つ人は、そんなことをこちらにまったく

求めてはいないんです。

 

 

自分が嫌いで

人の感情に気持ちを揺さぶられてしまうあなたへ

 

目の前に箱があります。

中身を正確に当てられますか?

 

箱の外側には

いろんなステッカーが貼ってあって

中身を思わせるヒントはたくさんあります。

 

中身を当てられますか?

 

もしかしたらヒントを頼りに、中身に

近いものを言い当てることは出来るかもしれません。

 

でもその中身の、大きさや色

形まで、細かく正確に当てられますか?

外側から。

 

無理です・・。

 

超能力者じゃありません。

そんなの絶対に無理なんです。

 

同じように

人の気持ちの本当のところは

本人にしか分からないことなんです。

 

人の気持ちを本当に読み取ろうとするなんて

外側から箱の中身を正確に当てようとするのと

同じことなんです。

 

もちろん相手の気持ちを思いやることはとっても大切。

 

でも

 

相手の箱の中身が何なのか?

についてあなたは想像して考え、思いやることは出来ても

その中身にまで責任を持つことなんて出来ないことなんです。

相手の感情にまであなたが責任を感じる必要はないんです。

 

 

箱の外に

「取扱い注意」

「繊細に扱ってください」

「傷つきやすいので」

って書いてあるから、

自分は

これはきっと中身は

“透明感のある美しいきらきらのガラスに違いない”・・

って思って心を尽くして

精一杯の思いやりを示したところで

中身は“ごつごつした土の味わい深い陶器”かもしれないんです。

 

だから、どうしたって仕方ないんです。

箱の外側に見えたものにしか反応できないんです。

 

そしてそれはお互い様。

 

人が、自分の箱の外側を見て言ってきた言葉に

「私のことを何にも分かってないくせに・・・」

なんて(私の若き日のように)怒りを感じたり

分かってもらうことを期待したところで

それは無理なことなんです。

 

どうしても分かってもらいたいなら

せめて箱の中身を相手に見せなくちゃなりません。

 

今日私の箱の中にこんなのが入っているの

って見せた分だけ

相手に自分の気持ちが伝わる可能性は広がります。

逆もそう。

 

でも!

あなたが、相手の箱の中身にまで

責任を感じる必要はないんです。

 

今日その人がその箱に何をいれているのか

は、その人の問題。

その人の責任。

 

あなたは外側から見えているものに

誠意を尽くして反応することしか出来ないんです。

 

相手の箱の中身を当てられない自分を責めなくていいし

自分の箱の中身を間違えて想像しちゃう他人を責める必要もないんです。

 

そして

相手を思いやって言ったつもりの一言を

相手がそうは受け取ってくれなくて、傷つけちゃったとしても

もうそれは仕方がないことなんです。

 

『発言するときの“動機”』には責任が持てるし、

責任はこちらにあります。

 

でもあなたの発言を相手がどう感じるか。

 

は本当にもう、それは相手の問題。

相手の心次第。

 

「大丈夫だよ~」

 

っていうあなたの一言でも、

励ましてもらった。

って喜びに取る人もいれば

人事だと思って何、気楽なことを・・って

気分を害する人もいる。

 

受け取り方なんて千差万別。

 

だからもうそこは自分が

 

どんな気持ちで発信したのか?

そこに愛情はあったのか?

 

にしか責任は持てないんです。

 

 

そしてさらにもし

箱の中身、その日の中身。

万万万が一正確に当てられたとして。

 

中身がふわふわのぬいぐるみだったとして

 

それを相手が

かわいいって言って欲しかったのか

抱きしめてなでて欲しかったのか

はたまた、

何も言わずそっと見つめて欲しかったのか

 

なんて

分かるわけないです。

 

誠意を尽くして愛情を込めて選んだこちらの態度について、

後日相手に

 

私は他のが良かったのに。

黙って抱きしめてほしかったのに~!

 

なんて言われたって(言ったって)

そんなの無理です。

そこまでは無理です。

(若き日々の私はここまでを人に求めていたんだと分かる汗

 

相手の気持ちを分かろうとする気持ちは尊いし、

優しさだと思います。

 

でも無理なものは無理です。

 

その人の気持ちは、その人にしか

ホントのところは分からないんです。

そこまでの責任をあなたが負う必要はないんです。

 

自分だって無理。

相手だって無理。

お互い様なんです。

 

そのうえでお互いに

もし気持ちが通じ合えたらそれはすごくラッキーなこと。

嬉しいことです。

 

でも!

分かり合えないことがあっても、

気持ちを共感しあえなくても

素敵な関係は作れます。

 

むしろ「共感を求めあわない関係」が

実は心地良いことだったりするんです虹

 

 

つづく。

 

(つづきはこちらです☆)

 

 

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