佇む猫 (2) Dr.ロミと助手のアオの物語

気位の高いロシアンブルー(Dr.ロミ)と、野良出身で粗野な茶白(助手のアオ)の日常。主に擬人化日記。

これまでの記録 (なにげない日常)

2021年08月23日 | 主に画像(ロミとアオ)

師匠のロミにハゲができた。

ストレス性のハゲだと獣医は言った。

それは僕がのり丸家に来る少し前の出来事だった。


師匠は偏屈で臆病、非社交的で、人や動物を受け付けない。

なので当然、一匹飼いが適している猫だと思われていた。

師匠みたいなタイプは新入り猫と合わなくてストレスを抱える可能性も高い。


ただ、師匠は猛烈に孤独で、あまりにも孤立しすぎていたかもしれない。

ひとりでポツンとのり丸の帰りを待っている生活に、実は大きな負担を感じていたかもしれない。


なぜならば、僕が来てから師匠のハゲはきれいさっぱりと完治したからだ。

 

 【明るく天真爛漫】

 

もうすぐ僕は10か月になる。

去勢手術も無事に終わり、体調もすこぶる良い。

師匠は生後10か月ぐらいに「のり丸家」にやってきたけど、僕のようにオープンで明るい性格ではなかったそうだ。

 

「ウチは、生後2か月半で母親や兄弟と引き離され、箱に閉じ込められて会場に連れていかれたんじゃ」

「会場って何?」

師匠はめんどくさそうに答えた。

「品評会のようなもんじゃ。いろんな人間に身体を持ち上げられて触られて、骨格から毛並み…すべてチェックされて、売り物になるか、いくらぐらいの値段をつけれるか、というような…ま、一種の品定めじゃの」

で、その後はペットショップをたらい回し。

師匠の価格は下がり続けた。

 

その話を聞いて腑に落ちた。

師匠がなぜ偏屈なのか、その理由がわかったのだ。

猫は本能で生きているので、育ってきた環境が性格に大きな影響を与えるようだ。

 

たぶん、師匠はものすごーく退屈していた。

想像するに、退屈しまくっていたから僕という刺激を例外的に受け入れたのだ。

 

【ヨチヨチ歩きの画像*保護主さん提供】

 

先日、師匠は(師匠の尻尾を)ブラッシングしているのり丸に「やめて」と甘噛みした。

過去の師匠の甘噛みは「少々痛いもの」とのり丸は感じていた。

ところがその時の師匠の甘噛みは「ん?いったいどうした?」とのり丸が驚くぐらい、フワっと優しく、軽く、まったく痛くないものに変わっていた。

これも僕が来た効果だと実感している。

 

【のり丸家に来たばかりの頃】

 

【師匠と同じ大きさになった…というか、6ヵ月で師匠を超えた】

師匠は優しくなった。

確実に以前よりは優しくなった。

相手を少しも傷つけないように噛めるようになった。

 

 

【甘えっぷりに困惑しているような師匠】

 

 

 

【白地なので、目くそ鼻くそがやや目立つ】

 

こういう日常の繰り返しなのだ。

だけど、この日常こそがプレゼントなのだと思う。

 

【同じ風景を毎日見る】

きっと、なにげない日常がいつかプレゼントに変わるのだ。(と、師匠に教わったまま)

 

ん〜僕の効果はすごいな。

 

 

大切な皆さん、おやすみなさい。

 


あほ吉、あぽ~、と呼ばれているがアオです

2021年06月14日 | 蒼(アオ)の憂鬱

僕がこの家に連れて来られたのは今年の一月の中旬頃だ。
その日は今季最強寒波の日だった。

「こんな寒い日にごめんな」
のり丸がキャリーバックの中で毛布に包まれている僕に話しかけてきた。
「もうすぐ家だから…」

僕はひたすら叫び続けた。
「ギャース、ギャオース!((出せぇ、出してくれ!)」


僕は保護猫だ。
昨年、伊藤さん(仮名)という女性に保護された。
伊藤家にはすでに複数の犬や猫がいた。
そこで僕は人間の顔色をうかがいつつ、犬ともうまくやっていく社会性を身に着けた。

(アオ「蒼」という名前も伊藤さんがつけてくれた)


のり丸が保護猫を迎えるまでのいきさつは省くことにする。
簡単にいうと、のり丸はずっと先住猫のロミがひとりぼっちで退屈していると思い込んでいた。


「子猫なら大丈夫だろう」
と、のり丸は楽観的に考えて僕を連れてきた。
しかし早計だった。

先住猫と新入り猫の会わせ方の基本を間違えていた。

きっとのり丸がこれまで飼っていた猫は、新入りにフランクな猫ばかりだったのだろう。

人間は過去の経験からの思い込みから、つい間違った行動をしてしまうことがあるらしい。


僕と対面した時、先住猫のロミの動揺は激しかった。

【警戒心が強く、気位の高い先住猫】

「…ちょ!……あんた!誰???…なんで知らん若い男がウチの部屋に…キャアァァァ変質者!!!強盗!!!」
と叫んだ後、ゲッゲッゲッ、と吐いた。

その態度には僕もかなり気分を害した。
「なんだと!ごらぁーっ!」
僕も一歩も引かずに言い返した。

 

すると、速やかにのり丸が「ロミ悪かった、ロミごめん!」と先住猫に謝りながら、僕の入ったケージを玄関に移動した。
ワンルームだから、扉で分けられる空間は玄関しかないのだ。

「デロンギのヒーターを24時間つけるから、この場所で我慢してくれ」

と、のり丸に言われて、僕は三日間玄関で過ごした。

【ガラス越しに見える怒りの表情】

玄関での三日間は最悪の日々だった。
もちろん、玄関はぐちゃぐちゃにしてやった。

 

そして三日後…

やっぱり退屈だったのだろう、ロミは僕のことを認めてくれた。

異例のスピードであることは確かである。

 

それからは…

「ウチのやり方をしっかり見ときんさい」

ロミは僕の師匠となった。
(のり丸が激怒することばかりを教えるが)

 

 

 

 

 

これからは、そんな師匠との日々をつづっていこうと思う。

(ちなみに茶白猫は大きくなるといわれている。もうすぐ8ヶ月、近々去勢手術を控えている)

 

のり丸の視力と頭は変わらずパッとしないので、更新は未定だけどね。

 

 


(続)ロミとの談話 誰かの役に立ちたい

2020年05月31日 | 主に画像(ロミ)


ロミ


のり丸

ロミ「なんでアンタだけ三番目なんね?」



SNOWというひと昔前?に流行ったアプリ。
コンピュータが自分の顔と似ている芸能人を探し出すらしいが…。
三番目とは、左(元顔)から三番目の加工状態の顔である。

のり丸「三番目を出すのは全く似てないからに決まってるだろ(笑)
なんたって俺の顔は『佐藤ノア』との融合だからな。

ロミは何回やっても、なぜか『ダヴ・キャメロン』になる。
AIからすると、猫の顔=ダヴ・キャメロンになってるのかな(笑)」



ダヴ・キャメロン

ロミ「…いやいやウチはダヴ・キャメロンには似てないじゃろ。
アンタだって外国の知らない人が出てきたじゃろ?」


Thomas Brode+のり丸
(これも三番目の融合顔)

のり丸「…ほんと誰?って感じだよな」




ロミ「…A Iで遊ぶのはもうやめじゃ。
さて、昨年のり丸に起こった『事実』といえば?」

のり丸「発熱。激しい咳。圧迫感のある胸の痛み。味覚異常。
…その頃、周囲の人も次々と同じ症状になっていて。
顧客も海外出張に行く人が多かったしね。
でも、インフルエンザの検査では皆『陰性』だったんだよね」
(※新型コロナウイルスに感染していたかどうかは、現段階では不明)

ロミ「それ、2019年11月頃の話だったかの?
ウチはあの頃、禍々しいアンタの近くに本能的に寄りたくなかったの」

のり丸「…なによりも『激しい咳』をしながら現場で仕事をする訳にもいかず、去年の暮れは休んでいた」

ロミ「そして今年に入ってから、新型コロナという名前が出てきたんじゃの。
特に3月、4月はのり丸の業種は大ダメージじゃの。
ゆうたら仕事自体が濃厚接触じゃから。

老人ホームに入っていた同業者は廃業したとか、リラクゼーションは閑古鳥が鳴いているとか…」

のり丸「老人ホームの封鎖でね。
まぁ、インフルエンザやノロウイルスの時も封鎖にはなっていたけど、今回は先が見えないからね。
病院の方にリハビリに入っていた同業者の仕事も減ったし、つまり全体的に『触る』仕事はダメージを受けたのは確か」

ロミ「…それにしてもアンタ、随分と余裕こいているようじゃの。
一日中、ゴロゴロして」

のり丸「ゴロゴロじゃない、横になって考えていたんだよ。
そして考えたことを、いつ実行に移すか、という計画を立てている」

ロミ「ずっと考えてばかりいたら『こんな荒唐無稽なことは絶対にできるはずがない』などと思い始めるじゃろ?
まずやってみて『失敗』→『修正』を繰り返しながら進むのがのり丸風じゃろ?

そんな時は、吉藤オリイさんを思い出すのじゃ!」



吉藤健太郎(オリィ)さん

https://www.dbic.jp/events/20190527_yokotsuka_17/


私達はなぜ身体が1つしかないのだろうか。
身体が2つあれば、入院している時でも学校で思い出を作る事ができたかもしれないし、居場所を維持し、孤独を感じることがなかったかもしれない。

3年半、ほとんど学校に行けなかった私がベッドの上でずっと思っていたことから始まり、4歳で交通事故にあい頸髄損傷の寝たきりになっていた友人、故・番田雄太、ALSやSMA等の難病の友人達と共に研究を続けてきたのが、分身ロボット(=AVATAR)「OriHime」だ。

[リンク先より抜粋]



ロミ「オリィさんのテーマはロボットの開発よりも『孤独の解消』らしい。
のり丸は、かなり前からこの人の事を気にしていたの」

のり丸「この人が言っていることは『ヘェ〜、すっげ〜』とかじゃなくて、『そうだよな』と個人的にはスッと入ってくる」

ロミ「常に『黒い白衣』を着ているところとか、共通点がありそうじゃの」

のり丸「それはオリィさんに失礼だね。
俺の場合はめんどくさくて『黒』にしているだけだし、『黒』以外には共通点がない。
この人の方がずっと情熱的でパワフル」

ロミ「オリィさんと親友の番田さんの動画を載せたいところじゃが、リンクだけにしておくの。

https://note.com/ory/n/n19258c76d1fa

(動画の番田さんのお母さんの話に心打たれる)


のり丸「人間は世話ばかりされていたり、自分は社会の役に立たないと思っていると孤独が深まる。
以前、有料老人ホームに仕事で入っていた時に感じたことだけど。

上げ膳据え膳で、施設内では何の役割もない。
そんな人達は『過去の話』をする。
しかし誰かに過去の功績を褒められたり…つまり何かを褒められたところで空虚さはつのるばかり、という様子だった。

結局のところ、人は誰かの役に立ちたい…のかな?」






ロミ「ウチはそんなこと考えたことなんて…」

のり丸「『ただいま』と帰ると、ロミが『おかえり』と迎えてくれる。
だから家に帰るのが嬉しくてしかたない。
今更ながら、これはすごいことだと思う」

ロミ「のり丸はウチのたった一人の仲間じゃの」



大好きな冷蔵庫の上で。



ベランダに出るのも、リード付。



今日も、無事に一日が終わった。


じゃあ、またの!


(※画像サイズ、たぶんバラバラ)

ロミとの談話 真実と事実の違い

2020年05月27日 | 主に画像(ロミ)
 

ロミ
 

のり丸
 
 
 
キャラクターは

「鬼滅の刃」より
 
 
 
 


前回の「ロミとの対話」からどのぐらいの歳月が…気が遠くなりそうじゃ。

猫の時間は人間の時間よりも早く進むから、ウチはすぐにのり丸の年齢を追い抜くじゃろう。

本当に「すぐに」じゃ。

しかし、ウチは将来「猫又」になる予定なので、そのことは全く気にしとらんけどの。

 
 
最近思う。
メディアはそろそろ「事実だけ」を報道しなければならないのではないかと。
 
メディアは人々の「不安」に乗っかり、メディアの「儲け」を優先させる情報を流してきた。
また、メディアが流したそのような情報に誘導されていく人々もいた。
 
そんな時代はもう終わりかけているのではないかとウチは感じておるのじゃ。
 
真実は人の数だけあるが、事実は一つしかない。
自分が事実だと思い込んでいるものも、他人から見ると事実ではないこともある。
その人だけの真実を「事実」だと思い込んでいることも多いのじゃ。
 
すべての人々の真実がわかる存在がいるのだとしたら、それこそ「神の視点」の領域じゃ。
 
「真実」は個々の歩んできた道から生まれ、「思い」や「信念」などのバイヤスがかかっておるからの。

https://ameblo.jp/boumu/image-12351729339-14129374700

 
マスメディアのターゲットはこの図の中にあるB層らしい。
 
これによると、B層の人間は思考停止しており、与えられた情報をすぐ鵜呑みにし…つまり「自分の頭で考えない」人間らしいの。
(※ B層とは、郵政民営化の広報企画にあたって小泉政権の主な支持基盤として想定されたもの)
 
 
また、偏った情報が「繰り返し繰り返し」発信されている時は、表に見えないところで「秘密裏に進められている計画があるのでは?」考える人たちも出てくる。
それはしごく当然のことじゃ。
 
その人たちもまた「その考え」を発信する。
 
つまり情報は無数に飛び交っている。
 
…だからこそ主観や意図的な操作を含まない情報、事実のみを正確に伝える情報が大切なのじゃ。
 
 
 
 
「人様の人生に踏み込むことは、一切しません」(by叶恭子)
ウチは恭子様に激しくリスペクトじゃの。


鬼舞辻無惨(鬼滅の刃)のコスプレをした恭子様



こちらはアニメの方の鬼舞辻無惨(鬼滅の刃)

(…おっと、コスプレ特集に脱線するとこだったわぃ)

猫にとっても、一方向だけの見方、狭い価値観で人を裁くような「正義」がまかり通る世界は住みにくいものじゃ。
 
その「正義」が自分の人生にズカズカと踏み込んできたら、それはそれは大変なストレスだと想像するのじゃが…。
 
 
 

地球によく似ているピンクの惑星。
ケプラー1649c
 
 

地球のいとこ?ケプラー186f
 
 
ロミ「地球に似ていて水がある可能性のある惑星が見つかる度にワクワクするが、この惑星の存在は事実ではないという声もあるの」
 
のり丸「なに言ってるんだ!『事実』だよ。存在しているに決まっている。きっと生命体もいる。いや必ずいる。ピンクの惑星の海はどんな色だろう?オレンジかな♪」


Image: NASA/Ames Research Center/Daniel Rutter via Gizmodo US

ロミ「…(ため息)
 
ところで、いつかのり丸が話しておった…そのぅ…A型(AA型)とAB型が新型コロナウイルス(COVID-19)に弱いという情報はどこから拾ったんじゃ?」
 
のり丸「それは様々なところからだ。
もちろんBとOが罹患しないという話などではないのだが」
 
ロミ「様々なところとは?…まあ、追求はやめておこう。
 
SARSコロナウイルス(SARS-CoV)の時は、特定のHLA(白血球の血液型)を持つ人たちが重症化したらしいの。
HLAの型は数万通りあり、しかも国(地域)によって偏りがある。
SARSで重症化をおこしたHLA-B46の型を持つ日本人は少なかったそうじゃ。
 
そして今回のCOVID-19に感染した人のHLAデータは公表されていないが、当然ながらその分野の研究をしている人はおるということじゃの。
ここまでは合っておるか?」
 
のり丸「ああ、確かそうだったような、ん、そうだったかな?…(って、猫がなんでこんな話をしているのか)」
 
ロミ「赤血球の血液型の方は武漢大学のデータか?ドイツかフランスの研究論文か?
アメリカの黒人の約80%以上はA型だということも統計データに入っとるんかの?
 
結論からいうと、A型は『抗A抗体』を持っていない為『ACE2』受容体がウイルスを肺に取り込みやすい、という話でいいのかの?
 
…それにしてもじゃ。
そもそもが細菌やウイルスを克服してきた個体が生存競争で生き残ってきた訳じゃろ。
 
今回の血液型の話は、これまで生き残ってきたAやABに対してあまりにも不利じゃなかろうか?」
 
のり丸「…なんか、ロミ…すこし怒っていないか?
いいか、これはあくまで数多くある仮説の一つであり、事実かどうかもまだ証明されていない話なんだよ。
 
…あ、そういえば猫の血液型って、AかABしかないらしいね。
ロミの血液型は?」
 
ロミ「…Aじゃ💢…それに間違っとるぞ。
猫はほとんどがA型(約95%)で、ごくごく稀にB型があり、ABは希少じゃ、

中でもロシアンブルーは、全部がA型らしいの」
 
 

新しい家。前の家から移動した物に囲まれているので違和感なし。
ウチの身体の小ささがわかる一枚。
 
 

ここ数ヶ月、いろんなことがあり、ウチはウンザリ。
季節的に不要になっている(ウチ愛用の)オイルヒーターの上で仏頂面。
 


ウチが寝ている隙にやってくる爪切り。
 
 
画像はちゃんと載ったかの?
やっとのり丸が新しい方法に慣れてきたので、見切り発車でスタートしてみたのじゃ。
(何回か、「ああ、もう、画面が消えたー」と愚痴っておったが…笑)
 
 
 
じゃあ、またの。

(※結構な間違いがあったので、かなり修正致しました。)

変化の渦の中で 【近況報告】

2020年04月03日 | 手記・のり丸
大変ご無沙汰をしております。

ロミ氏と私は今年の1月末、尼崎市から神戸市に移りました。
3LDKからワンルームになり、部屋の広さも1/3になりました。

友人とシェアする為に3LDKを借りたのですが、シェア解消後もひとりで割高な家賃を(約2年間)払いながら暮らしていました。
(引越しが面倒くさかったからです)

3LDKで広がっていた荷物をワンルームに合わせて減らしていくのは、(片付けられない私にとって)想像以上に大変な作業でした。

これ以上の先延ばしはやめよう、コスパの悪い生活を変えよう…と、重い腰を上げ、なんとか奇跡的に引っ越すことができてホッとしているところです。

ロミ氏は移動中は鳴き叫び、動揺していましたが、意外にも新しい部屋にはあっさりと(3時間ぐらいで)馴染みました。


さて私事ですが、昨年後半ぐらいから視神経萎縮が進み、PCやスマートフォンの画面がハッキリと見えなくなりました。
生活視力はあるので、日常生活の方はほとんど支障をきたしていません。

作業の最初の頃は画面が見えているのですが、途中から目が疲労してしまい文字が見えにくくなり「もうアカンわ」状態になり…つまり目の体力のようなもの(?)がなくなったようです。

PCに音声入力読み上げソフトも入れていますが、ブラインドタッチをしながら耳だけで入力してみると、「ああああオォお、マル、マル、ピリオド、ました、ビックリマーク」などと読み上げがうるさい上に(かなり)まどろっこしく、時間がかかります。

ブログを書き始めると、1日がかりになっています。
もともと遅筆の上、書いた文章の間違いが多いので訂正に時間を取られるからです。

そんな訳で、こんなに時間がかかるのなら、いっそのことブログはやめようかなぁ、と考えたりもしました。


ブログを公開するということは、同時にそれを読む「他者」という背景を意識することだと感じています。

思うままに書き殴る「秘密の日記」ならば、わざわざ公開する必要はないのです。
ですから私は常に読み手を意識して書いています。


そしてブログは強制的なものでもなければノルマがあるものでもないし、こうしなければならない(べきである)という法則もない…やり方は全く個人の自由であり、ブログに対する捉え方も各人各様です。

もしも自分がブログに追い詰められたり、何かしらの縛りみたいなものを感じることがあるのなら、それは他者のせいではなく、明らかに自分自身の問題だと私は捉えています。

…そんな自由なブログなので、のうのうと放置していましたが、放置している間も「他者」のことを考えていました。

「他者」への言葉を考えているということは、私にはまだ書きたいことがあるのかもしれません。

結局、その間は一行も書けませんでしたが…。

これからも果たして文字がちゃんとUPできるかわからないし、ロミ氏の画像もピンボケかもしれませんが(iPhoneのカメラ機能を信じて)
ブログ存続の方向で進んで行きたいと考えています。

なお、全く使いこなせていない「足あと機能」などの設定は(現時点までは)やめています。
いいねボタンも押したか押していないかハッキリ確認できないのと、自分の中でボタンを意識していない部分があり、触らないことも多いです。

それは皆様のブログにアクセスしてないということではありません。
深く感銘を受けることもあるし、シミジミすることもあるし、癒しをいただくこともあります。

今後はそういう合図を使いこなせないことが多くなると予想していますが、ご理解していただけたら嬉しいです。


亀のように速度の遅いブログですが、これからもよろしくお願いします。

これまでの画像32 マウンティングについて(+追伸)

2019年12月23日 | 猫・擬人化日記

ご無沙汰しておったの。

 

のり丸はいろんなことを考えて、それを言葉に残したいと思っておる。

すべての人に「この文」を受け入れてもらいたいというムシの良いことは考えていないし、むしろ「なんだ、この文?いったいどんな奴が書いているんだよ?」と感じる人の方が多いだろうと想像しながら書きはじめたらしいけどの。

 

のり丸がフワフワと考えたことが、もしほんの少しでも誰かの励みになることがあれば嬉しく思う。

そんな訳で、時々言葉を置いておきたいと思っているのじゃ。



↑この漫画を知っているじゃろうか?


 

なんと!最近「この猫、ロミちゃんに似てますね」と言った人がいたのじゃ。

え?いやぁ…あの〜、この猫はハチワレだし、丸顔だし、ウチよりよっぽどかわいいんじゃけど…でも、ちょっと嬉しいの。

ともかく、この猫の性格がウチを連想するそうじゃ。

そうかの?(笑)

て、まだ読んでないからわからんけどの。


今ごろ帰ってきて、と…しぶしぶのり丸を迎えるウチ。

 

さて、いつものように扉に飛び乗りながら、始めるのじゃ。

 

ロミの格言 その2

マウンティングゲームには参加しない

 
「底辺」とか「頂点」とか、そういう表現で人間を評価している言葉を聞く度に、つくづく人間ってややこしい生き物じゃの、と感じるわ。
だってすべて己の脳内で作り上げた価値観じゃろ?
 
人間は誰々より何かが上とか下とか、そんなことを思っては優越感を感じてみたり、卑屈になったりする。

当然「マウンティング」をされた人は「マウンティング」されたことに気づいている。
もちろん「マウンティング」などされていないのに、己の囚われが強くて相手に「マウンティング」されていると勘違いすることもある。
 
ただ、はっきりと断言できる。
この世の誰もが「他者から貶められたくない」のじゃ。
大抵の人間が偽善者の標的にされたくないし、人を見下すことによって優越感を感じている人間のことが嫌いじゃ。
 
もともと生命体としての優劣などどこにもないのに、時に人間はそういう価値観で苦しむのじゃ。
それは「他者の承認」を基準に動いてしまっている時に起こるのじゃ。
 
ウチはのり丸に認めてもらいたくて行動したことは一度もない。
「たまにはウチに認められるぐらい動けよ」と、のり丸に対して思うことはしょっちゅうじゃけどの。
 
 
 
さて、昨日の(オカン×のり丸)ひっさしぶりの電話じゃが…

オカン「…わかったわ。来年は引っ越すのね。報告ありがと。…そこを引っ越すのはいいかもしれないけど……それで…仕事の方は…ちゃんとしているでしょうね?先のことを見据えて、少しは世間の動きに目を配り、堅実に生きていかなければだめよ」
 
今までの電話では「うん、うん…そうだね」と機械的に返していたのり丸じゃ。
そもそもオカンは人の話を聞いていないし、こじらせると大変だからじゃ。
 
しかし今回は素で答えていた。

のり丸「仕事は常にあるけど不安定だし、今後も堅実に生きれないよ。そんな生き方は自分には無理や。もう、いい加減オカンもわかっとるやろ?」

オカン「……うん、それはそうだけど」

のり丸のオカンも年取って悟ったようじゃ。
 
というか、オカンもただオカンらしいセリフを吐いていただけなのじゃ。
子供の頃からのり丸の性質を見てきたオカンは、とっくの昔にあきらめている。
子供たちが自分が願ったように育たないものだということを、とっくの昔にわかっている。
 
実は、のり丸はリーマンを「すごい」と思っている。
以前は、リーマンができない自分にコンプレックスを感じていた。
のり丸にとってはリーマンを続けることは並大抵のことではないからじゃ。
 
リーマンの友人は先のことを考え、家を持ち、投資をし、社会的な信用も(のり丸よりもずっと)ある。
そしていざという時に、自分が築いてきたその「堅実な資産」で人を助けることもできるのじゃ。
 
それに反して、のり丸は「イチかバチか」という賭けのような生き方をしている。
「これしかできないし、これが好きだし、この道を進んいくしかない」そういう覚悟を固めている。
 
しかし、リーマンの友人の意見を聞くことでバランスが取れることも多い。
他人軸で生きることはできないが、他人の考えを聞くことは役に立つ。
 
この話とは別じゃが、自分のことを嫌いなアンチの意見もとても役に立つ。
アンチの意見には悪意が含まれていることもあるが、悪意の部分だけを取り除くと「(世間の)反対意見」を「代表」していることが多いのじゃ。

だからアンチによって自分を顧みることができ、方向性がハッキリと見えることがある。
 
まぁ、ともかく…
世で人の評価ほど不安定なものはないのじゃ。
 
不安定な他人軸で生きるのではなく、自分軸の中で「どうやって自分を助けて生きていくか」ということを考えていくしかないのじゃ、誰もがの。
 
 
PCの前にいると、なぜかイカ耳に…。
 
 
 
 
じゃあ、またの!
 
 
※誤字脱字、国語的表現の間違いが非常に多い為(自分で時間差を利用した)校閲?をしていますが、その時に文章を若干?削る癖があります。
(夜書くのと、昼書くのでは感覚が違うものですね)
 
 

これまでの画像31 身体の栄養、心の栄養

2019年12月10日 | 主に画像(ロミ)
のり丸のブログ放置がすごいため、ウチの格言を書くことにした。
10まであるのを少しずつ…なら(きっと)続くじゃろう…。
 
 
ロミの格言 その1
 
食事は身体の栄養7、心の栄養3の割合にする。
 
 
ウチの場合、栄養のあるカリカリをメインに食べて、時々猫缶や、ほんの少しおやつを食べている。
時たま、(味付けなしの)茹でた豚肉や鳥肉や白身魚などを一口食べることがある。
 
 
のり丸の部屋にあるヘボい体重計が実は狂っており、ウチの本当の体重は現在2.6キロ。
ウチは軽すぎるらしい。
 
キャットフードもいろいろ試したけれど、ゲロゲロと全部吐いたりして食べられないものもあった。
今食べているフードに関しては、「長年あるメーカーだし、悪いものではないから、このチョイスで良い。それに猫の食べる意欲が続くことが大切だ」
と獣医は言っているけどの。
(※参考までに。メインキャットフードは、ニュートロのナチュラルチョイス、ピュリナワンなど)
 
 
ウチはペットショップ暮らしが長かったのでカリカリだけでも大丈夫だが、のり丸が外から帰って来たときにおやつをくれることが心の栄養になっている。
食の細いウチはチュールでも残すことがあるのじゃが、最初のペロリで心は満足しているのじゃ。
 

さて、添加物てんこ盛りの加工食品を食べ、排気ガスやPM2.5をはじめ、汚染された環境で生きている人間についてじゃが…。
人間の生活もいつでも新鮮な空気を吸い、常に新鮮な食物を食べる、というわけにはいかないの。
それも一つの進化形態ともいえるかもしれんの。
この環境で生き延びた人間が、やがてはこの環境に適応したことになるからじゃ。
 
しかし、人間の場合は心の栄養の比重が猫よりずっと大きい生き物じゃ。
だから、やたらめったら禁止せず、心の栄養になる食事を優先した方がよい時もあるのじゃ。
 
人間は身体の栄養と心の栄養のバランスを上手にとりながら、五感を刺激しながら発達してきた生き物じゃからの。
 
 
 
【あからさまに不機嫌】
 
 
「………」
 
 
 
冷たいようで寂しげな横目を使ってみる。
 
のり丸「おやつにしようか?」
 
 
「ん!」目が輝く!
 
 
表情がガラッと変わる。
 
 
 
このひと時、心の栄養!…単純じゃけど。
 
 
 
 
会話も弾む。
 
 
ロミ「ん、ん、んなも~」
のり丸「ん?ん?んん~?」
 
朝から晩まで「ん」で会話しておる。
「ん」で通じ合うから、ある意味すごいの。
 
 
 【ワニの口にして寝る】
 
じゃあ、またの! (がんばって更新するの!)
 

これまでの画像30 飛ぶロミ

2019年11月25日 | 主に画像(ロミ)

【キツい、或いは睨んでいるように見られるウチの目つき】

 

今回は前回の続きじゃ。

前回のブログを見た友人から、のり丸にこんなメールが来たのじゃ。

>いつも思うんですが (ロミは)ドアの上にはどうやって登っているんですか?

 

ウチがどうやってドアの上に乗るか、百聞は一見に如かず、で画像を見せようと思う。

のり丸には何度も何度も撮影のチャンスを与えていたが、常にチャンスを逃していたおったようじゃ。

しかし昨日、とうとう撮影に成功したので(といってもiPhoneでの撮影だからピンボケ)、仕事に行く前にアップさせることにしたのじゃ。

今日の出発は遅いけれど、帰りは午前様。

どうせ頭が訳のわからん状態になっておって、ブログのアップどころではないからの。

 

【見えるかの、空中を飛んでいるウチが?】

 

【もう少しでドア】

 

【ドアにぶら下がる】

 

【…といつもこんな感じじゃ】

ドアの高さは大体190cmぐらいで、ドアの1m周辺に35cm以上の椅子や台があれば飛び乗ることが可能。

さすがに床からは無理じゃが、それにしてもすごい能力じゃろ。

 

のり丸が陸上部の時に得意だったのは幅跳びと高跳びで、当時はビルとビルの間、屋根から屋根の隙間を平気で飛ぶことができたらしい。

(※現在はそのような危険な行為はやっていません)

電柱をよじ登って部屋に入ることも軽々できたらしいが(…なんか誤解を招く表現じゃが)、その全盛期ののり丸でもウチには全く歯が立たん。

 

ウチが自分の背丈の何倍ぐらいある高さを飛んでいるか?

それを考えると、「すごいな、ロミは」とのり丸は感心するのじゃ。

 

とはいえ、ウチもここに来たばかりの頃は腕力がなくての…。

 

【↑これの段を登ることができなくて、ポトリと落ちたりした】

「大丈夫か?」と、のり丸をハラハラさせたものじゃ。

 

【↑この訓練の成果が出て】

今日のウチがおる訳じゃ。

猫の動きは基本が3Dだから、飼い主にとってはいいのか悪いのか…じゃがの。

 

 

さて、今から、のり丸は「でっかい人」を揉んでくるのじゃ。

帰ってきたら、ウチのマッサージもしてくれるかの?

 

【モミモミされながら寝るのも気持ちいいものじゃ】

 

じゃあ、またの!

 


これまでの画像29 ロミの平凡

2019年11月21日 | 主に画像(ロミ)

「おかえり、のり丸。まちくたびれたよ」

最近は、のり丸が帰ってくると玄関で、すでにゴロン。

 

【これは以前の出迎えの時】

ツンデレだから、さっさと背を向けてのり丸の前を歩いていたんじゃ。

ウチについてきんさい、と主導権を握って、キリっと歩いておった。

 

ところが最近は、ウチが先頭で歩く(ことは歩く)けど、クネクネ歩きながら廊下の途中で爪とぎ。

のり丸はウチの爪とぎが終わるまで後ろで待っとるけどの。

 

ロミ「あんた、なんかしゃべりんさいや」

のり丸「……あぁ、うん」

最近、のり丸は「あ、うん」ぐらいしか言わないからの。

 

別にのり丸は疲れているわけではないんじゃ。

ただ、少し新しいことをしているので、脳がフリーズしておるようじゃ。

こういう時、シングルタスクの脳は不便じゃ…切り替えがスムーズではないからの。

(今日なにを食べたのか?誰と会ったのか?…そういうことすらスラスラ出てこないのり丸じゃ)

 

さて、のり丸はなんだかんだいってこの仕事が大好きで、最近はなぜか大きい人のマッサージに凝っているそうじゃ。

120キロ近くある人の施術は脂肪層から筋肉層に到達するまでが大変なのじゃ。

(というか、のり丸の二倍以上はあるしの)

…マラソン選手に凝っていた時期もあったの。

いつか、人体の不思議を書いてみてもいいかもしれんの。

 

今日は、ウチの平凡な近況報告じゃ。

 

【まず部屋が汚い】
 
まるで外にいるような雰囲気。猫用のコタツはちゃんと入っとるけどの。
 
 
 

 【いろいろとのり丸を動かそうと作戦を練るウチ】

 

一番に思いついたのはこれじゃ。

 

【のり丸がいやがる事をわざとする】

ほら、ドアの上、これがどんだけすごいことか、どうじゃ♪どうじゃ♪

 

【高所の細いスペースでターン、高度な技術を見せつけるウチ】

 

【降りれなくなったから助けて!】

…これを繰り返すこと30回。

最初は「しかたがないなぁ、おいで」と両手を広げて抱き留めてくれていたのり丸じゃが、次第に「自力で降りれるだろ」とブツブツ言い始める始末じゃ。

むかつくので、31回目に「お・い・で」と仏頂面でのり丸が言ってきた時は、パシパシッとパンチをくれてやった。

「はぁ?パシパシ?助けに来たのに、なんで?」とのり丸は戸惑っていたが、ウチが毎回同じだと思わんといてや。

 

 【ウチは賢い猫。いろいろ学習しては、反応を変える】

 

【大好きな遊び。ハエハエブンブン】

釣り竿タイプの猫じゃらしに、黒い布を巻き付けているだけだが、本物のハエのように見えるからの。

 

【ついつい、本気でキャッチ】

なぜか大きいオモチャよりも楽しいんじゃ。

実際にクモとハエとカナブンを追ったことのあるウチには、こっちの方がリアリティがあるのかの。

 

【これは、100キンに売っていた眉毛ブラシ】

一応レディのコーナーで、のり丸がウチ用に探してくれたもの。

ウチはこのブラシが大好きじゃ。

ウチにピッタリじゃの。

 

【あ~、気持ちいい♪】

 ふがっ、となってしまう。


【顎が…?】

トロけるぐらい気持ちいい。

こんな、ささやかなことがすごく幸せじゃの。

 

じゃあ、またの!


これまでの画像28 楽をするということ

2019年11月01日 | 主に画像(ロミ)

ウチら室内猫は楽をしとるように見えるらしいが、とんでもない。
のり丸という人間の元へ来たのも、まぁゆうたらウチが選んだ訳でもないしの。
 
 
 
この人間(のり丸)、ルーティンや秩序が元々苦手じゃ。
苦手というより、秩序恐怖症に近いかもしれんの。

その上、今は決められた時間帯に連続して働ける体力もない。(自分のペースで動くことはできる)

だから、のり丸は自らの責任において自営業を選択しておるのじゃ。
 
しかし…こんな調子で、本当に将来どうなるのか?とウチは正直思う。

そもそものり丸の世代は年金はもらえるのか?…そうじゃの、もしいつかもらえたとしても自営業だから雀の涙じゃろうて。

いずれにしても生きていく道を、常に柔軟な思考で模索しなければならないの。
 

…ほらの。
こんな訳のわからん変人と一緒に生きとるじゃろ、ウチ。
 
 
 
だけどウチはのり丸に期待していない。
もともとのり丸に全く期待していないから、失望もしないのじゃが。
 
人に失望するのは、自分が相手に勝手な期待をかけていたからじゃないかの。
相手はただ「そのまま」の自分でいるだけじゃ。
そもそも相手は、考え方や価値観、物事のとらえ方が根本から全く違う人間じゃ。
 
そんな相手に、自分の期待どおりに振舞ってくれることを願うのは、ずいぶんと都合の良い話かもしれないの。
自分だって決して相手の思い通りにはならないじゃろ?
 
そういえば、ウチは一度ものり丸に媚びたことはないのぅ。
 
 
 
 
 
…今、のり丸が働き詰めで、全然ブログが書けないのじゃ。
風邪で熱が出る→回復後は働き詰め。(このパターン)

休んだら休んだ分、仕事をしなければならない。
不労所得がないから、当然といえば当然の生活なんじゃけどの。

以前のり丸には不労所得があったけれど今はない。
そう、人生には思いがけない変化が起こるのじゃ。

何かをアテにしていると、足元をすくわれる。
自分自身の肉体すらアテにならない。

この世にはアテにできるものはないということを前提に、一歩一歩、自分のペースで着実に歩いていくしかないのじゃ。
 
 
 
【鶴を折った記憶のないのり丸が、ネットを参考に折ってみたが…こ、これは…進化型鶴じゃった。】
 
 
 
【なんか遊びたくないんじゃが…】
 
 
 
【はいはい『バシッ』っと。…仕方なく遊んでやるの。】
 
 
のり丸はブログを書いている時はすごく楽しいそうじゃ。
本名や年齢や性別をさらしている仕事用のHPにはウチは登場しないけれど、ここでは自由に出てこれるじゃろ。
それに普段とは違う自分が出せるのは大切な時間じゃしの。(重要)
 
 
 
【ここはベランダに移動したケージの中じゃ。】
規約で猫はベランダに自由に出入りしたらいけないので、ベランダに出るときはこんな感じじゃ。
 
 
 
どうあがいても、ウチはこの生活を続けるしかできないの。
有料老人ホームで、「籠の鳥」を歌い続けていたお爺さんがおったそうじゃ。
 
♪籠の鳥でも 知恵ある鳥は 人目忍んで逢いに来る♪
 
このフレーズばかり繰り返して歌うそうじゃ。
 
 
 
ウチもケージから出たい。
けれどもどこか遠くに行きたいとは思わん。

自分探しの旅?
ウチは自分を探す必要はないのじゃ。
 
落とし物、なくしたものは自分の通った道、自分がいた場所にしかみつからん。
はるか彼方の地にいって、なんで落とし物やなくし物が見つかるのじゃ?
 
この場所にウチはおる。
 
 
 
【やっぱりここが好き】
ケージから出たら、一瞬気持ちが楽になった気がするの。
 
 
 
 
苦を避くるは苦の因
楽を求むるは苦の因
 
楽のみならば
楽すでに楽ならず
 
苦中に感ずる楽こそ
真の楽なり
 
楽は自然に来るもの
苦は自ら迎え求むるもの
 
世に苦なし
されど人 楽を求めて苦しむ
 
苦楽一なり
離れて存在すべからざるものなり
 
==野口晴哉(10代の頃の語録)/「回想の野口晴哉」野口昭子より==
 
 
 
 
 【そしていつものようにぐっすりと、夢も見ずに眠るのじゃ。】
 
 
「心なき言葉は、要するに空気の振動也。
心動けば、空気動かずとも、言葉として心は伝わる也、汝を愛するという言葉を発せずとも心は伝わる也。
 
その心、伝わらざる相手は鈍き也。
鈍きを相手にすべからず、同じに心動く相手こそ愛す可きなり。
拈華微笑(ねんげみしょう)という古人の言葉は、空気の振動を経ずとも、直接心から心に伝わるもののあることをいう也。
不思議なことなれどこの方に真実ある也」
 
==「回想の野口晴哉」野口昭子より==


心は伝わる也……だから、のり丸はウチいると心が和むのじゃろうの。

ウチ?…ウチはただこの場所に居るのみ。
ウチはいつも「我ここに佇む」だけかもしれんの。

 
 
じゃあ、またの。