佇む猫 (2) Dr.ロミと助手のアオの物語

気位の高いロシアンブルー(Dr.ロミ)と、野良出身で粗野な茶白(助手のアオ)の日常。主に擬人化日記。

これまでの画像29 ロミの平凡

2019年11月21日 | 主に画像(ロミ)

「おかえり、のり丸。まちくたびれたよ」

最近は、のり丸が帰ってくると玄関で、すでにゴロン。

 

【これは以前の出迎えの時】

ツンデレだから、さっさと背を向けてのり丸の前を歩いていたんじゃ。

ウチについてきんさい、と主導権を握って、キリっと歩いておった。

 

ところが最近は、ウチが先頭で歩く(ことは歩く)けど、クネクネ歩きながら廊下の途中で爪とぎ。

のり丸はウチの爪とぎが終わるまで後ろで待っとるけどの。

 

ロミ「あんた、なんかしゃべりんさいや」

のり丸「……あぁ、うん」

最近、のり丸は「あ、うん」ぐらいしか言わないからの。

 

別にのり丸は疲れているわけではないんじゃ。

ただ、少し新しいことをしているので、脳がフリーズしておるようじゃ。

こういう時、シングルタスクの脳は不便じゃ…切り替えがスムーズではないからの。

(今日なにを食べたのか?誰と会ったのか?…そういうことすらスラスラ出てこないのり丸じゃ)

 

さて、のり丸はなんだかんだいってこの仕事が大好きで、最近はなぜか大きい人のマッサージに凝っているそうじゃ。

120キロ近くある人の施術は脂肪層から筋肉層に到達するまでが大変なのじゃ。

(というか、のり丸の二倍以上はあるしの)

…マラソン選手に凝っていた時期もあったの。

いつか、人体の不思議を書いてみてもいいかもしれんの。

 

今日は、ウチの平凡な近況報告じゃ。

 

【まず部屋が汚い】
 
まるで外にいるような雰囲気。猫用のコタツはちゃんと入っとるけどの。
 
 
 

 【いろいろとのり丸を動かそうと作戦を練るウチ】

 

一番に思いついたのはこれじゃ。

 

【のり丸がいやがる事をわざとする】

ほら、ドアの上、これがどんだけすごいことか、どうじゃ♪どうじゃ♪

 

【高所の細いスペースでターン、高度な技術を見せつけるウチ】

 

【降りれなくなったから助けて!】

…これを繰り返すこと30回。

最初は「しかたがないなぁ、おいで」と両手を広げて抱き留めてくれていたのり丸じゃが、次第に「自力で降りれるだろ」とブツブツ言い始める始末じゃ。

むかつくので、31回目に「お・い・で」と仏頂面でのり丸が言ってきた時は、パシパシッとパンチをくれてやった。

「はぁ?パシパシ?助けに来たのに、なんで?」とのり丸は戸惑っていたが、ウチが毎回同じだと思わんといてや。

 

 【ウチは賢い猫。いろいろ学習しては、反応を変える】

 

【大好きな遊び。ハエハエブンブン】

釣り竿タイプの猫じゃらしに、黒い布を巻き付けているだけだが、本物のハエのように見えるからの。

 

【ついつい、本気でキャッチ】

なぜか大きいオモチャよりも楽しいんじゃ。

実際にクモとハエとカナブンを追ったことのあるウチには、こっちの方がリアリティがあるのかの。

 

【これは、100キンに売っていた眉毛ブラシ】

一応レディのコーナーで、のり丸がウチ用に探してくれたもの。

ウチはこのブラシが大好きじゃ。

ウチにピッタリじゃの。

 

【あ~、気持ちいい♪】

 ふがっ、となってしまう。


【顎が…?】

トロけるぐらい気持ちいい。

こんな、ささやかなことがすごく幸せじゃの。

 

じゃあ、またの!



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