3)青黛: 杯細胞の中の異常 | 潰瘍性大腸炎 & クローン病&過敏性腸症候群の改善・完治・根治

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わたしたちのからだの中には、ばい菌やウイルスなど外敵が侵入してきたとき、それと戦い、排除する仕組みがあります。皮膚にけがをしたとき、炎症を起きたあと、治っていくのはその仕組みのおかげです。
皮膚などは、洗ったり、薬を塗ったりと手当てがしやすい。でも、同じ皮膚でも、消化器官の表面を覆う粘膜は、体内にあり、出血個所にバンドエイドを貼るわけにもいかず、治すのが困難です。

●消化器官の中の消化物の滞在時間数
消化管の中で炎症を引き起こす原因に、食べ物や飲み物と一緒に入ってきたばい菌やウイルスがいます。口や食道での滞在時間は、短時間なので悪さをしにくい。胃は数時間ですが、強い酸性の胃液があり、外敵は活動しづらい。小腸の中も、液体や消化物は、大急ぎで通過します。

大腸は? 消化物の滞在時間は、12時間から時には数日に渡ります。温度が一定で、宿敵がいない大腸の中は、ばい菌やウイルスにとって、理想的な繁殖で、数を増やしながら、大腸の細胞の中へ侵攻しようと、てぐすねひいています。
そんなこともあり、大腸の中の消化物が通過する場所、つまり粘膜層には、外敵侵入防止のための仕組みがいくつもあります。

● 粘液の働き
最も重要な防衛システムは、粘膜層の上を覆う粘液です。粘液が減ったり、構成物質の柵の質が落ちれば、外敵は、あっという間に粘膜層の中に突入してきます。おまけに腸内細菌までも堂々と乱入してくる! 

潰瘍性大腸炎やクローン病の場合、特に直腸の粘液に問題が起きています。量が少ない、質が悪い。それだけでなく、柵が出ていく際の出口、つまり、杯細胞の表面の構造が、異形化している。

● 細胞の中の工場
なぜそんなことが起きるのか? 杯細胞の中にある各種の工場がきちんと機能していないためです。

各工場の稼働は、電気信号によってコントロールされています。もしも、柵を作る工場内で、信号の伝達が、なにかによって遮られたら、粘液の量が低下したり、質が落ちます。実際、炎症が起きている杯細胞の中には、出荷前の不良品の柵がたくさんある。

柵製造工場で作られた柵は、杯細胞の表面にある出口へ到着。杯細胞を上から見るとそこには、ハスの花の形をしたタンパク質でできた構造物が美しくきれいに並んでいて、折りたたまれた柵が、花弁の隙間を通って出てくるのが見えます。
花のつぼみは、杯細胞の中の花製造工場で作られます。もしも、この工場に、異常な電気信号が送られてきたら、タンパク質を組み立てるとき、花びらではなく、形まちまちの岩の集まりになってしまう。

大切な電気信号系統を乱している原因は何か? 人間が作り出した人工的な化学物質が、怪しいと考えられます。