教育

教員1年目にすべき3つのこと 〜習慣化する事で効率的に〜

教員採用試験に合格し、教員になると意外と教員が忙しいことに気がつくのではないでしょうか?

教員は授業と授業の間に休み時間もあるし、夏休みもある。

と思っていたら授業と授業の間には提出プリントの確認や出欠の入力、次の授業の準備、配布プリントの印刷、教科会(他の先生方との打ち合わせ)、生徒指導等。挙げたらキリがありません。

夏休みは夏休みで夏期講習があったり、進路指導や運動会準備、部活動(遠征)等やること盛りだくさんです。

さらに、農業の教員であれば夏休みの実習があり、一日中暑い中作業をすることも多いでしょう。

新規採用者の皆様はそのような多忙の教員生活の中で新規採用職員研修も受けなくてはならず、非常に大変です。

 

今回は多忙な教員生活を少しでも楽にするためにできることを3つ書きたいと思います。

 

Contents

①.毎日のタスク管理をする

教員の落とし穴とも言えるのがタスク管理です。一般企業であれば、毎日様々な案件をこなしたり、取引先に出向いたり、来客を迎えることもあると思いますが、教員は一般企業と違い、そこまで日々の変化がありません。

基本的に曜日によって授業は決まります。たまに来客がある程度だと思います。なので、タスク管理を行っていない教員も多い気がします。

しかし、なんとなくタスク管理すると思わぬ落とし穴が待っています。

昔の私は、

  • 会議忘れてた〜
  • 生徒との約束忘れてた〜
  • あの書類今日までだった〜
  • 外部と連絡を取らなくては!
  • 今日、見回りだっけ?

など、色々と忘れることが多かったです。

 

そんなこと有り得ない!

っという人は読み飛ばしてください。

 

私は覚えてるつもりなのですが、「たまーに」抜けがありました。

その「たまーの」抜けが生徒や保護者、同僚からの信頼の失墜に繋がります。

 

教員は曜日で授業が決まってるから大丈夫。と思うのではなく、

必ず、前日に次の日にやるべきことをまとめておくと良いと思います。

例えば

  1. 朝一で○○と面談
  2. ホームルーム用のプリント作成
  3. 16:00〜 運営委員会
  4. 17:00〜 ○○と文化祭についての打ち合わせ
  5. 教材研究(パワポ・板書ノート作り)
  6. 時間があれば、来週の委員会の内容検討、資料作り

といったところ。

 

まずは、前日に明日やるべきことを殴り書きでも良いので書き出すことを始めてみてはいかがでしょう。

 

手帳を持っている場合は手帳に記入し、何度も見直したり、書き足したりするとより一層の良いでしょう。

私はシステム手帳に憧れてシステム手帳を購入して予定を管理しています。

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最近では、「スクールプランニングノート(教員用手帳)」も販売されています。この手帳は教員用にカスタマイズされているので、生徒の様子や生徒指導内容等を書き込みやすいように工夫されているのでオススメです。

私も使ってみたいのですが、なんせシステム手帳カバーがとても高価なものだったので乗り換えられずにいます。

②.考査問題は授業が終わったらその都度少しずつ作る

皆さんは考査問題をいつ作っていますか?

大体の教員が試験前に作ると思います。(多分)

しかし、私は基本的には授業が終わったらすぐに考査問題を作ります。

すぐに作るメリットは3つあります。

口頭のみで伝えたことも、記憶が新しいので考査問題に反映しやすい。

考査問題を作る時、ノートに書かせたことだけを問題にするなら簡単ですが、口頭で説明したことも出題したい事もありますよね?

ちゃんと授業を聞いていたのかを把握するためです。

記憶が新しい内に作り始める事で、雑談の内容とかも覚えてるので問題も思いつきやすいです。

テストに出るぞー!っと言ったところを確実に出す事ができる

皆さんは「テストに出るぞー」っと言って出さなかった事ありますか?私は出すと言って出さず(忘れてた)、生徒からブーイングをもらったことがあります。

すぐに作り始めることでそのようなミスを減らすことができるはずです。

さらに、生徒からしても、「おっ、この先生は話をちゃんと聞いておいた方がいいぞ!」っと思うハズです。

そうすることで授業もグッとやりやすくなるハズですよっ。

考査前に焦らなくて良い。

考査前になると夜遅くまで残って問題を作っている教員をよく見ます。

しかし、授業の度に少しずつ作っていけば考査前にはほぼ完成しているはずなので焦らなくても大丈夫です。

さらに、最後の授業の時には問題数や試験内容を把握しているので重点的に勉強させたい所を指示したり、考査問題が足りなそうだったら最後の授業で調整したりすることもできます。

③.パワポ(スライド)作りに精を出す。

パワポを作る?

以前の記事に書かせていただきましたが、私はほぼ毎回の授業でパワポを使って授業を行います。さらに、授業だけでなくホームルーム活動でも確実に使います。

授業でのスライド(パワポ)利用のススメ授業でのICTの活用が叫ばれてから随分と時が経ちましたが、半数以上の教員はICT活用率が低いように思えます。 ICTを活用した方が...

1年生、2年生、3年生用のホームルーム活動(ロングホームルーム)のパワーポイントは学校が変わってもある程度使い回しできるので、一度作ったらずっと使えます。

初任者の時は時間もなくて本当に辛かったですが、パワポ作りに精を出したお陰で今はホームルーム活動もほぼ時間を掛けずに準備できます。

 

アイキャッチ画像を盛り込むことで生徒の心も惹きつけることも出来ますし、時間の短縮になることもあるので本当にオススメです。

まとめ

初任者は本当に忙しくやること盛り沢山ですが、そんな初任者の時にこそ、基本的な教員としての習慣を身に付けるべきだと思います。

  1. 毎日のタスク管理をする
    ミスを無くしましょう。
  2. 考査問題は授業が終わったらその都度少しずつ作る
    考査前に焦って作るのはミスの元です。
  3. パワポ(スライド)作りに精を出す
    パワポは一度作ったら一生涯使える。

初任者の方はもちろん、2〜3年目位の教員の皆さんにとっても参考になれば幸いです。

POSTED COMMENT

  1. ちゃんぢゃ より:

    いろいろ勉強になります(o^^o)
    スクールプランニングノートなる手帳があるのね!むっちゃ気になる〜
    買ったら見せてくださーい^^

    • agritrie より:

      コメントありがとうございます。
      スクールプランニングノート、買ったらお見せします!

      今、9月なので、買うとしても来年度版からかな〜っと思いますが〜

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