資格試験学習は順調ですか?

資格試験学習は、独学であっても、通学等講座受講であっても、効果的な自主学習の実行が鍵だと思います。

このブログでは、私自身や周囲の人たちの資格試験への取組みの経験から得た「資格試験自主学習に関する気づき」を投稿しています。





今回は社会人学習者の重要学習スポット「通勤電車学習」についてです。


はじめに ~「通勤電車学習」の必要性~

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今回は社会人学習者にとって重要な学習スポットである「通勤電車学習」について投稿します。

私たち社会人学習者の資格試験学習において、重要課題のひとつが「学習時間の確保」です。

最近でこそ「働き方改革」で残業時間が減少し、社会人も平日の学習時間確保がしやすくなってきたとは言え、職場環境は様々であり、平日勤務帰宅後の学習が厳しい方もまだまだ多いのではないでしょうか?。

そこで平日の学習時間確保の手段として検討したいのが、「通勤電車学習です。

「通勤電車学習」と言えば、昔から社会人学習者の平日学習の王道ですが、長年通勤電車内で周囲を観察していますが、昔も今もそれほど多くの人が学習しているように見えません。

近年で変わったのは、眠っている人が少なくなり、その分スマホをさわっている人が増えた事でしょうか。

ただ、スマホをいじっている人やイヤホンをしている人の中には、英会話や学習講義関係の音源を聞いていそうな人や、ユーチューブで講義動画を視聴しているらしき人も増えている様子で時代の変化を感じます。

これらのデジタル学習が今後の主流になるのかもしれませんが、今回はまだまだ注目すべき、通勤電車内でのアナログ学習をテーマに私の経験から得た内容をお話します。


1. 通勤電車学習の工夫① 恥ずかしさを克服する

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「さあ、通勤電車でも勉強するぞ!」と意気込んでみたものの、これまで「通勤電車学習」の経験がない人は、最初のうちは、慣れない事もあり恥ずかしいものではないでしょうか?

まず今どきは、電車内でテキストや問題集を開いて勉強している社会人など、あまり見かけないでしょう。

朝の電車内で座っている人を見ても、ほとんどの人がスマホをいじっているか寝ています。

本を読んでいる人もいますが、テキストや問題集を開いて勉強している人はまれな存在です。

(それだけにそういう人、特に社会人を見かけると、ついつい気になってしまいます。)

このような中で慣れない勉強を行うのは、なかなか恥ずかしく、集中できず、しんどいと感じるかも知れません。

しかし、これは慣れるしかありません。さあ「通勤電車学習」をはじめましょう!

最初は集中できなくても、だんだんとできるようになるものです。

継続です。

誰にも遠慮は要りません。

ただ、集中するあまり、肘が隣の人にあたったり、ペンやマーカーを落としたりしないよう注意しましょう。

他の人に迷惑をかけないよう細心の注意が必要なのは当然です。


2. 通勤電車学習の工夫② 眠い日は座らない

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さて、「通勤電車学習」においても自宅学習と同じく、いつも良いコンディションで取り組めるわけではないでしょう。

私の場合、京阪電車で京都方面へ通勤している時も、大阪方面へ通勤している時も、ほとんど座れる事はなく通勤してきました。

したがって私の「通勤電車学習」は立って行う事が多く、この時はかなりの睡眠不足でも学習できました。

しかし、寝不足の日に座れた場合、朝から睡魔に襲われやすくなり、全く勉強できませんでした。

寝不足の日は座れても、あえて座らずに学習していました。


3. 通勤電車学習の工夫③ 混雑時は奥へ奥へ

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電車通勤の方も当然に様々なシチュエーションがあると思います。

問題集を開けるどころか、手帳を見る事も困難な満員電車で通勤している方もいるでしょう。

ただ、もしそこまで混雑した電車に乗るのでなければ、安全地帯を探しましょう

私の場合は、

それほど混んでいない場合は、扉の近くでもたれながら勉強しますが、混雑度合いが高い場合は、すぐに扉付近を離れ、奥の方の安全地帯を探して陣取るようにしています。

これである程度の混雑でも勉強可能です。


4. 通勤電車学習の工夫④ 計算問題は少し早めの各駅停車で

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私の「通勤電車学習」の基本は立って学習する事ですが、計算問題を解くときなどは流石に立っていてはできません

資格試験の内容によりますが、私の受験した資格試験では、行政書士試験の場合は基本的に計算はありませんでしたが、中小企業診断士やFP1級等の場合は計算問題の比重が高かったため、座る環境を確保しないと学習がはかどりませんでした。

このような時、私はいつもより2本程早い電車に乗って座席を確保して学習していました。

ひざの上にカバンを置き、机代わりにして学習していました。

5. 通勤電車学習の工夫⑤ 帰りの電車は無理しない

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若い頃は、帰りの電車で読書をしてもフツウにできたのですが・・・

40歳代も半ばになると、帰りの電車で座って起きていられる状態を保つのは至難の業になっていき、

立っていても眠りに落ちてしまいそうになります。

色々工夫してみましたが、私はこれは克服できていません。

最近は帰りの電車はあきらめて眠るようにしています。

その代わりに下車駅の待合室で少しだけ勉強するようにしていました。


6. 通勤電車学習の工夫⑥ 散歩学習とも組合せ

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座って学習するために、早い時間の電車で通勤する場合、職場に早く着きすぎてしまう事になります。

このような場合は、

下車駅のホームの椅子や待合室

カフェやコンビニのイートインで、もう少し学習したり、

ひとつ手前の駅で降りて、「散歩学習」(これについてはまた別稿で投稿します)で少し歩きながら学習したりする事をルーティンに組み込んでいました。


7. 通勤電車学習の工夫⑦ 眼精疲労に注意

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さて、これで「通勤電車学習」がスムーズに開始できるのではないでしょうか?

あなたの環境に合わせて更に工夫を加えて、学習時間を確保して下さい。

ただ、「通勤電車学習」では、もう一つ注意して欲しい事があります。

それは、「眼精疲労」「視力低下」です

普通は中高年になってから近視が進行する事は少ないそうですが、私の場合は確実に進行しました。

肩首のコリや頭痛もひどいもので、明らかに長期間の過度な「通勤電車学習」が影響していたと思います。

電車内での学習は目に極度の負担がかかるようです。

眼科医の先生の本では、電車内は外を眺めるか眠るのが良いと書いてありました。

私のようにならないように、適度に眼精疲労を和らげる工夫が必要だと思います。

色々試して目が悪くならないように注意して下さい


最後に ~ 学習の習慣化にも効果有り ! ~

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色々と工夫が必要であったり、注意が必要な「通勤電車学習」ですが、

私の経験上、比較的頭が冴えている、朝の通勤時間帯に、たとえ短時間でも学習時間が確保でき、有効な学習方法でした。

そして、更に良かったのは、学習の習慣化に有効だった事でした。

学習が、毎日のルーティンである通勤電車に乗車するという行動と、次第にセットの行動となっていき習慣化され毎日自然に学習を開始する事ができるようになっていきました

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今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

あなたが受験される資格試験の合格をお祈りしています。

北河内 学