学力テストとは文部科学省が小学6年生と中学3年生の全生徒を対象として実施している全国学力・学習状況調査です。
先日の新聞には2019年4月に実施した学力テストの結果が載っていました。
計201万6876人分の集計です。
英語の学力テストは今回初めて実施されました。
県別第1位は福井県です。 毎年トップクラスの福井県。県を上げて教育に力を入れていますね。
福井県の教育委員会は「中学校1校あたり1人の割合で外国人指導助手(ALT)を配置するなど、生の英語に触れられる環境が整っていることが要因だ」と言っています。
私の住んでいる愛知県は全国平均を1パーセント上回ったようですが、県教育委は「外国語指導助手を積極的に配置するなどの継続した取り組みの成果ではないか」と言っています。
つまりどちらの件もALTの数を増やしたり、英語の授業の時間を増やしたり工夫をしている、ということですよね。
以下は中日新聞からの抜粋をまとめたものです。
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中3英語は「読む・聞く・書く・話す」の4技能について出題されました。
それぞれの平均正答率は「読む」56.2パーセント、「聞く」68.3パーセントに対し、「書く」は46.4パーセント、「話す」は30.8パーセントと低い結果となりました。
「書く」では、2枚の図を比較して25語以上で考えを記す問題で正答率が1.9パーセントにとどまり、基本的な語や文法を活用した表現が出来ていませんでした。
パソコンで出題し生徒の声を記録した「話す」でも、2人のやり取りを聞いて即興で質問できるかどうかをみる問題で正答率が10.5パーセントと低いです。
パソコンの整備状況が各校で異なるため「話す」に限っては不参加を容認し、結果も参考値としました。
同時に行ったアンケートでは「英語の勉強が好き」と感じている生徒の方が、正答率が高い傾向が出ました。
英語で自分の考えをまとめたりするような授業を受けている生徒の方が英語を好きと感じており、授業の工夫が学力向上につながることをうかがわせています。
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学力テストの結果から、日本の子供たちは「読む」「聞く」という英語を理解する能力は高いものの、「書く」「話す」という英語で表現することが苦手と言う結果が出ました。
日々のが練習の積み重ねが必要なことはもちろん、コツをつかんで効果的に学習することも必要ですね。
英検3級でも「書く」「話す」が増えていきますので、この2つの技能の克服が壁になる子供も多いのです。
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