クラウドファンディング・ソーシャルレンディングについて

こんにちは。元野村マンのぺいまるです。

最近話題になってきており、今後急速に普及していきそうなソーシャルレンディングについて調べてまとめてみました。

次章では実際に投資してみましたので、気になる方はその経過も是非ご覧ください。

クラウドファンディング・ソーシャルレンディング歴史

2005年~
イギリスで個人間の小口融資サービスとしてスタート。
サービス運営会社が格付けを行うが、金利変動する仕組み。

2006年~
アメリカで類似サービスが始まる。

2008年~
日本ではマネオがオークション型の同サービスを開始

クラウドファンディングの種類

クラウドファンディングの種類

クラウドファンディングは、資金を調達したい人が資金を調達する手段です。

出資の方法は主に5種類あります。

寄付型

資金調達者側はノーリスクで集金でき、出資者は自分の意向に沿った寄付が行えることから、とても社会貢献度の高いものです。

購入型

資金はないがスキルや知識をもった人にとって有用な方法です。調達した資金を返済する必要がなく、購入先を確保した上で商品やサービスの開発を行うことができます。出資者は、気に入った商品を優先的に購入できる権利などを目的とします。

貸付型

社会からの信頼が低い発行体の資金調達手段。出資は、国債や事業社債などの金利よりも更にリスクを取った運用を行いたい人向けとなっています。返済義務が生じ、比較的リターンも見込みやすいためクラウドファンディング市場ではこの貸付型・ソーシャルレンディングが最も盛んです。

ファンド型

プロジェクト単位での資金調達、出資を目的とすることが多い。分かりやすい例でいうと、映画ファンドなどがあります。ある映画を作成するための目的(プロジェクト)のために出資を募り、資金を調達します。

株式型

これまで個人投資家では参入しづらかった未公開株への出資を、少額から投資可能にしました。未公開株が成長することにより、配当によるインカムだけでなく上場などで得られるキャピタルゲインを目的とします。ハイリスクハイリターンの投資方法。

株式型クラウドファンディングについては次の記事にまとめてあります。

概況(がいきょう)

現在日本でも貸付型ソーシャルレンディングを中心に大きく拡大を続けています。

非上場株式の発行を通じた株式型も拡大に寄与しており、2017年度プロジェクト数は15,321件あります。

新規支援プロジェクトは、購入型と貸付型が二分しています
貸付型は利回り競争が激化してきており、購入型は地域活性・創生やものづくりプロダクト系が件数増加させています。

購入型は1プロジェクト当たり10万円~のものから1億円以上のものまであり、今後も大きな成長が見込まれます。

ファンド型においては、以前から扱われていた事業性ファンド等に加え、2017年に不動産特定共同事業法が改正され、小規模不動産に限ってインターネットで投資が出来る クラウドファンディングを活用した投資環境が整う見込みです。

不動産ファンドが扱えるようになることで拡大の期待が高まっています。

国土交通省の強い推進によって、不動産事業者が使いやすく、かつ投資家の保護を図る環境が整う見通しです。

世界のクラウドファンディング市場

2014年時点でのクラウドファンディングでの総調達額は約2兆円規模です。
2015年には総調達額は約4兆円規模に成長しています。
世界のクラウドファンディング市場では貸付型・融資型が全体の調達額増加を引っ張っています。

日本のクラウドファンディング市場

世界の流れに乗り、日本でも貸付型を中心に市場規模が拡大しています。
日本で注目されるきっかけとなったのは、2011年の東日本大震災の復興のための寄付型クラウドファンディングです。
こういった社会貢献性の高いサービスの普及は喜ばしいですね。

クラウドファンディング市場

購入型クラウファンディング【ハイリスク投資】

歴史の浅いクラウドファンディング業界ですが、購入型のプロジェクトは目に見える・実際手に取れるメリットが受けて順調に規模を拡大しています。

キャンプファイアはソフトバンクがM&Aしたそうな雰囲気ありますね!

まとめ

クラウドファンディングの歴史自体はまだ浅いものですが、すでに多くの企業が参入しています。
中にはソフトバンクグループやサイバーエージェントが運営母体のサイトもあり、市場全体の今後の成長が楽しみです。