読むクスリ

読んでいてクスリと笑ってしまうような、心の処方箋に。
道徳大好き小学校教諭です。
現在、双子の育児に奮闘中。

二宮金次郎×働き方改革 教材研究

2019-08-18 19:40:36 | 道徳
道徳、長文。脳内独り言です!スルーして。

眠っていたチャリに油をさし、図書館へゴー!YouTubeでゲームの実況ばっか見てないで、そろそろガチで教材研究をやらんとな。


今年は掛川道徳をテーマに、1年かけて他教科との関連を図った道徳の授業に挑戦してます。11月は、一斉研で二宮金次郎「わらじ作り」の授業公開がある。

そもそも、

なぜ、全国の小学校に金次郎像があるんだ?学校ってのは、子どもに四六時中勉強しろと言いたいのか?

薪を背負って本を読むのは危ない!むしろ、前向いて歩けって注意されるだろ?

二宮金次郎は過労死ライン超えてるだろ!朝は薪拾い(歩きながら読書)、昼は農作業、夜はわらじ作りって、どんだけ働くねん。


とか唇をとんがらせつつ、報徳の精神を勉強。

二宮金次郎関連の本を15冊くらいドサっと積んで、読み比べてみる。

たまたま図書館にいた同じ職場の松井さんに「やりすぎんなよー」って笑われた。


児童書は、勧善懲悪要素、満載。金次郎の優等生っぷりに、本当か?と言いたい。

次々と分厚い本に手を伸ばし…

結局、わらじ作りについてのエピソードは、ほとんど見つからなかった。


最初は仏頂面して読んでたけど、だんだんと点と点が線に繋がって、エピソードに隠された教訓も理解できてきた。

親孝行と勤労の代名詞みたいな二宮金次郎は、時代に逆行してるかと思っていたけど、合理主義と協働の考え方は、むしろ今の時代に合ってる!しかも、あの薪は、お金のしくみに深く関わる付加価値の高い物だった!

道徳ってさ、不易流行だから、時代によって考え方とか価値観って変わるものだし、今はそうかもしれないけど、本当に?って思うんだよね。

でも、二宮金次郎の普遍的な価値を知ったら、「キンジローって時代遅れじゃん」って言ってた自分がなんと幼稚なことかと反省した。むしろ、大人の金次郎の経済学は、大人の私が学んでも面白いと思うぞ。

私は色々とわかってきたから、
今度は、子どもっちに
「こんなに働いたら十分でしょう。疲れてるんだから、夜までわらじ作りで働かなくてもいいじゃん。」と、ゆさぶりをかけながら、どうやって価値に迫るかだなー。

ねらいは
だれのために、何のために働くのか…
働く喜びとは…
働くとは…
働き方…
現代的な課題じゃん!

協働をねらいたい。
けど、協働って、働く喜びの要素の一つなんだよな。

働く喜びとは?
お金を稼ぐ!
自分の成長!
人との協力!
他にも色々出てきそう。

労働時間から仕掛けてみるか、
働く人や環境って視点もありだな。
最近の働き方改革のニュースを事前に討論してみてもいいな。
それじゃあ他人事の評論家みたいで嫌かーでも、政治家っぽく演出したら面白くなるかな。

歴史も勉強していない小3が、二宮金次郎を身近に感じるのは難しいけれど、案外日頃の生活の中にある報徳の精神とつなげればいけるかも!

積小為大

やれるだけやってみるか!gg!

#小学校
#3年道徳
#二宮金次郎
#二宮金次郎から働き方改革を考えたら面白そう
#掛川道徳
#わらじ作り
#報徳の精神
#教材研究すれども答えは出ず
#チャリで来た
#夏休みの勉強、先生も同じ気持ち

最新の画像もっと見る

コメントを投稿