私には味方なんていないと思った。

誰も私の言うことを信じないし、大げさだと笑った。

『この子を自閉症なんて言わないで。お母さん。そんな悲しいこと言わないで。』

みんながそう言ってきた。

まるで私を嘘つきのように。まるで私をオオカミ少年のように。

育児が大変なのは、お母さんのせいと言わんばかり。

4歳になって楽になった理由は、息子自身の成長もあるけど、周囲が息子の自閉症を信じ始めたことがでかかった。

『気にしすぎだよ。』『息子くんそんな風には見えないよ。』『そんな~。そんな風に言ったら息子くんかわいそうだよ。』

いつの間にか言われなくなった、私にとって地雷の台詞。

気づいているのは母親だけ。子どもの対応しているのは母親だけ。

本当にこの世の中に、まだまだ誰からも助けてもらえないままに、孤独に腐っていく障害児ママがたくさんいる。

自分だけが大変さを叫んで。

自分だけが未来の心配ごとを増やして。

自分だけが子どもと向き合って逃げられない。

そんなあなたを助けたい!本当に!心から!

小さなところからでも、障害児ママを信じてあげて、自由をあげたい。

私の願いは叶いますように。どうか黒い雲に消えませんように。苦しむママを救えますように。