銀閣寺の佇まいがいい!
知恩院の前の道=神宮道を北に向かって歩きました。神宮道のバス停から京都市バスに乗って銀閣寺道へ。
バス停を下りてから 東山に向かって歩いていきました。ここも狭い参道ですが 清水寺ほど人出がないので歩きやすいです。
金閣寺(鹿苑寺)には行ったことがあったのですが 銀閣寺は初めてでした。
急遽 京都観光を決めたので予習もなし。
でも 銀閣寺、良かった~~!
金閣寺も、ゴージャスで美しいけれど 全く趣を異にする銀閣寺は地味。だけど、そこがいい!
わびさびの東山文化を代表するお寺です。
「銀閣」の謂れについては諸説あるものの、銀箔は貼られたことはなく 外側に漆を塗ってあったそうです。そして、この「銀閣」という呼び名は 江戸時代以降(1645年~)だそうです。
金閣寺は 入ると眼の前に広がる鏡湖池の向こうに燦然と輝いて その姿を池に落としていて 目を見張りますが、銀閣寺は 小さな門をくぐると すぐに 目の前に高垣が迫っています。
石垣・竹垣・樫の生け垣の三段の高垣が両側に迫る参道を通って進むと、拝観料を収めるところがあります。
拝観料は 500円ですが、お札を頂けるのでなんだか得した気分になります^^
これは 金閣寺でも頂けます。映画「ボヘミアン・ラプソディ」でフレディがアルバム作りのためにポールとともに借りていたガラス張りのおしゃれな家に、なぜか金閣寺のお札が貼ってありました…発見してびっくり!^^
向月台
この上にあがって月を鑑賞した、と言われているのですが…高さ180センチもあり、円錐状なので上がりにくいよ?
向月台は毎日手入れされているようです。
金閣寺もいいですが 静かな佇まいの銀閣寺は、心に染みますなぁ…
高さ66センチに盛り上げた砂は銀沙灘(ぎんしゃだん)と言って 月の光を反射させて本堂を照らす役割があったとか… ほんまかいな?w
東求堂 (とうぐどう)
足利義政が造営した室町時代の遺構。この建物の中の「同仁斎」とよばれる四畳半の部屋は 書院造の原型ともいわれ、日本建築の基礎になっているそうです。
春と秋に公開されていて、この日も公開されてましたが 一回20名で案内付きで回るのですが 最終の15:30の回に間に合いませんでした…残念!
金閣寺と違い 東山の山裾を利用した池泉回遊式庭園は野趣にあふれていて 緑滴る中を歩くのも楽しかったです!
なんだか 雰囲気が苔寺(西芳寺)に似てると思ったら…足利義政が西芳寺のような庭園にしたい、と何度も西芳寺を訪れて 似せて作った庭園とのことです。
緑の絨毯が美しいです。
回遊式庭園の中でも、かなり高低差がありますね。観音殿(銀閣)を見下ろせる高台から。
銀閣の裏側からの写真です。
こじんまりとした池も 銀閣寺らしいわびさびの風情。
しっとりとした風情のある銀閣寺の方が 日本らしい幽玄の美を感じます。
ここが東山文化の発祥の地。能、華道、茶道、庭園、建築などの芸術が花開き いまでもその文化は縷縷と受け継がれて現代に至っていると思うと感慨深いものがあります。
日本人の心のふるさとのような場所です。予想外に良くて楽しかったです!
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