Cartier, Crystallization of Time
「カルティエ、時の結晶」
…序章「時の間」
「色と素材のトランスフォーメーション」
「フォルムとデザイン」 「ユニヴァーサルな好奇心」
3つの視点からカルティエのイノヴェーションに満ちた
デザインの世界を探求
今回の展覧会では
1970年代以降の現代作品に焦点を当て
展示されている現代作品は個人所有のものが多く
総出品数のおよそ半分を占めているそうだ。
通常は公開されることのない、世界の個人所蔵作品を
間近で見ることができる貴重なチャンス。
目の保養にも、デザインの参考にもなる
ハイジュエリーコレクションの図録
。。。。。
イントロダクションは
杉本博司氏による 「逆行時計」の展示
暗闇に佇む 大きな逆回転の古時計
先ずは、アール・デコデザインが美しい
ミステリークロックのコーナーから
この時計、歯車などは一切見えず
針がクリスタルの中に浮かんでいるという不思議。
会場のデザインを手掛けたのは
杉本博司氏と榊田倫之氏による新素材研究所
大谷石のブロックが積み重なった迷路のような展示コーナーは
洞窟探検のようなアミューズメント的な楽しさ！
暗い空間に宝石のキューブケースが浮かび上がる。
そして 。。。
彗星の軌道をイメージしたという展示ケースも カッコイイ！
後半この辺から、ゴージャスなジュエリー群の
“撮影可能”コーナー
♡♡♡
印象的だったのは展示に使われていたトルソー
樹齢2000年を超える神代杉など、太古の木を使った台座は
宝飾品の一点一点に合わせて制作した手彫りなのだそう
木目というのも、まさに“時の結晶”
モナコ大公宮殿コレクション
ルイ・カルティエは
世界のあらゆる文化と芸術に興味を持ち
美術品や文献を収集
日本の屏風絵、浮世絵などからもインスピレーションを得た
図録のイメージ：力強い龍図は蕭白
波しぶきまでも！
一角に
日本の古美術品とハイジュエリーを組み合わせた
展示コーナーがあり
この鎌倉時代の地蔵菩薩の掛軸が、とくに素晴らしく
目を凝らしてよく見てみると
お地蔵さまも、素敵なネックレスをつけているのだ。
燕子花図屏風
琳派からのインスピレーション
藍色、深緑…
サファイヤ、エメラルド、ダイヤモンド
女心をくすぐるカラフルな宝石の組み合わせ
フルーツいっぱい♡！
“トゥッティフルッティ”
自然界のモチーフ
…
動植物ほど、神秘に満ちた造形はない。
オーキッドのブローチは
アメジスト、アクアマリンのミステリーセッティング
アリゲーターのフォルムはとても美しい
ウチにも似たような紛い物があるけど。笑
(^^;
カルティエの象徴
パンテールデザインのものは多く展示されていた。
極めつけはこの王冠！
（ヘアバンドという表記だけど）
キラっキラの煌めきがハンパない！
見つめているだけで、満たされる… というか
吸い込まれそうな感じ。
アメジスト＆トルコ石の組み合わせが好きで
クオリティこそ違えど
自分でもこの石の組み合わせのネックレスや
ピアスをよく作って身につけている。
このカルティエネックレスは ♡My Favorite “永遠の憧れ”
ハデ派手～
このクリアファイルは、ちょっと使いづらいかな 。。。
杉本博司さん
今、もっとも目が離せない人だ。
国立新美術館の外観
夜は “ミステリーセッティング”のように輝き 綺麗～♡